このレビューはネタバレを含みます
日活ロマンポルノで潮ふきシーンがある映画を見たのははじめてだし、日活ロマンポルノで明確に女が口で男性器をどうこうしたり、男が口で女性器をどうこうする映画を見たのもはじめてだ。なんなら潮ふきどころか明確>>続きを読む
成瀬のカラー作品、多分はじめて見る。
シネマスコープ。
結構色の濃い、総天然色って感じのフィルム。
舞台が私の地元の近くで厚木、座間と知っている地名が出てくる。厚木駅! あの川、あれは厚木の相模川だろ>>続きを読む
警察官の男の人にすこしでも長くいてもらうために話を盛り上がる女たち、塀越しに受け取るお蕎麦、
ソーダ水は決してご馳走にならないおハツさんにコロッケのおつかいを頼む染香(おハツさんに御駄賃で一枚あげる>>続きを読む
高峰秀子〜!!
間借りしている女の人に持っていったお蕎麦。レコードプレイヤーと本棚いっぱいの本。「わたくしこれくらいのことは贅沢と思いませんの」「燃えるような恋をしてから」。
下宿先に来た母親。「泊>>続きを読む
小津映画で散々お嫁にいけない原節子が、なんで成瀬の映画ではやっとできた結婚でこんな思いばかりしなきゃいけないの!?(「驟雨」然り!)はやく原節子が幸せになる映画を撮ったれよ! とナゾの怒り。島崎雪子に>>続きを読む
演出が外国映画(1950年代のハリウッド映画)みたいだった! ハイカラ。
昔の女にせびった200円でその女との子どもに買ってやる絵本には笑ったけど、無心を断られた日の帰りに子どもと会って突っ込んだ空の>>続きを読む
人形性愛、ピグマリオンコンプレックスという言葉があるけれど、人間の女と性交するよりも人形と性交するシーンの方がエロいと感じてしまった。
機械仕掛けのテープ音声と肢体の動きにぴったり息を合わせて性交する>>続きを読む
「そうよ、あたし娼婦なの」。点かないライターと点くライター。媚びることなく、心は売らずに体だけ売ってほしい。
この作品も「マル秘 女郎市場」も荒木一郎が原作だけど、そろそろ原作が気になってくる。
この映画が悪いわけではないが、これを見るならホラー映画を見たい。でもそれをこの監督に言うのは御門違いなのはわかる。