Makoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Mako

Mako

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ハゲタカ(2009年製作の映画)

4.2

誰かになれ。強くなれ。

企業が欲しいのは機械のように動く兵士であり、信念を持つ人間は邪魔者になる。個性の消滅。労働者を人間扱いしない企業でイノベーションなんか起こらない。シナジー効果の欠片もない。雇
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別離(2011年製作の映画)

4.6

無駄な会話がない。早送りしてはいけない。作品の展開が技巧に富んでいるからか、非日常な出来事は何もないのに、どの場面も深く脳裏に刻み込まれている。

親は子どもの言うことなら何でも受け入れるというけれど
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マジック・マイクXXL(2015年製作の映画)

3.2

前作のほうが好きかな。
あんまり内容覚えてないけど笑

男性陣も素敵だけど、楽しんでる女の子たちを見るのが好き。

最後のステージの選曲が良かったな。
ショー・ダンサーというよりエンターテイナーで、い
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ショー・ダンサー/Stripper(1985年製作の映画)

4.1

世界一のストリッパーを決める大会までの女の子たちのドキュメンタリー。

レベルが高すぎて正直驚いた。

トレーニングとか衣装合わせ、大会までの追い込み方がもうアスリート。ターンとかアクロバットはトップ
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バレッツ(2010年製作の映画)

3.6

舞台はマルセイユ、マフィア映画。

裏組織ならではの愛する人への従順で繊細な"弱さ"が垣間見える瞬間が好き。

ジャンレノ目当て。

キング・コング(1933年製作の映画)

4.1

意外とコミカル!
撮影の工夫している箇所がわかってしまうところが逆に良かった笑
CGにはない迫力があって、リアルさと偽物感が絶妙に組み合わさっていて、とても楽しかった。
ゴリラの表情が可愛くて、お腹抱
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.4

スモッグのかかった上海の夜景に、ぼんやりと光るネオンに包まれたその少女は、水中で楽しそうに泳いでいる。

フィルムには、日常の騒音や機材の音が入り込み、手ぶれもひどく、誰でも撮れそうな思い出の記録のよ
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.8

単純な"Boy Meets Girl"のストーリーじゃないところがいい。

くだらないことでお互い意地張ってるのが可笑しくて、でもそれがまた羨ましくて。

苦楽を共にできる人はなかなかいないから、私も
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.0

サーフィン好きだし、ブレイク見たくて。

サーフィン映画として見るなら、ビッグウェンズデーとかブルークラッシュの方が映像や音がリアルでおすすめ。

これはスリルある映画を見たい人向けかな。

よくサメ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.9

名利を求めずに人に幸せを与える人は、どんな不運な目に遭っても乗り切れる。
経営者には冷酷さも求められる一方で、やっぱり人間は情とは切り離せないから、人との繋がりはとても大切。
ジョージ・ベイリーがいな
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女は女である(1961年製作の映画)

4.3

アンナ・カリーナのチャーミングな可愛さに虜になってしまう。
私の好きなタイプの女の子!友達になって振り回されたい(笑)

洋服が色彩豊かでお洒落だったなぁ。
完璧すぎないフィルムも見どころ。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.4

気持ちいいいいい!

カーチェイスが抜群に凝ってたのに、最後のThe ENDの画がダサくて思わず叫んだ。ダサいはずなのにかっこよくて笑った。

途中で2部構成ってわかって続行するか迷ったけど、だからこ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.9

生きている限り人は何度も選択を迫られる。その選ばれなかったほうの人生も気になってしまうのが人の性。

けれども、大抵の人は自分の選択肢が正しかったと思いたいから、"もしあのとき"と過去を振り返らないん
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.5

淡い恋心だけに拠り所を求める恋愛の行く末は破滅。
それが見終わった直後の感想。

多くを語らない辺りが逆に貴族らしい。そこを中身の無い作品と見るか、映像が物語る奥行きを楽しむか、この映画に関しては捉え
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5


"内から込み上げる生命力と
今にも壊れてしまいそうな繊細さ.."

上手く表現できない自分の語彙力の乏しさにも虚しくなるが

この作品は具現化しないほうが色褪せずに記憶に残ってくれるような気がするの
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ペーパー・タウン(2015年製作の映画)

3.4

カーラの女優姿を見たくて。モデルとしてのカーラしか知らなかったけど、演技中の彼女はカッコ良くてチャーミングで想像以上に素敵だった。カーラの声が好きだなぁ。
内容は高校生の可愛いお話。

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

ダースナイトを見たのが2年前で少し空いてしまったけど相変わらずの規模の大きさと、正義と悪のちょうど良い勝敗が気持ちいい。
いろんな意味で極端な面白さと虚しさで構成されるダークナイトには負けるけど、今回
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.4

俳優のキムタクを見たの初めてだけど、よくいう何を演じても木村拓哉っていうのはまだわからなかったです。
ニノの名シーンはもう既にニュースとかで見てたけど映画で見るほうが何倍も怖い。
吉高由里子さんの演技
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.8

"blance"が崩れるのが嫌だから恋をしないって、I don't need love you to prove loving myselfって言ってたのに、どうしてこの結末なんだろうて思った。
自分
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.8

日本人として日本を客観視できるこの映画はなかなか面白い。
新しい技術の溢れる未来都市のような東京が隠し持つ、独特の虚無感。人との関わりがないわけじゃないのに、周りに気を使う文化が逆に人を遠ざけてしまっ
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.3

かなりメッセージ性の込められた作品。子供の目線や表情に見え隠れする彼女たちのギリギリの生活。ただ無邪気に笑ってることを求められてることも、大人泣くというのはどんなときかということも、子供は全て分かって>>続きを読む

ツーリスト(2010年製作の映画)

3.5

アンジーとジョニーデップが一緒にいるだけでただのツーリストには見えないけど笑、この人は一体何者なんだ?て最後まで楽しめる。

こんな危険な旅もありだなぁなんて。普通じゃない旅もしてみたい。

ミステリ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

ワンダーウーマン
最近女性がヒーローの作品が増えたなぁ。開発された強さじゃないところがいい。超人的な能力もあるけど、相手も同等の能力を使えるから、女性が強くても違和感ないし不自然でもない。
ヒーローも
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.2

17歳。将来の選択をしたり、大人のように振る舞ったり、けれども、結局は誰かに依存しないと生きていけない"子供"のまま。
彼女たちは、その弱さを誰かに暴かれたいと、心の底ではまだ誰かに縋りたいと、子供で
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.1

そんなにダイレクトに痛めつける?ってくらいハードだけど、ノリノリの音楽かけながら心から楽しんでるおじさんたちが、見ててスカッとするんだよなぁ。
ほんと、こういう映画はタランティーノに任せれば外れなし。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

ザ ヒューマンドラマって感じだけど、二人の距離感が作り出す空間が温かくて微笑ましい。私的には奥さんもなかなかのキーパーソンだと思う。
差別に負けない強さといい、人を想う優しさだったり、素直さだったり。
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クローサー(2004年製作の映画)

4.0

大人の汚れた恋愛。世界が広がり、欲を満たさないと気が済まない彼らの好きなタイプは、"見知らぬ人"。嘘は必要?真実を話すべき?
嘘が楽しいのはきっと現実逃避ができるから。だから恋愛においてはまさに、"体
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.4

結局"人"だよなぁて。どんなに知識があって学歴があっても発揮できなければ意味はないし、人間性が良くなければ誰にも信頼してもらえないし尊敬されない人となってしまう。
そういった意味でもまっすぐに素直で生
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.3

メリルストリープの演技力は抜群に発揮されてるのに、内容や構成が分かりづらくてサッチャー首相の凄さが全然伝わらなくてもったいない。
彼女を知るきっかけとしては良いのに、もう少し上手く作れなかったのかなぁ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

黒と白だからこそ表現できる"光"と"音"の美しさにハッとした。こんなにも綺麗な日差しと音に溢れた映画を見たことがない。

街の雑音とか水たまりに反射する光とか何もかも撮影された感がなくて、自分もメキシ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.4

自惚れ、エゴに流されて、自滅していく。"あなたは役者じゃない、ただの有名人よ" この言葉はすごく鋭い。誰にでも当てはまる。良いように自分の立場を解釈して、真の能力に言葉で底上げする。

ロングのワンカ
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.6

キッドのおかげか多少現実離れしてても納得できて楽しめた。ここ最近のでは好きなほうかも。
ただ推理するだけも好きだけど、せっかく映像技術も発達してるからこれくらい派手でも良いんじゃないかな。
漫画とは違
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ランボー(1982年製作の映画)

3.1

むごすぎる。

かなりショッキングな映像が多い。こんなに酷い大虐殺も、こんなにも生々しい映像も、初めて。

戦争じゃなくて、大虐殺だから?

スタローンだから見てられるけど、ストーリー性もあまりないか
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

マークザッカーバーグとエドゥアルドの関係の変化が興味深かった。
引き際というか、見極めどきというか、これからの時代は何かに固執していてはいつかは見放され置いていかれる。
"何か"を捨てることで、得られ
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忍びの国(2017年製作の映画)

3.8

和田竜さんは武士の心得や儚い命を描くのが上手い。殺し殺される時代での恋愛や人情は、深く、複雑で、脆い。だからこそ、ちょっと抜けたとこのある忍者や侍を主役に持ってくることで、現代人にとっては共感しやすく>>続きを読む