Keiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kei

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天気の子(2019年製作の映画)

5.0

新海監督は大衆に響くメジャー作品を、こんなにも堂々と作れるようになったんだなとしみじみ感じる。前作から今作への壮絶なプレッシャーを受けながら、自分の世界観を貫き通す姿勢は素晴らしい。
もう秒速5センチ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

コミックと映画が見事に融合した傑作!
遊び心が満載で、スパイダーマンを知っていても、知らなくても楽しめる。
映像表現も色彩が綺麗で、一つ一つを切り取るとコミックの画角のような一枚絵のパワーに満ちてる。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.6

原作を考えると、よく出来てると思う。上手くカットしながら、一つのコメディ作品として仕上がっている。
それにしても菅田将暉は演技上手い。それ以外の役者との力量が歴然だった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

傑作。
フレディの栄光と、その光の大きさ故に振り幅として存在する寂しさ。天啓のように自らの人生を受け入れ、使命を全うする姿に胸が震える。

またドキュメントでありながら、映画的な魅せ方がとても上手い。
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

贖罪と再生の物語。静かな映画。
土地から流れ込む価値観の影響は、とても色濃いのだと感じた。それが観てる側にも伝わってくる画面作りが素晴らしい。
「マンチェスター」という苦しみと、「シー」という安らぎが
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.6

全編通して音楽とスピード感◯。
悪く言えば何も残らないかなぁ。

青い春(2001年製作の映画)

3.7

鬱屈としたエネルギーが暴力的なほど画面に溢れている。BGMと相まってその雰囲気がよく出てる。
松田龍平は本当に味がある。この作品あたりから、この気だるげ路線がはまり役になったのだと思われる。

セブン(1995年製作の映画)

3.9

良質サスペンス。一度見出すと止まらない。
どんでん返しという触れ込みだったが、展開は流石に読める。古さを一切感じさせないグリーンで統一された画面が素晴らしい。終始憂鬱になる作り。
感情と理性の葛藤が垣
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.7

可もなく不可もなく、何か大きなことが起きるようで何も起きない。テンポは必ずしも良くなく、物語は淡々と進行していく。
でも見ていると不思議と引き込まれて見続けてしまい、それがどこか心地よい。アッサリ感が
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリストファーノーラン出世作。

人間は意志から記憶も作り上げてしまうもの。その意志は、強さとは真逆の現実と向き合えない人間の弱さでしかない。
メッセージとして共感できるものではないけど、低予算でよく
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

タイトル通り。自分を守るのではなく、Yesとアウトサイドインすることで、人の為に生きるベクトルが向くよね、という話。
ズーイーデシャネルかわいい。

Every Day(2016年製作の映画)

3.9

邦画らしい魅力に溢れてて好き。
設定は演劇っぽくてありきたりだけど、役者の演技や音楽が良くてジーンと来る。
人の死が共にある死生観の描き方が、日本的で素晴らしい。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

スペースパニック映画。80分くらいの間、一瞬も飽きさせない作りが素晴らしい。カメラワーク・音も凝っていて、見てるだけで酔いそう。
タイトル通りなストーリーで出落ち感があるため意外性はないが、その分何も
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ロリータ(1997年製作の映画)

3.9

ロリコンの語源。原作読んでないけど、良かった。キューブリックの『ロリータ』よりも好き。ロリコンとはトラウマであり、心の中でこそ保たれるものだと思う。
二人の別れのシーンは思わず感動する。

ペット(2016年製作の映画)

3.0

吹替版で鑑賞。バナナマンは声優下手だなぁ笑

GONIN(1995年製作の映画)

3.7

演者が豪華。画面の構図が良い。
ストーリーはありがちと言えばありがち。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.7

ミュージカル・スラップスティックコメディ・カーアクションが入り混じるカオス映画。そのごちゃごちゃ詰め込みぶりが楽しめるかで評価が分かれると思う。

劇中の音楽は最高に良い。
安っぽいストーリーでごった
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隣人13号(2004年製作の映画)

2.9

原作の良さが台無し。別物として観るのが良いのかも。

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.5

伊坂幸太郎だなーって感じ。良い映画だとは思わないけど、嫌いになれない感じ。

アバター(2009年製作の映画)

3.7

もう9年前の映画なのか...。映像美は今でも遜色ない綺麗さで圧倒される。
見てる側も現実と虚構の境が分からなくなってくる感じがあって面白い。それ故に後半の善悪の二項対立になるのは、何かアメリカ的で勿体
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.2

男は名前をつけて保存、女は上書き保存。そんな映画。
音楽は終始良かった。