ビリーが怯えとんねん。
目下Disney+で視聴できるコンテンツ中でも毛色的にダントツ浮きまくりだが、映画史上屈指の名セリフ
“奴が血を流すなら、殺せるはずだ”
が飛び出すのは今作。
“いたぞぉ!>>続きを読む
ふとしたきっかけでそれまで漠然と抱いていた劣等感がただの主観でしかなかったと気づくこと。一方で憧れていた存在が実は大した程でもなかったと裏切られること。
その2つは往々にして同じタイミングで来るように>>続きを読む
コロナや何やで連休もついぞ海外旅行に行けず、ダージリン急行で擬似旅行。
冒頭でビルマーレーをフェイクで使うアバンタイトルシーンからニヤニヤが止まらない。無事列車に間に合うのか?と思いきや、そもそもお>>続きを読む
一作目で完全にガーディアンズ全員の事が大好きになってしまってるだけに、各キャラの深掘りと関係性萌えに徹したこのvol.2はただただ接待が効きすぎ。2時間強もサービス尽くして貰ってえらいすんまへん。>>続きを読む
僕の大好きなポールトーマスアンダーソン監督による、裏ブギーナイツ的大傑作。
舞台となるのは、人畜無害なカルト教団。しかもそれは家族経営で成り立っており、周辺の信者達も結婚し合ったり教団ぐるみで育児し>>続きを読む
4kリマスターということで久々に観てきたけど、めちゃめちゃ繊細で美しく、もはや文学の領域、こんな繊細な映画が大ヒットしてたなんて、当時の日本人のリテラシーの高さが羨ましいと思った。
セリアズ演じるデ>>続きを読む
なりより序盤の展開が速い速い。
そもそも舞台設定自体が分かり易過ぎなため、映画が始まるやすぐ突撃。いきなり怒涛の銃撃戦に雪崩れ込み。なにこの景気の良さ。そして湧いてくる敵のチンピラの面構えが揃いも揃っ>>続きを読む
異形や狂気を題材に置くことによって人間の危うげな本質を、ホラーにもコメディにも振り切らないシュールさで描かれてきたデヴィッドリンチ監督。
これって思うに、好き嫌いの感情とか、善悪の価値観を全部とっぱら>>続きを読む
サスペンスの名作だがベタ中のベタ、王道中の王道。しかしこの映画、昔から何故か数年に一度ペースで見返したくなってしまう。
よく考えたらそれもそのはず。
常にベシャリの力でマウントを取ってきた男、サミュ>>続きを読む
面白過ぎるやろ。
本当に血が湧いて肉が躍ってる、血湧き肉躍る冒険活劇。
役者は全員知らん人だが、出てくるキャラの顔面がいちいち説得力強い。メルギブは完全に顔だけで役をオファーしてるとしか考えられない>>続きを読む
知性強すぎアネットベニングのお母、グレタのお姉、エルのお姉、こんな素敵なwomenに(そして気の良い髭のおっさんにも)可愛がられて少年よ、最高に幸せやないか。でもやっぱり本人としては自分のペースで考え>>続きを読む
本作で打ち出された“世紀末観”は後のあらゆるポップカルチャーに受け継がれ、今となっては砂埃と鉄のツギハギで描かれる世紀末などはどこにでも溢れてしまっているし、その中でもオリジナルにしか持ち得なかったエ>>続きを読む
モテ道を極める男、ライアンゴズリング。
ryan goslingの画像検索で頻出する通り、中盤のシャツ脱ぎシーンはあまりに有名。
僕もgoslingに憧れる一介の(底辺)フォロワーとして、彼の腹筋を拝>>続きを読む
アーロンソーキン印のキレキレ編集&脚本。
まず冒頭の凄さ。各陣営で熱く語られている演説を、うまいことセリフが繋がると思いきや文脈が全く異なる絶妙な箇所でカットを切り替えていく編集。小気味良いロックも>>続きを読む
懐かしい!ガイリッチー監督って、今や大味なエンタメ大作を無難に作り上げる、ブランド付の職業監督みたいになってるけど、昔はこんなだった。最近のウィルスミス版アラジンも好きやけど。
ちゃかちゃかしたカッ>>続きを読む
ていうか余裕で人生の教科書。
クズな自分でも、もし最後のゴングまで立ってられたら、クズじゃないことが証明できるんだ。
その昔まだ子供だった俺は、この映画の最後でボロボロになりながらも世界一の男に立>>続きを読む
モンスター童貞、慈母愛子にギリ救われるの巻。
青白い色調と寓話度高めなストーリーがとにかく美しい。なのでいっそのこと、MVのようにセリフを全部消してぼーっと見てたい感じ。
実家で食卓囲むシーン。親子>>続きを読む
なんて素敵なベタ演出なんでしょう!
これは逆に、ベタ演出だけでここまでできるんやていう制作者の挑戦のように観えてしまって胸がスカッとする。
こんなベタなのに、過去と現在のエピソードが同じカットの中で>>続きを読む
こんな愛くるしい狂人いる?
ピュアネス具合がハンパない。
心の綺麗な人間を見てこちらの心も洗われる感覚。狂人なのに。凡人の社会とは絶対に交われない、そんな純真さを湛えたトムハのムク犬のような澄んだ目>>続きを読む
その昔、ぼく尖ってますねん、言うてた学生時代に嬉しがってこのイレイザーヘッドのブルーレイを購入してたのだが、すいません、それから全く観てませんでした。
最近Netflixに上がってたので、超久々に観た>>続きを読む
この映画、確かに過去に観ててオチも覚えてたはずやのに、久々に見直すとやはり途中から、あれ?この話って〇〇なんやったっけ?て記憶を疑いだして、結局初見と全く同じように騙されただけだった。我ながらなかなか>>続きを読む
ルカグァダニーノ監督が半生通してリメイクを温めてたという企画。
ブルー基調で色彩の抑えられた画面に、濃淡様々な赤が散らばって配置される映像美
トムヨークの歌声と病人の呻き声が重なるオープニングでもう引>>続きを読む
殺し屋おっさんミーツ孤独な少女の鉄板ネタを、ゴリゴリソリッドに仕上げてみたー、みたいな感じ。
冒頭のモーテルの部屋出たところで、主観カメラが廊下を歩き出すとともに掛かる音楽でまずブチ上がり。
監視>>続きを読む
白人と黒人がいがみ合っているところに颯爽と現れるデンゼルワシントン。ははーん、これはまたデンゼルがみんなを諭してハッピーエンドやな、と思いきや、
いや、その通りかい!
直球でええやないかい!
人種問>>続きを読む
僕はポールバーホーベン監督作品に通底する、人間をシビアに見つめた視点が大好き。本質が見えてるからこそ、良識をエグるようなブラックギャグも、単純に善悪だけでは割り切れない人間のいじらしさもどちらも描ける>>続きを読む
衝撃の胸糞オチが有名やけど、オチどうこう以前にほぼ全編が胸糞すぎて最高な傑作。
特に本作に登場する、“宗教ババア”ことミス•カーモディさんと言えばもはや映画史に残る胸糞キャラとして認知されてる、はず>>続きを読む
ノーラン祭りと銘打った過去作再上映企画の締めくくりとして、大好きなインターステラーをIMAXで見てきた。
今までNetflixなんかで何度となく観てきてるのだが、今回劇場のIMAXで観て驚いたのが、や>>続きを読む
まずこの‘クセ者8人、全員嘘つき!’ていうコピー、誰が嘘ついてるかわからんていう密室サスペンスの醍醐味を全開でネタバレしてしまっているので、最悪である。
しかしこの作品、2回目以降の鑑賞で全員がウソ>>続きを読む
あの幻想的な列車のシーンで、僕おっさんの目にも涙。。
アッ アッ 寂しい…生きている不思議〜♪
いやあ、もの凄いキャラが来ました。
爆金持ち、マザコン、陰キャの3要素を極限こじらせて生まれた最強のモンスター、デュポン氏。
これを敢えてコメディを知り尽くしたスティーブカレルが演じるというキャステ>>続きを読む
この映画、やっぱりめちゃおもろい!
公開当時、SF的発想の楽しさとド級の映像体験と初めて見たトムハーディというイケメンにめちゃ興奮した記憶があるけど、今回IMAXで劇場再鑑賞して改めて最高やった。
街>>続きを読む
対立する価値観をどちらも肯定も否定もせず、透明な激流が全て飲み込んで浄化するていう、衝撃的かつ、これ以上ないほど感動的な結末。現実社会では、なにかとあいつが正しくてこいつが間違ってるみたいな議論ばっか>>続きを読む
まずこれ観て広島弁言いたなるていう。
広能と山守親分のストーリーラインからちいと外れるけえ、話の内容にはそげん惹かれはせんけど、千葉真一扮する大友の圧倒的なキャラの魅力のせいでわしはシリーズ中一番好>>続きを読む
どうかしてるレベルのハイテンションで繰り広げられるキチガイ選手権。
クライマックスでセクシー狂人と変容した主人公が、笑顔でガラスコップ貪り食った時点で、勝負ついたかのように思ったが、そっからの展開こそ>>続きを読む
アントン・シガーさんと行く!冥府魔道の旅2泊3日
有名なガソリンスタンドでの一幕。
ここで見せつけられる、シガーさんのコミュニケーションテクニック。
こっちがどんだけ話逸らそうとしても絶対服従のロジ>>続きを読む
エイリアンシリーズ、リドスコ先生のオリジンが傑作であるのは言わずもがな、以降の続編の全てが高クオリティ。
しかも何が凄いかって、引き継いだ監督たちが皆、各々のマナーで“オレ的エイリアン”を押し出してく>>続きを読む