春井さんの映画レビュー・感想・評価

春井

春井

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.3

マジか…………という感じ。すごかった。

父は大友克洋が大好きで、わたしが子どもの頃からAKIRA全巻を大切そうに手にとっては「これはおれの宝物だ」というのが口癖だった。その父に、たしかかなり小さい頃
>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.0

親のエゴすぎる!!!!!!!!!
ポストカードにしたいくらいいいショットたくさんあったけどとにかくそれに尽きる。

ややけわしいまなざしでピアノを弾くリヴァーフェニックスは綺麗すぎてもはや神々しい。お
>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.0

あんなおしゃれな花屋のこんなイケメン店員がフリーなわけないだろ(褒めてる

「そういうのよくわかんないや。おれまりこが好きだから」ってセリフが良すぎていちばん心に残った。
あとラーメン食べたくなる。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.3

ずっと気になってて、ぽっかり予定のない土曜昼、U-NEXTでみました。

まず映像がきれいだなー。光というか色味というか。あざやかでエモーショナル。海のきらめきとか水しぶきとか、花とか空とか…

ソフ
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.3

わたしの好きな人がこの映画を観るのを楽しみにしているらしいことを知って、ろくにあらすじも調べないまま金曜夜、仕事終わりにひとり日比谷のTOHOシネマズで観た。

映画の内容とは関係ないことをまず書くが
>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.3

カッケ〜〜〜〜。
ダサへぼ亭主のダサへぼ感まじでいい。ジョニーの恰幅のよさ、いかにも悪党をとりまとめてそう。彼女の華奢さが際立ってすばら。
プロレスのシーンの躍動感。あそこだけ音楽ないのめちゃいいよ。
>>続きを読む

Valimo(2007年製作の映画)

3.2

いーなーーーーー青と赤、独特のライトニング。いかにもカウリスマキです。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

期待して観たけどハマらなかったな、という印象。なんでかな……。
映像はきれいだったし音楽もよかった。のぞき部屋での再会もすごく象徴的。
8ミリフィルムをみんなで観るところはすごく泣けたな。わたしも8ミ
>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.3

カウリスマキの映画をみると、人生のイロって、酒、煙草、音楽、恋なんだなって思わされる。金とか名誉とか仕事とかじゃないんですよ。

いつだって彼らは金も名誉もなくて、青く薄汚れた作業着に身を包んで、硬そ
>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.2

大友勝利のイカれっぷりがすごい。
全編通してセリフがよすぎるのでシナリオブック買いました。
マブいスケ抱くために生まれてきたんじゃないの〜から、仁義で首くくっとれい言うんかい!までんとこ、かるく10回
>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.3

なんつ〜かっこよさ……
菅原文太が出所するたびに凄みが増してくのはどういうマジック??
字幕ありで見たらセリフ回しにいちいちシビれてなんならときどき笑っちゃったよ。

というかスピード感がやばい。
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.2

静かな悲しみを全編にたたえていた。大きな波もなくたゆたういかにも冷たそうな海と映画の雰囲気は完全にマッチしてる。
どうにも海が出てくる映画が好きらしくそういう意味ではとても好み。肉親の死をきっかけに同
>>続きを読む

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人に、好きそう、と勧められて見た。まんまと好きだった。

どうやらわたしは、全体のストーリー展開とかよりも、映像の雰囲気とか、世界観とか、ちょっとした小道具とか、なんの気ないセリフとか、映画のそういっ
>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.3

やっぱりいちいち洒落てる。
キャデラックの鍵についてる手回しオルゴールのキーホルダーかわいい。極寒のなか幌が閉じないオープンカーのおかしみ。それは最後にミッコネンの棺になる。
ドライブスルーで夜に食べ
>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.3

いいシーンは山ほどあった。
お店がしまる最後の夜、ご高齢の常連さんたちが集まって、ライブ演奏でダンスをするところ。どうにか見つけた小さな食堂でワンオペ(とさとられないようにワンオペ)するところ。ナイフ
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

仕事帰りに有楽町のビックカメラ8階に駆け込む。現金しか使えませんに一瞬ヒヤッとして、ほとんど有り金ぜんぶはたく感覚でチケットを買った。

冒頭、スーパーの品出したちが真っ赤なジャンパー着てて、っく〜〜
>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.4

か、か、かっけぇ〜〜〜〜〜シビィ〜〜〜〜〜〜。
人にすすめられてみたけどすごくよかった。これネトフリ入ってたら無料でみられんのすげー。
正直、ストーリーと人間関係は入り組んでて、「今どことどこが対立し
>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.3

恋をして死にたくなくなる主人公、よかったなー。あととにかく色と照明のセンスがやばい。ホテルのフロントも室内もハンバーガー屋も、なんであんなに洒落てんだ。なんとも言えない青色と赤色、たまんねー。やっぱわ>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.4

オーーーーーーイさすがに映像が格好良すぎないか?
『過去のない男』に続けて観たけど、ストーリーどうのこうのよりとにかく映像が良すぎる。タバコの灰を混ぜたような鈍色の青と赤の感じがたまらない。さすがに刑
>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.2

カリウスマキが観てみたくて、初めての視聴。
とにかく、なんつー映像の良さ。絶妙な青色とそれに映える赤。照明の感じもなんだが非現実的というか、セットじみているというか、それか逆にいい。音楽もいいなー。野
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

きれいなんだけどな〜。メアリーは可愛くてよかったんだけどな〜。うーーーん。いちいちタイムトラベルのときに「これはどうなるの?」と考えてしまっていまいちストーリーに没頭できなかった。「未来からタイムスリ>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!!!
設定からして好きそうだな〜と思ってたけどほんとに好きだった。
遺伝子で差別される未来ってまじでありそう。「ふつうの方法」じゃなく生まれたイーサン・ホークがどうにかして宇宙を目指す。
>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.4

よかったなー。
何度も胸が苦しくなった。レオ様の演技はんぱない。どこもかしこも田舎くさくて、ぼろぼろの店もぼろぼろの車もずたぼろの服も、ぜんぶ好みでした。
ベッキーと夕陽を見てるシーンめちゃくちゃきれ
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.7

うーーーーーーーーん
映像はすごくきれい。シチュエーションもいい。でもよくわかんなかった…
お父さんのセリフはすごくよかったな。

恋愛ごとから気を紛らわすためにみたのに、バチボコに恋愛ごとの映画でち
>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ビフォア・サンライズがかなりよかったので視聴。
ひたすら二人の会話、会話、会話。でもなんかいいんだよなー。
セリーヌのあんな歌聞いちゃったら、ジェシーが飛行機乗れるわけないじゃんね。モテるためにやっぱ
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.1

映画好きの父に「七人の侍を観たことがない」と言ったら「え?ほんとに?なんで観てないの?観なよ?めちゃくちゃいいよ」と、まるでわたしが「桃太郎という昔話を知らない」と言ったがごとく驚かれた。ので、観た。>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.6

想像を絶するむずかしさ。もう一回観るしかない。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

TOHOシネマズのプレミアシートで視聴。
映画館でみてまじでよかったなーと思う。家だと3時間半も集中力もたない。映画の中身は関係なく。

シビれる芝居と作り込まれた世界観、ドンピシャな音楽で、ずっと見
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.3

原作は未読。舞台挨拶付きを鑑賞。
俳優さんたちの瞳の演技が印象的。わたしは大也くんの危うい感じと、八重子ちゃんのヒリヒリした感じが良かった。

「地球に留学しとるみたいなんよね」という語り、泣けたなー
>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.2

ロバートデニーロの存在感すごすぎ。カレンとのデートで全然正規ルートじゃないやり方で会場入りするとこかっこよかったな。あんなんされたら女はみんな惚れちゃうよ。

>|