歌が1番あらゆる人を捉える。これは思い出したくない記憶と歌は出さない不在が想起される。
相変わらず衣装は別格。というか色彩認識が決まりすぎ。お陰でいつものパリの街が迷宮とジャングルになる。ジェラルディン・チャップリン素敵。
まあ人それぞれが考える映画。難しくはないが分かったふりをすると後ろから斬られる。
今時、古典的なオーケストレーションがハマる映画もないわけで。適切な美学を持ち合わせて静かに怒るベロッキオ⚡️
映画としての価値はそれなり。しかし、その中で静かにジャーナリスティックな視線と根源的な青春と混在する。性教育の仕上げとして教育映画の側面あり。あと、電話番号を相手の手に書くのが同日観たリヴェット師匠の>>続きを読む
普段気にしない凡庸な映画の省略を止めてディテールにこだわる。相変わらずのmarvelousな衣装にうなる。なんか村上春樹を思い出す…段々とクセになるリヴェット師匠。
いやあ初めて緊張がない脱力系リヴェット映画。延々と上手いお茶を飲んでる感じ。しかし、女子の衣装のチョイスは神。ま、いまだとヤバいショットはご愛嬌🤣
20世紀のラストに作られた映画。大興奮して観るものではないが、タル・ベーラ普通の娯楽映画もイケると思うエレメント多し。
やはり「仁義なき戦い」への道は長い。洒落たカッティングで格好良い初期から信用を得てスター映画を撮る中期前半、時代の空気と少しづつセンスが近づいていく深作欣二。ドキュメント系が多い東映東京撮影所のスタッ>>続きを読む
いや凄いな。毀誉褒貶が多いこの映画だけど、原爆に対する中でみんな正気ではなくなっていく(実際にはその当時は正気な人たち)なかでの彼は。IMAXはどういうふうにするかは伝わってきた。本筋とはあまり関係な>>続きを読む
安定の木下惠介。山田太一の地味なんだけどスターがやらないとリアルならない不思議さも同居。
なかなか良かった。子供を侮らない大人たちが観てるこちらを救う。あれを甘えん坊と思っちゃうと…
劇場では初めて。遥か昔TVで観ただけ。スジは割と直ぐ思い出す。レオーネのウェスタンオペラ最高。
普通に面白い。しかし、現実世界とアクセスできるエレメントが多く気分はあがらない。原作者の先見の明に敬意。あ、初Dolby Atmosだった。
身体のコンディションが悪く、意識も飛んだりとスコアをつけるのも…でもなんか凄い面白かった印象しかない。どこかでやってくれ!
俳優の持つ情報量について考えさせられた…セリフも全体に少なめなのに、役によってこちらに入ってくる情報の量に差が出る。
いやあ中村久美と松井玲奈が親子分かり味…話はキチンと風呂敷に包むが、デビュー作を板橋某映画館で観て以来ほぼほぼフォローする金子修介監督!アタマの硬軟は年じゃない。
国立映画アーカイブの事業。40年以上ぶりに調布に。ノーエラーで映画を作る黒沢清。
木下惠介は怒りの人と考えると、大島渚がこれを観て大船に向かうのは納得。キャストは脇役まで見応えあり。しかし、ネコさんは既に日和見演技をモノにしている。
最初の2作好きからすると少し…しかし、物理的に長いが短く感じる映画ではない。しかし、余計なところは一つもない。個人的にグッとくるところは自分が第四コーナーを回っているからかも。
わずかに光明が差す。前作の方が好きだけど丁寧さは格段に増している。日本映画の本筋は充分に受け継がれている。
これは、何やかんや言っても考える娯楽映画の一種。ローレン・バコールもう少し見せ場があれば。映画と演劇の接近を考える1本だった。
いや、先週「叛軍」を観たので妙にスラスラアタマに入った。普通に面白いけどハマる人を選ぶな。
こちらのコンディションがイマイチだったのでスコアは保留。でも、上映後のトークショーが有益で、何れかの機会を逃さずに再見を誓う。
実は観るのを先送りする予定が、何やかやで初日に。ブラックコメディだけど妙にロジカルで更にニヤニヤさせる。
乱暴な言い方をすれば小津が撮ったウェスタン。昔日のフロンティア時代のアメリカはジャングルみたいなもの。何か自分が現代に生きるのも不思議な定めと思う。決して合う訳じゃない監督だけど。
原作も好きだし派として、単なる映画好きとしても、どちらからみても皆さんのネガティブな意見も最もと思うが…妙に応援したくなった。続編も観ます。玉木宏が成田三樹夫先生系に踏み込んだのは収穫。
イ・チャンドンの「オアシス」を観た後に観た。沢山観てないフェレーリだけど振り切るまでに助走は必要だったのかと。アニー・ジラルドgood。
何とも得体の知れないところと、スッと寄り添ってくるところと混在する。ヒロインの様相が映画の階段を一つ上がらせた。
2024年初映画館としては満足。