makoさんの映画レビュー・感想・評価

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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

トリック一つ考えるだけでも凄いのに、トリックを使い回して二転三転…この作品自体、奇術師のプレステージ🌹

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

75歳以上に生死の選択権を与える法案が可決施行され、明るく宣伝されている気味の悪い世界。
生きようと踠くが力尽きて制度を利用する孤独な高齢者の姿に胸が押し潰されそうになる。
そんな中、広報の看板に向け
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.6

彼だから選んだ最後。
それが良い選択だったとは思えないけど、
彼の人生は救われたように思うし、
タオ達にとって哀しくも心に刻まれる偉大な教えになった

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

ギレルモデルトロ監督の独特な妖しく魅惑的な世界観が映える、見せ物小屋の世界。

ストーリーは、想像と違ったけどしっかり落とす結末にスッキリ。
美しく魅力的な姿の人間でも、心の奥底に眠るダークな部分が出
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

セリフが必要最低限まで削ぎ落とされた、観る映画。
自分の足で歩んでいると思っていた人生も、これを観ると漂う人生も悪くないと思える。

漂っていても、人に突き当たれば喜びや悲しみが生まれ、その一瞬に人生
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.4

劇団イキウメの前川さん原作なので、ストーリーはやっぱり面白い。
宇宙人に盗まれた概念、自分・仕事・愛とは何かを学べる。

舞台独特の雰囲気のあるセリフや演出が好きか嫌いかで評価分かれそう。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.2

ドラマ時代の懐かしい面々や変わらず美しい島の風景をまた見れたのは嬉しいけど…ドラマ版ほどの見応えや抜け目ないストーリーを期待して観ると、少し残念な気持ちになって良くも悪くも16年の月日を感じてしまった>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.4

語りが見せる真実は、映像で観るよりもダイレクトに心に響き、人間の内面を映像で惑わさずに、露呈する。

告発(1995年製作の映画)

4.6

ケビンベーコンが好きになった中学生以来、何度目かの鑑賞。

人生山あり谷あり、悪い事があったら必ず良い事がやってくるとはよく聞くけど、最近よくその言葉に疑問を感じさせるようなニュースをよく耳にする。
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スティング(1973年製作の映画)

4.0

脚本、俳優、監督、美術、全てが全く色褪せていなく、映画の良さを充分に楽しめた。

無駄がなく、スマートな脚本と演出。
大人の色気と余裕を感じさせる俳優達。と、それらに音楽の香りを纏わせた、他に無いちょ
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.4

昭和終わり頃から平成始めにかけて放映されていた日本の刑事ドラマで似たようなシーンが沢山出ていたせいか、メインの刑事コンビも含め、既視感にあふれていた。
あぶない事をする刑事はどの国にもいるけど、最後は
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笑の大学(2004年製作の映画)

4.6

三谷幸喜の喜劇への愛情と実力が存分に味わえる作品。ラジオの時間以来の傑作映画だと思う。

バラキ(1972年製作の映画)

3.3

NYのイタリア系マフィアの内部抗争をバラキ(作品内ではバラッチって言ってたけど。)の証言に基づいて描かれる。バラキ含め、登場人物がちょっと老けすぎて少年時代もやたら貫禄がある上にカツラが浮きすぎて、途>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

適度な図々しさは相手によっては心を開くきっかけになる。人との関わり方を教えてくれる作品。
登場人物の枯渇している心が潤っていく作品って、何でこんなにも泣けるんだろう🥲

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.8

クリント・イーストウッドの初監督作品🎥
ストーカーものは今となれば社会的によく知られ、使われる題材だけど、まだその名も定着していない当時は、その行動がホントに怖かったと思う。
この作品もストーリー構成
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.3

ストーリーはちょっと都合よく進む定番の流れでこれといって特別感は感じなかった。
バリ島の美しい景色や衣装、ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーの掛け合いが作品に個性と安定感を与えてくれて、安心して
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

たまたまTVでやっていたので久しぶりに観たら、こんなに面白かったっけという程に最後の満足感が高かった。
「死と税金」からは逃れられない。死神流の機転とユーモアが素敵過ぎて、惚れた。
この作品のブラピは
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.0

テンポ良さや、ウィットに富んだ笑いのセンスが観ていてホントに心地良い。陰謀論的なストーリーはあからさま過ぎてリアルは感じないけど、何度観てもやっぱり面白くて好き。

堺雅人も濱田岳も2人のために作られ
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北のカナリアたち(2012年製作の映画)

3.4

自分の人生を見守ってくれている人がいるって心に留めておくだけで、心強くいられるなって、辛くても頑張れる時もあるなって、改めて出会いの大切さを感じたのと同時に、偽りなく人と向き合うことの意味を見せてくれ>>続きを読む

ジャック(1996年製作の映画)

4.2

好きで何度も観てきた作品だけど、ロビンウィリアムスが亡くなってからはこの作品も含めて彼の作品に触れる事が出来なかった。
久しぶりにこの作品で見た彼の澄んだ目は、無垢な子供そのものだし、人生を達観した高
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

3.5

ヨーロッパの関係性が見れて面白かった。ファンタジー過ぎず意外とありそうな展開が良かった。
インド映画っぽくたまに歌って踊り出すけど、抑え気味で安堵。

バビロン(2021年製作の映画)

4.1

映画という世界の栄華と衰退。その世界に憧れ上り詰めスポットライトを浴びた人間達の一栄一落の儚さ。その光の影に生きる者たちの生命力。

題材としてはよくある光と影、栄枯盛衰を描くストーリーだけど、スケー
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.4

扱うテーマが重いだけに無責任に結末を描こうとしない姿勢に好感は持つけど、ここから話がさらに展開していくかなってところで終わってちょっと拍子抜け。
加賀さん、年齢を重ねても素敵✨

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

不自然な日本語のセリフも含めて日本人としては気になる箇所も多く入り込むのに時間がかかったけど、難しく考えないで観れば、楽しく笑えて最後はスッキリできる作品✨

キャストは豪華、ストーリーは人間関係の交
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

鑑賞後も軽くはない余韻が残って、他人の人生を生きるという選択肢が頭の片隅に生まれるようになった。

決して異世界の話ではなく”ある男“に誰しもがなり得ると感じた瞬間から、他人事のミステリーではなく自分
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.4

何も考えずに気楽に楽しめる。
CGの鬼達が可愛い。

京都って不思議と、こんな鬼やいにしえの者たちが未だに街中に現れそうと思わせてくれるから、謎深き魅力的な街。
舞台に設定するだけで話が膨らみそう。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

想定外に泣いた。
演出や役者に泣かされた。
数多く映画を観てきたけど、これまで感じた事のないような新鮮な感覚の感動に、途中から涙が止まらなかった。

どうやって家族に歌声を届けるのか気になっていたけど
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.4

楽観的な妄想で事を進めて真逆の現実に陥る情けないコリン・ファースのダメオヤジっぷりや、昔の海外映画に出てくるような偏見たっぷりのバカっぽい日本人ビジネスマン達などイタい人達ばかりで、笑いのセンスに少々>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.9

他人のお節介は、時に人生や価値観を変えてくれるくらい温かくて、心に響く。
そんな事を改めて感じさせてくれる、人の温かさを感じたい時に観たい作品。

宮本信子さんや中谷美紀さん始め、品があって凛とした素
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.4

香りの世界は元々凄く興味があり好きだったので、以前から気になっていた作品。
更に今回はパリの街並みや雰囲気を感じたくなってこの作品をチョイス。

ポスターイメージほど華やかなストーリーではなかったけど
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.1

見応えのある作品✨
そんじょそこらの中途半端な悪とは違って、肝が据わり自信とヴァイタリティに満ちた悪。その行動と思考は想定外で、最初から最後まで目が離せない展開だった。

始めこそ腹の立つ存在だったけ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

あまりにショックな事が起きた時ほど、その人の跳ね上がる力が倍増して、同時に運が向いてくる事が多い。
今回もストーリーにそんな法則を感じつつ、マルーン5アダムの歌声はもちろん、聴き入るほど良かった劇中曲
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

意図せず、たまたま公開初日に観た作品。噛めば噛むほど、観ればみるほど味わい深い作品に感じたので、公開早めに観て良かったです。また観に行こっと。

人には言えない苦悩を抱えながら生きる日常の中でも、お腹
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.3

子供時代のアルバムを見返したような懐かしさと同時に、意外と繊細な子供なりの苦労も思い出した。
けど、この映画ではそんな子供達を見守る大人たちの愛情の深さ、愛情の形に号泣。
テーマとはちょっと違うかもし
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マジェスティック(2001年製作の映画)

3.8

脚本も演出も堅実にしっかり作ってしっかり心に響かせてくれる作品。人間っていいな、映画っていいなって、温かくて前向きな気持ちにさせてくれる。
ジムキャリーの醸す情緒豊かな存在感が作品の温かみや懐かしさを
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.8

お気楽コメディの皮を被った強烈な政治風刺映画で、議員や秘書のやりとりや緩い空気感が凄くリアル。笑えるけど最後はしっかりと不安や危機感を煽ってくれて、これまで日本映画で観たことないようなコメディ作品だっ>>続きを読む

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