マニさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.6

どこまで史実かわからずコメントが難しいけれど、強引さを感じずにはいられなかった。経済的自由を与えるためのヘレンというキャラクター、喪失への布石であるハンドル遊び。多少の脚色は致し方ないにしても、それじ>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.2

脱力モキュメンタリー。これこれ~!
日常会話が本当に日常会話で感心する。個性豊かな登場人物たちみな愛おしい。殺丸大好き!ヒットガール女子カッコイイー!女社長だけ演技やりすぎ感で浮いていたので殺っちゃっ
>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.3

好きだけど物足りない~。もうひとひねりふたひねり欲しかった。阪元作品を観てきた人なら伊能さんいる時点で……ね。アクションも間延びに感じてしまった。

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.8

食卓のテーマと共鳴した「平等」なドキュメンタリー。ナレーション、BGM、インタビューなどを徹底排除して目の前を淡々と通り過ぎていく画と音。質より量の圧倒的空間。老若男女の慣れた手さばきが生み出す説得力>>続きを読む

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.5

なるほど、セトと窃盗をかけているんだな?(違う)
トム・クルーズの全裸と水泳ミイラ以外に見どころがなかったです。

青い春(2001年製作の映画)

4.0

散らない桜と桜のように散るなにか。
咲かない花と花のように咲くなにか。
黒い影と影のように黒いなにか。
青い春と春のように青いなにか。

転々(2007年製作の映画)

2.6

ずっとふわふわしていた。私は地に足のついた散歩が好きです。

あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

2.2

ファンムービーなのは承知の上でもドラマ未視聴人としては「映画舐めてんのか」としか思えなかった。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

怪獣の名前を少し言える程度のウルトラマン(だけでなく特撮全般)無知無知星人です。無知な私でも原作へのリスペクトや新しいウルトラマンにしようという気概を感じられて良かった。美術も最高。シン・ウルトラマン>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

前作は種族の話、今作は家族の話。
焦点が絞られた分、濃密なドラマになるのかと思いきや既視感の強い展開ばかりが続く。足を引っ張るキャラが物語を牽引するためストレス度が高く、登場人物が増えたことにより視点
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

2023 THE FIRST MOVIE

スラムダンクというケーキの上に人間ドラマというメッセージプレートを乗せたような作品。プレートの内容が刺さった人はより美味しかったり嬉しかったりプラスアルファ
>>続きを読む

TOKYOドラゴン飯店(2020年製作の映画)

3.0

Vシネラーメンミュージカルコメディ。
テンポの悪さと下手な戦闘シーン、謎に良い楽曲たち。湯気が出ていないラーメンは食欲をそそられず、あんなに魅力のないギターソロのアングルはなかなかお目にかかれません。
>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

オルヴォワールの映画。序盤の挨拶ラッシュの意味を知ったとき、それをファンタジーが叶えるとき。たった一言の重みが増して自分の世界に沁みてくる。

これは私の心が汚れているゆえですが「燃ゆる女の肖像感を期
>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.7

香港ノワールの金字塔。古臭いがそれが良いという感覚、自分が大人になったからこそ得られるものだろうか。

狩野英孝、劇団ひとり、中川礼二が出てます(出てません)

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)

2.0

パッケージから青春ものかと思って観たらBLだった。ストーリーも薄くキャラも好きになれず、沖縄も沖縄ではなかった。

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.6

同監督作品なら『亡霊怪猫屋敷』の方が好きだけど、こちらも良く出来てる。どの作品も魅せ方が上手。

なぜか皿屋敷だと勘違いしていて、この展開でどう皿を数えるんだと思っていたら最後まで数えなくて笑っちゃっ
>>続きを読む

川崎競輪(2016年製作の映画)

3.2

ただそこに在る人たちを映しただけ。押し付けが一切ないのが好ましい。ただ、わたしはなんだか悲しくなってしまいました。

ハウリング(2013年製作の映画)

-

『ドロステのはてで僕ら』の元ネタ。短編にすると一気に世にも奇妙な物語感が増しますね。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.3

東出昌大のどこか人を不安にさせる瞳は狂気を孕む役や危ういバランスの役がハマるけれど、青春の揺らぎにまで有効だとは……。

町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.3

「自分も少しでも優しくなろう」と勇気づけられる作品……のはずが、「これはフィクションです」と突きつける終盤に困惑。それ自体は別にいいけれど、描きたかったものは本当にこれなのか?という疑問がノイズになっ>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.3

クリスマスゾンビミュージカル。ストーリーは無いに等しいけれど歌が素晴らしい。全体的に中途半端なので、コミカルに振り切るかストーリーに厚みを持たせれば化けたはずなので口惜しや。

呪詛(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

友人に誘われ8人で鑑賞。ペンライトを手元に置いての声出しOK応援上映。さすがにライトを振ることは無かったけれど、そういった精神安定の元で鑑賞できたのは良かった。

うーん、評価がとても難しい。
エンタ
>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.8

続編なので導入の戸惑いなどがショートカットされるのは良いけど、前作同様に豪華キャストなだけで見所が無かった。

ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.8

ALONEとは正反対の内容だったので原題確認したら『Mine』でした。なんで変えちゃった?

極限状態を描きたいのに根っこがポジティブだから綱引きしあって平和な映画になっちゃってました。助けに来た現地
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

最低な主人公を最後には愛おしく感じている魔法。意外性はないけど魅せ方がうまい。地球温暖化を止めましょう!

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

悲観的になりすぎない絶妙なバランス感覚。食べること、眠ること、種を残すこと、貫くこと、順応すること、踊ること、死ぬこと。「生きること」すべてが描かれている。狸/人の2パターンだけじゃない絵柄の変化が本>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.8

既視感を通り越して未来予知になるほどの王道、それゆえ胸のトキメキがなくどこまでも平静だった。主人公のフレアだけが気持ち良い。

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

3.0

映画というよりゲームって感じ。カット割りや台詞が親切すぎるためオチも予想通りで、それ自体は良いけどせめて説得力を持たせてくれと思ってしまった。

ゾンビ津波(2019年製作の映画)

2.7

C級パニックにありがちな緊張感のない人々。本気で追わず本気で逃げない脱力鬼ごっこ。一見、退屈な映画に見えるでしょう。しかしそれこそが綿密に計算された演出だったのです。全てはエンドロールのスピードを際立>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

劇場版ワニワニパニック。
ディザスターとアニマルパニックを掛け合わせて描く江戸川区の未来。

87分でキレイにまとまってる!
時限による緊迫感、フィールドの変化、アイテムの使い方、なによりストーリー進
>>続きを読む