まめたろうさんの映画レビュー・感想・評価

まめたろう

まめたろう

映画(30)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ミッシング(2024年製作の映画)

4.7

出口がなさ過ぎる。ひたすら感情を揺さぶられた2時間だった。映画の中の夫妻が実際に目の前にいて、なんと声を掛けたら良いのか分からない感覚。正解なんて無いのだと思う。もう一度観たいかと言われれば、ノーであ>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.6

凄く良かった。予告ぐらいしか知識無しで観たのも良かったのかも。旅に行きたくなる。景色で泣きそうになった。予告だけでストーリーは想像出来るぐらいだけど、それでも切ない。涙腺が緩んだ。旅先で出会う人々がめ>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.5

凄く良かった。観れて良かった。きっと地味でなかなか興行的には難しいのかも知れないけど、こう言う良作は沢山の人に観てほしい。草彅さんをはじめ周りを固める俳優陣がみんな素晴らしい。最初から物語に入り込みま>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

シーザー3部作を観なくても楽しめる作品でした。エイプ対エイプの戦いは迫力がありました。部族の中で育った主人公のノアが他の世界を知って段々と表情が変わっていく様も見事でした。次作に繋がりそうなラストもあ>>続きを読む

鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.8

吉右衛門版のイメージが強いので予告を見た時にどうかなぁと思ったがなかなか良かったです。面白かった。ただ言いたい事は少しある。殺陣のシーンなどちょっと演出過多な気がした。刀を交えた時の光や風の演出はもう>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

シーザー3部作完結。面白かった。シーザーの人間、エイプ、家族それぞれの中での葛藤が描かれて胸が締め付けられる思いだった。争いたく無くても争わなければならない。闘争が起きるとはこう言う事かと見事に描かれ>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.2

シーザー2作目『猿の惑星-新世紀』。本作も面白かった。前作のラストから10年後。エイプのホームを築き上げ家族も出来るがエイプと人間、エイプ同士、シーザーの葛藤が見事に描かれている。手段は別としてもコバ>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.5

『猿の惑星キングダム』鑑賞前にリブートのシーザー3部作は観ておこうと思いDisney+で鑑賞。シーザー1作目『猿の惑星-創世記』。凄く面白かった。正直食わず嫌いでした。シーザーの感情が伝わってきて物語>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.8

面白かった。カーアクション、ガンアクション良かった。アニメやコミックス的な貴公子の謎キャラのインパクトは強かった。主人公が謎に追われ奪い合いに敵か味方かの混戦は面白かった。キム・ソンホのキャラクターで>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

面白かった。怪獣バトルロイヤル。人がいる所でやったら迷惑極まりない。めちゃくちゃ暴れ回ってます。壊しまくるのが痛快。難しく考えて理屈こねる方が変です。この手の映画はこれでいいです。楽しめました。コロシ>>続きを読む

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.8

面白かった。安倍晴明が天才で最強であることを描いた物語でした。徹頭徹尾クールな晴明が見られます。呪文を唱える晴明がとにかくカッコいい。前日譚となると弱いところからの成長を描かれることが多いですが、こち>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

コナンくん初めて劇場で観ました。とても良かった。楽しめました。劇場ならではですね。ネタバレになるので何も話せませんが、観に行ってください。函館の景色、その他諸々。終演後、劇場がザワついてました。何故か>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.2

面白かったです。始まりから不穏な雰囲気がずっと流れる。心臓が弱い人は気をつけた方が良いかも。とにかく不快な音楽も映画の世界観を作り出している。ダミアン誕生までをミステリー要素も含めて描いておりどっぷり>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

凄く重い映画でした。予習して正解。前情報無しだと入り込み難いかも。原爆の話なので当然不快に感じるシーンもある訳ですが、博士の探究心と苦悩、後悔が痛いほど伝わってきました。3時間ほぼ会話劇ですが巧みな時>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.4

思ってたより楽しめました。マスターズベースボールを見る感じで見ればいいと思います。ただ一作目とかに何の思い出も無い方が見たらどうなんだろうとは思う。私はビル・マーレーやダン・エイクロイド、アニー・ポッ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

今回も世界観の作り込みが凄かった。前作に増した戦闘シーンや砂漠のシーン、サンドワームの迫力は大スクリーンならではでした。砂漠の民ならではの戦闘スタイルや独特な戦闘機などSF好きは満足出来ると思います。>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ良かった。素晴らしかった。勝手な想像してたけど、思いっきり裏切られた。もちろん良い方向に。最近見た中でも一二位を争うくらい良かった。間違いなくリュック・ベッソンの代表作になるはず。ケイレブ>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

今回も杉咲花さんの演技が素晴らしかった。凄く複雑な物語でした。色々な感情が湧き上がりました。登場人物の気持ちに触れ苦しくなりました。ストーリー上必要なのだと思いますが、暴力シーンがしっかり描かれ過ぎて>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

めっちゃ良かった。面白かった。映画開始から緊迫感が続く。基本的に敵地からの脱出と敵地からの救出からなっており、見つからないのが前提のため、派手な戦闘は無く、ただただ見つからないかハラハラドキドキする。>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

前評判が高くなかったのであまり期待していませんでしたが、面白かったです。派手なアクションこそ控えめでしたが、未来が見える能力で解決する姿は見応えがありました。本作はマダム・ウェブ誕生物語なので今後描か>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

凄いものを観てしまった。おじさんが3時間ずっと怯えてる映画。それでいて飽きない。ホアキン・フェニックスの演技が凄い。全く意味不明だけど何となく分かりそうで分からない絶妙なラインで攻めてくる。結局、最後>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.5

良かったです。女性、特に黒人女性にとって生きにくい時代、自己を仕舞い込みひたすら奉仕する日々、序盤はひたすら見ていて辛い展開になりますが、力強く生きる女性たちに出会い徐々に自分を見つめ直していく。姉妹>>続きを読む

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

1.0

正直な感想を言います。残念ながら私には合いませんでした。笑いのポイントで全く笑えなかったし、感動のポイントでも全く心を揺さぶられませんでした。特に最後は悪趣味としか感じられませんでした。もう少し丁寧に>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.8

なるほどって感じです。そっちに寄せたのねと思いました。どちらかと言うと今時のドラマ寄りの作り。ポップでライト。あと少し惜しい感じ。原作を読んで無ければこっちでもアリかな。入場特典のネタバレカードはなる>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.5

シリーズファンには賛否分かれるだろうな。良くも悪くもジェイソン・ステイサム映画でした。ツッコミどころは満載だし、何ならストーリーは読めちゃうし、CGは安っぽいし、全部ひっくるめてお茶目な感じ。難しいこ>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

4.3

めっちゃ良かった。正直、得意なジャンルでは無かったので、観る前は心配でした。とにかくジョニー・デップがカッコ良かった。演技も視線だけで権力を示していた。付き人役のバンジャマン・ラヴェルネが凄くいい。最>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白かった。あらすじを見た時はフランケンシュタイン等の異質なるものの悲哀の映画かと思ってましたが、全く違いました。ユーモアが溢れているし、タブーは全開だし、映像も素晴らしかった。ぶっ飛んだ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

面白かった。肩の力を抜いて観れる作品。漫画原作の作品。合唱部の主人公がヤクザの狂児にカラオケに誘われる作品。物語として面白いと思ったけどどうやって話を膨らませるのかに興味を持ちました。きちんと主人公と>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

面白かった!人気コミックが原作で、キャラも濃い作品なので正直難しいと思っていました。でも主人公や登場人物の背景、役作り、アイヌ文化、北海道の大自然など、原作が持つ魅力をきちんと映像化されていました。エ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

2024年一作品目の鑑賞。凄く圧倒されました。重く深いテーマでした。演者の演技、生きてきた時代の描写、暮らしていた街の風景、不穏さを演出する技法、映像ならではの作品だと思いました。言葉で語らず観る人が>>続きを読む