人の優しさと温もり。こんな絶望にまみれた世界でもまだ捨てたもんじゃないと、泣きそうになる。
彷徨う難民の心のような、荒々しいギターの音色が胸に響く。
音楽がとにかく最高だったので、サントラが欲しい。
郊外の体育会系束縛男と、パリの妻子持ちインテリ男を行ったり来たりする、わがまま女…笑。
いかにも80年代なElli et Jacnoの音楽がかわいくて、ヒロイン ルイーズのロボットみたいなダンスがうけ>>続きを読む
田舎で絵を描くこだわりの強いレネット、パリに住むクールな大学生ミラベルの4つの物語。
レネットの少女趣味なカチューシャに花柄スカート。ミラベルの現代にいても馴染む黒オールインワンに赤カーデ肩がけ姿な>>続きを読む
従姉妹のマリオンとバカンスに来た、15歳の少女ポーリーヌ。
3人の男性と恋したり、恋愛について語り合ったり、揉めてこじれたり。
皆、恋愛の持論を咄嗟に赤裸々に言語化できるのは驚き笑。
ポーリーヌは、あ>>続きを読む
伯母の遺産を相続し、一夜にして大金持ちになったピエール。
しかし、結局遺産は手に入らず、どんどん落ちぶれていく。
気取ったパリの街並み、住民の化けの皮を容赦なく剥がしていく様が、皮肉に満ち溢れていて面>>続きを読む
夏物語と対になっているようで、こちらも恋がもつれまくり。
衝動的な女性、フェリシー。男性を追いかけたり、振ったり。
BGMはほぼ無い中で会話、小説、哲学、戯曲と文学的な言葉が並ぶ。
パトスとロゴス。>>続きを読む
畑仕事ばかりしてもう恋は諦めたという未亡人マガリに、親友のイザベルは…。
40代の大人の友情・恋愛なのに、なぜだかとてもかわいい。
イザベルのエゴや下心も見逃さずに、それを貶めるわけでもなく自然に描い>>続きを読む
バカンス先で波に揺られるように流される男のもつれまくった恋。
あんな男は嫌だ!イケメンだけど笑。
陽射しの中で「恋してるって最高」なんて言葉が真っ直ぐ響いてきてクラクラした。
75歳でこんなにもみずみ>>続きを読む
236分間。膨大な情報量で物語が進んで行く。
全てが描かれていないことで、全てが意味を主張し始める。
スクリーンの中の世界と観客との大きな断絶。
その距離を埋めたくて、小明の背中を追う小四のように、夢>>続きを読む
とってもハッピーな気分になれた☺️
Awesome Mixは今回も最高〜。
ロケットがテープ聴いてるとこがかわいい。
1995〜2004年までの200本のティーンムービーをDJのようにつなぎまくって解説。
笑えるB級作品やスクールカーストなどのあるあるが面白かった〜。
1930年代のハリウッド。華やかな社交界の中での実直な恋。夢はシャンパンの泡のようにキラキラ弾ける。好きなだけではどうにもならない大人なラブロマンス。2人のヴェロニカはどちらも美しく、普段着、ドレスが>>続きを読む
ブッ飛んだ家族の生活を見ていたら、形骸化した「普通」に捉われている自分に気づいた。
何が幸せか、正しいかは自分自身で決めるべき。だけど、それを貫くことは、価値観の違う他者を拒絶することではない。理解と>>続きを読む
交差するようでしない3人の男女。
1960年代と2017年、現実と物語が混じり合い、心ここに在らず。
春風に吹かれ、ふわふわ。
地に足がつかない。
音楽も公園の風景も美しい。
色々な友情を思い出した。
止まらないエゴと自己嫌悪。とにかく素直になれない。自分自分自分自分自分…。
「このまま大人になりたくない〜!」っていうけど、きっと観にきてるのはそんな大人ばっかり笑。
素晴らしいクオリティーだったけど、ディズニーアニメを観過ぎて好き過ぎてダメだった…🌹
ベルがベルじゃなかった…。
図書館で働く主人公ベラを演じるジェシカ・ブラウン・フィンドレイが可愛くてそれだけで観てよかったかも。
なぜか肝心のお花はなぜかボヤけていた。
ストーリーは弱いけど、人との出会い、触れ合いにほっこりした>>続きを読む
様々な人種・宗教・言語が混ざり合うマレーシア。協調もあるが断絶もある。それを飛び越えるのが愛情だ。
ムルーの美しい歌声と詩が心に残った。
クズはクズのままで、レントンはレントンのまま。
笑えてスリリングで最高だった。
過去も幻覚のようなものだし、「トレスポかっけー」って言い続けている我々も今を生きていないのかもしれない。
前作の振り返り>>続きを読む
『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』怪我をした膝のリハビリをするトニー。クズ男に翻弄されズタボロになっていく日々の回想。とにかく痛々しい…。一緒にいても幸せにはなれない。それでも激しく愛している。そ>>続きを読む
1979年の夏。母親、2人の女性と過ごし成長していく少年の物語。
何度も泣いてしまった。
素晴らしい女性讃歌。
ここまで女性の心がわかるなんて、マイク・ミルズは本当にすごい…。
アネット・ベニング、グ>>続きを読む
『アメリカン・スリープオーバー』を観てドキドキ。
夏休みのお泊まり会なんてあるんだ。金髪ショートにピアスだらけのマギーのすました表情が忘れられない。
夜更かしして話をするだけで楽しかった思春期を思>>続きを読む
ミア・ハンセン=ラブの映画は二作だけ観たが若いイメージだったので、50代女性が主役なのは意外。
介護や離婚など現実的なことを描いていてただリアルだったな。
イザベル・ユペールは哲学の教師役。随所に>>続きを読む
filmarks試写会
思ったより素朴でリアルで美しい作品だった。穏やかというか静かなのに、心の動きが伝わってくる。今までにないブラックムービー。