ストーリーや展開が読めるだの、VFXだけすごいだの、オッペンハイマーに作品賞を取らせるバランスとしてジブリとゴジラに賞を与えただの、
とにかく否定的な感想や分析が多かったので、かなり期待値下げて見たら>>続きを読む
ドキュメンタリー映画の良し悪しって、カメラワークだの編集だの音楽だのナレーションだのではなく、扱う題材そのもので8割くらい決まるように感じるときがたまにある。少なくともこの作品はそう感じた。こんな学校>>続きを読む
東日本大震災をどう伝えるか。ドキュメンタリー映画は毎年のように作られている。その中で毎年複数の被災市民を継続取材している古波津陽監督の「1/10fukushimaをきいてみる」はテーマも取材もまったく>>続きを読む
障害者雇用というとチョーク工場の日本理化学工業が超有名だが、この久遠チョコレートもすごい。さまざまな問題発生に対して、もがくことを受け入れ、逃げない。
そして、さすが東海テレビ。単なる障害者モノではな>>続きを読む
見てからだいぶ時間が経ってしまった。
うまく整理できない。
言いたいこと、優れていること、
なんとなくわかるんだけど、
何かが受け付けない。
笑えない。苦しい。悲しい。
目をそらしたくなる。
とりあえ>>続きを読む
想像してたほどじゃなかった。あらゆる生きづらさがテーマになる今の時代、もう少し深掘りしないとつらい。無戸籍のつらさより寝たきりの子どもを抱えるシングルマザー一家の大変さのほうが印象的だった。無戸籍の過>>続きを読む
今村夏子が生み出すザラっとした世界。
思ったより復元できていた気がする。
世の中はそんなにくっきりしてないし、
理解なんかできない。
かと言って、そこまで捨てたもんじゃない。
微妙な境界線を見せてくれ>>続きを読む
たぶん50回目くらいの鑑賞。
何度見ても面白いものは面白い。風化しない。
キャラクター設定とユーモア満点のセリフ。
豪快な殺陣と効果音。
スリルとスピード、おっとり奥方の緩急。
白黒なのに椿が美しい。>>続きを読む
オリジナルとはまったくの別モノだった。
キツめでブラックなユーモアがほとんど省かれ、
静かで上品で薄味に仕上がっている。
役所のメンバーも陳情する女性たちもキャラクターが立っていない。
何よりあの「踊>>続きを読む
泳ぐという原始的な行為がここまで敬虔なものだったとは。神への挑戦。人より秀でていたいというダイアナの言葉に揺さぶられた。
そう、何歳になってもその先を、その上を目指すべきなのかもしれない。周囲の人たち>>続きを読む
僕らの世代は原田美枝子と言えばなんと言っても映画「青春の殺人者」のケイコ。またはドラマ「俺たちの朝」の美雪である。
傲慢で常識破りで問題児で孤独な少女。
幼な顔に似合わぬスタイルの良さ。
惜しげもなく>>続きを読む
ドキュメンタリー映画「私のはなし 部落のはなし」を見た流れで初めて鑑賞。
過去に市川崑監督版を見て以来だったが、
また違った良さがある。
あちらを単行本に例えるなら、こちらは文庫本。
手軽に楽に見れる>>続きを読む
とても心打つ作品だった。
まず主演の2人がいい。
上白石萌音は正直どうかなと思っていたが、
見事にハマってた。彼女のための役かと思うくらい。
個人的には光石研と渋川清彦が出ている時点で
きっと骨格のし>>続きを読む
あっという間の3時間半だった。当事者たちが向けられたカメラに向かって(つまり監督やその先の観衆に向かって)話すのではなく、3人で語り合うスタイルがいい。若者たち3人、ベテラン3人、オバサン3人、、、等>>続きを読む
幸せとはなんだろうとミツオのモノローグでしめるのはちょっと安易すぎないか。
過保護で周囲の人々に愛されやりたい放題だけど彼にも彼なりに悩みがある、
とでも言いたいのだろうか。
ここにはかつての迷惑モノ>>続きを読む
アイネクライネナハトムジークのときから気になっている萩原利久。今回も人がいいというか、騙されやすいというか、そんな感じでいい味出してる。学生映画みたいでストーリーやオチが楽しい作品。妙なシロウトっぽさ>>続きを読む
面白い!ゆるいタッチなのに、どこかカメラを止めるなっぽい。驚くべき伏線のスピード回収。よく出来てるなあ。もう一度見てみる。
拍子抜け。
見たいものとはまったく違った。
まるでVIVANTの堺雅人そっくり。
2人のやりとり、
途中で飽きた。
クレイジーゴンみたいな機械も陳腐。
後半の追っかけっこはドリフのコント?
2人で明>>続きを読む
すごい映画。生々しい。ヒリヒリする。
思い当たるフシがある。変な鳥肌が立つ。
きっとこの感覚は万国共通で、時代を超える普遍性なのかも。どっちも自分なりの気遣いしてる気になってるけど、結局噛み合わない。>>続きを読む
3.4.5を見てないので、
違和感なく2の続きとして見たけど、
そんなに悪くなかった。
途中、登場人物が多くて
さばききれないかなあ、と心配してたら
そうでもなかった。
高齢化した2人もさほど気になら>>続きを読む
シンプルすぎるストーリー。
いつまでたっても変わらない景色。
表情を読み取れない出演者たち。
監督はよほど自信があるのか、
それとも見る側に挑戦的なのか、
あまり類を見ない作品である。
読み取れること>>続きを読む
シスジェンダーはこれまでトランスジェンダーを笑い物にしてきた。それはハリウッドのみならずわが国でも同じ。そして、彼らを好奇の目で見て、感染病のごとく遠ざけ、容赦なく傷つけてきた。彼らについての情報や知>>続きを読む
しんしんと降り積もる雪のような映画だった。
言葉にできない思いを丁寧に丁寧に映像化している。
小樽はこれまでさまざまな映画の舞台になった街。そして再会の街。
忘れられない記憶の中の人に会う緊張と怖さは>>続きを読む
公開当時、たけしにボウイに教授と聞いて大島渚もとうとう魂売ったかと憤ったが、
いま思うとそれは見当違いも甚だしかった。
また、当時若い女性に受けたことを監督自身不思議がっていたが、受けた理由もいま見る>>続きを読む
この映画、初めてまともに見た。
想像してたよりテンポ良く進むので驚いた。
スポーツ万能の御曹司が気の強い頭の回転が速い女の子を好きになり、親の反対を押し切って勢いで結婚する。
夢のような話。ラブロマン>>続きを読む
テーマも作風も、
とてもデリケートで繊細な映画だった。
私たちはかつてアブノーマルや異常性愛などと
レッテルを貼って葬ってきた。
まさに社会のバグ扱いである。
いまはマイノリティというレッテルに変わり>>続きを読む
期待通りの面白さ。ただ、1作目のほうが衝撃的で、はちゃめちゃで、ギャグとフィジカルの凄さがフルスロットルに感じた。ストーリーにしても今回は良く言えばコンパクト、悪く言うと小ぢんまりしてた。格闘シーンが>>続きを読む
見る人に元気を与えるいい話。主人公もすごいけど、アメリカの懐の深さもすごい。こういう実話は映画にして後世に伝えるべき。
声を上げられないカラクリがあったとは、
知らなかった。
単に力関係だけでなく、
法律の壁も存在していたとは。
訴訟社会と言われるアメリカにおいて、
法律の壁を突破するのは
どんなに大変なことか。
その>>続きを読む
主人公のハチが演技が上手い。
ご主人が亡くなってからの演技はすごい。
泣けた。
最後の渋谷のハチ公の紹介がまた良かった。
だが、この映画の価値は
それだけではない。
この映画が公開された当時、
リチャ>>続きを読む
「12人の怒れる男」はヒューマニズムとさまざまな差別意識を描いた作品だった。そこまでは一緒だが、そこに裁判制度の問題点や腐敗を加味して、ところどころユーモアで味付けしたことで傑作が生まれた。
役者がか>>続きを読む
イギリス映画かと思った。
こういうのが好きな人いるし、そういう時代の思い出を重ねる人がいるのも納得だけど、今ひとつ刺さらなかった。
あの時代に見ると違うのかな。
青春真っ只中、大学闘争にも乗れないし、>>続きを読む
山田洋次監督の「家族」は1970年大阪万博に沸く高度成長の日本に冷や水を浴びせる名作だったが、この映画は韓国移民家族を通してアメリカの闇を浮かび上がらせているという点で似た印象を与える。さらに、家族が>>続きを読む
自分が転べば信者たちは助かるというとき、
転ぶべきか。
宗教における究極の選択の問題は
今も続いている。
輸血拒否のエホバの証人信者の母に、輸血を受けさせなかったことを、母の死後も悩み苦しみ続ける女性>>続きを読む
くだらなくて面白いなあ。
よく思いついたなあ。
うまい。
けっこう真理だと思う。
短編のほうがいい、
短編だからこそいい
見本のような作品。