makoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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わが母の記(2011年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞。
井上靖の自伝的小説の映画化。

母の子への想い、子の母への想いで満たされたストーリーが心に沁み入るのと同時に、樹木希林さんと役所広司さんの演技がこの上なく素晴らしく役者の力を見せつけら
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.3

微笑ましい純粋な恋愛物語でほっこりしてたら、後半は純粋が暴走して、最後は引くほどに怖かった。

お決まりのルールやフラグを覆してくるので、想定内の展開に飽きた人にはいいと思う。

おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.5

高齢者の一人暮らし、側から見たら寂しそうに見えるけど、頭の中じゃ結構こんな感じで楽しんでるのかも。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

序盤から目を背けたくなるシーンが多く血生臭いヤクザの世界観で仕上げているけど、シンプルに人間だけ見ると、どんな世界でも人に認められる魅力的な人って共通する何かを持っているんだなと感じた。逆に嫌な人も。>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

3.4

後半、まさかまさかと思いながら進む展開に呆然としながらも、世俗的で日常感たっぷりの団地で繰り広げられる非日常的の極みのような出来事が面白いけど不思議な感覚だった。
非日常的な出来事なのに、落ち着いたリ
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.6

シュールの極み。
松尾スズキと辛酸なめこの仕上げた片桐はいりを、ただただ味わう作品。

万人ウケは決してしないけど、気が緩んで何も考えたくない休日の頭に心地よく片桐はいりがフィットした。
片桐はいりさ
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利休にたずねよ(2013年製作の映画)

3.4

スケール大きくキャストも豪華に仕上げた割に、ストーリーが早足に仕上がっていて全体的に浅く感じてしまった。

利休の死の原因には様々な説がある分、利休のキャラクター作りに凄く興味があった。
前半は、信長
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劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

3.1

スケールが大きくなって、過激さも増したけど、ストーリーは断然ドラマの方が面白かった。派手さは出たけど内容が薄い感じ。

なぜ?とツッコミたくなるシーンや、やたら似たような演技の狂人ばかりで冷めたせいか
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.6

ブルックリンスタイルの生活感を感じる内装やクッションなどの小物を見るのが楽しかった。
夫婦の交流を通して、風情あるブルックリンの街並みや生活風景を覗いていると行きたくなります🗽✨

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

途中からエンターテイメントとしてではなく、似たような状況の昨今に何か学べる事はないかな?これからどうなるのかな?と参考として観ていた自分がいる事が怖い。

ウイルスの致死率は違うかもしれないけど、発生
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

3.0

少し笑いながら暇をつぶすには良いと思います。生きるのに少しは気が楽になりそう。

望み(2020年製作の映画)

3.8

冒頭から時間を忘れるほど観入ったけど、ストーリーは終始ずっと胸が締め付けられ辛い。

事件関係者の家族が必死に正気を保つ中、真偽のわからない情報に惑わされる大衆や押しかけるマスコミに翻弄され、更に心身
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.4

初めて観たと思ったら観賞2回目でした。記憶に残っていないくらいなので、期待していなかったけど意外と面白かったです。

つかみどころのない高橋一生さんのイメージとキャラクターがばっちり合ってました。
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.8

「過去は未来で変えられる。」
のセリフを主題に東京、パリ、NYを舞台に大人の恋愛をクラシックギターの音色と共に静かに美しく描いた作品。

無意識に過去に囚われているように見えた2人が、最後に未来を見つ
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酔うと化け物になる父がつらい(2019年製作の映画)

2.8

渋川さんが見たくて観賞。
パッケージを見てコミカルに描かれているのかと思いきや、そうでもなく、両親の抱える宗教と酒乱の問題を実話に基づき描かれている。
リアルなだけあって周囲の人も両親を利用したり決し
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架空OL日記(2020年製作の映画)

4.0

OLの話に必要なのは事実より矛先。
女の私よりわかってるバカリズムさんの本質を見抜く力に脱帽するばかりでした。

OLの日常に潜むあらゆる不条理をバカリズムテイストの程よい笑いに仕上げていて、休日のダ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.0

理不尽にまみれた現実を何度も突きつけられ、絶望を感じる中でも頑張れる理由をこの映画ではじっくりと見せてくれる。
その描き方は心にズシンときて涙が溢れた。
でも、なんだかなぁ…って共感できない部分も多く
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.6

自然は、最高峰の教育者より説得力のある教育者、どんなに高尚な人間より崇高で世界的コメディアンより心を溶かし笑顔にさせる。
そんな事を改めて感じさせてくれた作品。

1匹の犬を飼ったことで始まった、若い
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.0

何度も観たくなる作品。
色鮮やかな映像と耳に残るミュージカル調のシーンがとても印象的で、松子の壮絶な転落人生をコミカルな絵本を観ているような感覚で観させてくれる。面白い。

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

子供を授かる事を諦めて特別養子縁組で子供を受け入れる事を選んだ夫婦、中学生で身籠り育てる事が出来ずに子供を託す女の子。

2つの人生が子を介して交わる時、
それぞれの立場と形で、母となる事の尊さを、教
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

グリコ森永事件をモデルにした事件を舞台に、犯人の家族や声を使われた子供達に焦点をあてて、家族のドラマとして描かれている。

社会派エンタメとして楽しめた。
印象的だったのは、声を使われた子供の成年期を
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.9

理想的な夫婦像でした✨
これだけぶつかり合えばスッキリするだろうな〜

暗殺者夫婦とはいえ、男女の本質は変わらないみたいで、
仕事のしかたやスケールの違う喧嘩の中にも男女それぞれの性格が表現されてて、
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

ジョジョというヒトラーユーゲントに入隊した子供の素直な目線で見るナチスや大人の世界はとても滑稽。

そんな日々に突如迫るこの上なく辛く哀しい現実に、虚しさが漂うけど最後のリルケの詩がジョジョの未来に希
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N.Y.式ハッピー・セラピー(2003年製作の映画)

3.0

恋愛小説家みたいな嫌な人に見えて実はいい人、という役がぴったりのジャックニコルソン。
今回もそうだけど…大半凄い嫌な人で、いい人と明かされても嫌なイメージをカバーしきれなかった。ストーリーはハッピーな
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

パンフレットを読むとそれぞれのキャラが深く設定されてる割に出しきれてない感じがもったいなく感じた。
思いついた事が常人ではないと思わされる位の世界の中で繰り広げられるストーリーは、凄く観入ってしまうの
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.3

最後まで入り込めないまま進んで、終わった。
いまいち、見応えを感じられなかったけど、ストーリーは面白いし、当時の世界観は感じられた。

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.3

悲しい話と言う人もいるけど、私は、全てが美しいと思った。
画も音楽もストーリーも、雑味がなく澄んでいる感じ。完全版の方が更にこの映画の世界観を味わえる。

イタリア完全版は3時間近くあるので、時間と心
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.9

題名も含めて不謹慎な言葉がいっぱいで気が向かなかったけど、クドカン×長瀬だから観てみました。
それが…想定外の面白さでビックリ!!早く観れば良かった〜
こんな地獄なら天国より面白そうだし、いい奴多くて
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.9

"息をし続けていれさえすれば、潮が何かを運んできてくれる。"
運命って、こういう事なんだろうなと…。
小説アルケミストでも前兆を捉える事が夢を掴む道に繋がると言っていた。
淡々と日々を積み重ねる中で突
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