marikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

いわゆる悪人は出てこない。皆自分が置かれた立場でそれぞれ生きている。金持ちと貧乏の違いのみ。金持ちの家にうまく入りこめたけど、それでもどうしようもない差は存在する。エンタメ映画として見始めて、最後にい>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.7

新感染のようなパニックものかと思ったらちょっと違った。ラブコメのようなファミリー話のような。でもハラハラドキドキ、笑いもたくさんで面白かった。

幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.7

歴史的なことを知ってたら、もっと良かったなあ。子供の頃の妄想場面なんて最高に面白かった。いいアニメだった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

あー、終わったなあ。ずっとリアルタイムで観てきた私としては、許し許され完結したなあと。これで終わって良かったよ。アダム・ドライバーは、やっぱりいいなあ。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

あー、なんてきつい映画。刺さる。解決されずに終わって、でもそれは私達自身が直面していること。あなたならどうする?仕事やめられるの?
やっぱりおかしいよ、みんな目を覚まそうよ。もう辛いよ。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

役者みんなだけど、特にローズ役は良かった。あのホテルをあんな風に使うとは。映画シャイニングへの映画だった。ダニーの父親への思いもしっかり回収した。

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

4.0

草間彌生の幼少の頃から現代まで、特にニューヨーク時代の前衛的な美しい彼女がたくさん。どれだけ売り込み、報われなかったか。そして、今も描き続けている素晴らしさを、この映画はよく表現していたと思う。過去の>>続きを読む

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

3.5

イザベル・ユペールもモレッツも好きだからいいんだけど、サイコサスペンスとしては、普通に面白い映画でした。
ニール・ジョーダンだから、正直もう少し期待してたんだけど。

シネマ歌舞伎 女殺油地獄(2018年製作の映画)

3.6

子を想う親と、ありがたくお金を貰っても借金はきえぬ不肖の息子。暗い舞台での殺しの場面。やるせないなあ。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

守ってもらうのでなく、自分で切り開いていく道。女性が立ち上がって闘う物語。サラ・コナー、格好いいぞ。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.9

登場人物たちの今と過去があれだけ長い原作からしたら、うまくまとまっていたと思う。ピエロばかり宣伝されてるけど、その人自身の恐怖につけ込むやつが本当に怖い。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

なんだか凄い映画を観てしまった。
人間らしいって、どういうことなのかとか、人間ってひどい生物なんではとか、見た目や正義や思い込みなどいろいろ。

メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

設定があり得ない感じなのに、主人公の日常とか、話し方、家族との関係とかがすごく変なバランスの中で成り立っている映画で、いやあ面白かった。

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.6

どんでん返しもカメ止めのように、楽しめた。あまり知られていない役者を出演させることで撮れる映画なんだろうなあ。和人役の人、すごく良かった。

真実(2019年製作の映画)

3.7

ドブーヌにピノシュ、圧倒的に役者は豪華。新人の女優の声がすごく良かった。何が真実かって、一生嘘を突き通したら、それも真実になるんだろうし。
劇中の映画が、とてもいい感じになってた。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

重く傷をえぐるような音と、古い音楽と。皆がジョーカーになる恐ろしさ。二分してはだめなんだ。いろんなもの突きつけられた。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.4

ちょっと信じがたいことも起こるけど、いつも冷静でいる主人公の、その底に流れているものと対峙するための旅。宇宙に行けるようになっても、人間は何て人間らしいんだろう。

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.4

ごぼごぼと流れる水の音。絵的に美しい瞬間を切りとってるところは相変わらず蜷川実花らしいなあ。太宰治という男もだが、それぞれの女たちの愛し方、尽くし方がまたいろいろ思うところがあった。

アス(2019年製作の映画)

3.4

ホラーなんだけど、妙な明るさやブラックジョークがあって、いやな怖さはなかった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

シャロン・テートが本当にかわいらしくて、彼女がこの映画のように救われてたら、そしてポランスキーはどうなっていたのかなど、いろいろ考えてしまった。

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.4

ちょっと殺しのシーンの銃が重くてきつかった。音楽は低音が効いててグッド。コメディっぽいんだけど、今まで見てきたものと何か違う感じがする。殺し屋の奥さん、良かった。

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.4

うーん、面白くないことはないけど、現実ぽくないことも承知なんだけど。この監督の映画の、あり得ないけど可笑しいよね、って感じがなんか空回りしてたような。
やしろ優がいちばんはっちゃけてて可愛かった良かっ
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.3

最初の方はだれてて、このままいくの?と心配だったけど、後半はテンポよく。お話や設定が甘いというか、ありがちな感じだけど、寓話的なものだろうと解釈しました。主人公の女の子と紅甘がよかった。

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

少年と少女の純粋なあこがれ、思い。相手のためならこの世界はどうなってもいいと思うエゴ。それを天気のシーンとともに、美しいものとしてとどめておく映画なんだろうな。凪くんのキャラが一番すきだったかも。

よこがお(2019年製作の映画)

4.1

出演している役者たちが圧倒的。自分ではどうしようもないことで、ほんの少しの判断や口にした言葉で追い詰められ、復讐もまたボタンの掛け違いのようになり。筒井真理子がこんなに凄い役者だとは。素晴らしかった。

Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.9

父親や医者にも恵まれて理解されているはずだけど、彼女の心の中はいつもいつもピンと張りつめていて観ていてとても痛い。にこやかに振る舞う内面がこんなに辛いとは。彼女の役の子の演技(といっていいのだろうか)>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

3.6

人形らが動く妄想の世界。それを切り取った写真。その写真の一つ一つに物語がある。主人公の苦しい記憶と思い出せない過去。映画だから出来る表現ってこういうのだよね。彼が生きていられてよかった。

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.8

ジョー役の子がとにかくいい。目線や行動で、母や父のそれぞれのことを思っていることが伝わってくる。その両親はといえば、お互いの不満や気持ちを大事に扱う代わりに、極端な行動をしてしまう。写真館の主人の言葉>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.6

色彩、照明など蜷川ワールド。子供時代の回想芝居シーンが音楽も含めてわりと好き。豪華に役者らをクレイジーに使ってた中で、玉城ティナの演技がまたよかったかも。

ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

3.8

二重人格を扱ったSFやサイコミステリーのような映画と思ってみたら、いい意味で期待を裏切られた作品だった。アンセル・エルゴートの良さがすごく出ていた。こういう二重人格の描き方をするとは。ラストで映画の原>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

4.0

本物とコピー。母と娘。
物語が進むにつれて、リラとヴィオレタの生きてきた道がみえてくる。娘のマルタとのやりとりが最後まで映画をみるとたまらない。
ラストの歌はしばらく耳から離れなかった。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

最初の民謡から、音楽が
とてもよかった。ズーラ役の女優も大変魅力的だった。
物語はブツリと切られ、二人が一緒にいない時のドラマは観客にはわからない。だからこそ、二人がいつまでも離れず逢いつづけることが
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

映像が圧倒的に美しい。めくるめく感じ。虫や生物の描写もとにかく美しい。宇宙と海のシーン、息をのむ、映像にのみこまれそうだった。これは映画館でみないと。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.7

ゴジラやキングギドラなどの映像は圧巻。音楽も伊福部好きにはたまらない。ただ、話的には少しゴジラを肯定的にとらえすぎるような。

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

役者がみないい味をだしている。誰が悪いのかというわかりやすい悪人をおかず、それぞれの気持ちと、誰も責められないのが、観客に提示される。どうすればよかったのかと。