ユカートマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ユカートマン

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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

自殺したはずのヒトラーが2014年に目覚める。それもそのはず、彼の遺体はまだ見つかってないのだから。と信じる人は皆無で多くのドイツ国民が彼を偽物のコスプレ芸人として歓迎するが…という話。

学校のいじ
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

3.9

最近サルトルについて勉強してるので鑑賞。テレビ映画。ジャズとファッションがかなり良かった。ボーヴォワール役の女優が柴咲コウ似の超絶美人。サルトルも凄い人だけどこの映画の中だとゲス野郎にしか見えない。斜>>続きを読む

男と女(1966年製作の映画)

3.7

ジャンルイに抱かれながら自分の心の中では生きている夫のことを思い出してしまうシーンが儚くもロマンチックで美しかった。この映画がオトナの恋愛と呼ばれる所以はなんだろう。子どもたちを通じて知り合った二人だ>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.9

自分が今まで観てきた映画、いや映像の中で一番グロかった

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.3

メルドや橋の上のホームレス、テロリストに加わるシーンなどからわかるようにこの映画はカラックスのフィルモグラフィー的でもあり、カラックス本人が冒頭に登場したり自殺した(?)奥さんを仄めかせるシーンがあっ>>続きを読む

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.7

専攻?野球とセックス!そんな野郎たちに混じったスポ薦フレッシュマンの大学入学までの数日間を描いた実写版ソーセージパーティ。起承転結もない一貫したチンコ映画。80年のテキサスが舞台だが、父から昔ラコステ>>続きを読む

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.8

ボスニア紛争中に捕虜交換目当てで自宅にやってきた敵の捕虜ムスリム人の美女を好きになってしまう鉄道員のセルビア人のおじさんの映画。実話らしい。
アンダーグラウンドで一番良い演技をしていたイヴァン役の彼が
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.6

大人の醜態に嫌気がさして三歳でみずからの成長を止めた男の子の話 。世の中の全てを知ったかのような落ち着いた子役の演技が良い意味で本当に気持ち悪い。顔は可愛いのだけど。児童ポルノで物議を醸したそうだがそ>>続きを読む

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この屋敷呪われてるゥ!系物語。正直作品にのめり込めないでいたが最後の10分で持ってかれた。お母さんが最初から見える霊=西洋の霊、マリーが生きてんのかもういないのか曖昧な霊=日本の霊。生きてる人間と死ん>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.8

昔あるところに国があった-ヨーロッパの火薬庫というクリシェを歴史の時間に覚えさせられたことくらいしか知識のないバルカン半島にかつて存在したモザイク国家ユーゴスラビアの第二次世界大戦、冷戦、そして崩壊の>>続きを読む

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.5

静かに淡々と進んでいく。主人公のナレーションで第四の壁を破っているわりには、俯瞰ショットが多くて観る側に一線を引いてる。そこが良さでもあるんだけど私は置き去りにされてのめり込めなかった。でもミッシェル>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.9

【帰ってきたブリジットジョーンズ】40代になっても一人で孤独に誕生日を祝う自分自身に嫌気がさしたブリジットがフェスで出会ったアメリカ人とうっかりワンナイトラブをしてしまう。その後、洗礼式でかつての恋人>>続きを読む

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

綺麗なブロンドと甘いマスクから女子に間違えられる画家志望のダニエルがガソリン臭い謎の転校生テオと意気投合し、自分たちが作ったログハウス式の車で旅に出る話。特筆すべき点は自分が観た中で最年少のロードムー>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.7

ビートルズがツアー活動をしていた時期のドキュメンタリー。ビートルマニアなら特に新しく知ることはない。ジョージがジョンの頭の上でタバコの灰を落としたり、ジョンが名前聞かれてエリックって答えてたり笑いが止>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.9

昇りつめるビリー、沈みゆく炭鉱者。誰が十数年後に彼がニンフォマニアックのポスターで絶頂フェイスを披露すると予測できただろうか

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.6

キャラを光らせる映画だと思ったのでプロットに関してブイブイ言う必要はないと思ったが、確かにジョーカーの使い方が勿体なかった

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.4

【クソ邦題注意】交通事故で首から下が動かなくなったおぼっちゃまウィリアムのもとに、いきなり無職になってしまい仕事を探してるちょっぴりおバカでお人好しのルーがヘルパーさんとして雇われる。ウィリアムは誰に>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.7

男と女で評価がまるで違うとかフェミナチ映画って前評判だったけどゴースト=今までのマッチョで白人至上主義的な映画業界に一石投じててとても良かった。

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)

3.4

【そうだったのか!イブサンローラン】フランス人だからなのかフレンチブルドッグを飼い続けた。
ギャスパーウリウリの華麗さは通常運転でした。c'est tout!

ホールディング・ザ・マン -君を胸に抱いて-(2015年製作の映画)

3.9

90年代にエイズで他界した俳優兼脚本家の15年間にわたる一人の男性との大恋愛を描いた実話。なかなか観る機会がないオーストラリア映画です。

やつれたガエルガルシアベルナルのようなラグビー部のラテン男子
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二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.7

石原慎太郎のもワイダのも観たかったんだけどDVDに入ってたのはトリュフォーのだけ。今のわたしと同じ歳ぐらいのジャンピエールレオが楽しめる。彼はついてない男を演らせたら右に出る者はいないほど報われない役>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

どこかそっけない、冷めた子ども。トリュフォーの幼少期らしいが批評家として、監督として成功してよかったなと思わざるを得ないほど悲惨だった。ほんとにトリュフォー少年は映画に救われたんだなぁ。カット割りも細>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.3

多発するテロを防ぐために情報統制社会となってしまった架空の国が舞台の資本主義ディストピア映画。SF映画のレポートを書くために鑑賞。オーウェルも星新一も大好きな私には堪らない内容。暖房の修理をするだけで>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.1

【伽耶ちゃんどこ?】数億年ぶりにナウい邦画を鑑賞。中学生の頃NHKで放送されていて大好きだったアニメの実写化。もちろん漫画も全巻ある。映画自体のスタイルはカッコいいんだけど原作の脚色が酷すぎて見てられ>>続きを読む

預言者(2009年製作の映画)

4.0

傷害罪で懲役6年を言い渡されブタ箱にぶち込まれたアラブ系の青年が看守でさえもひれ伏すほどムショ内を牛耳っているコルシカ島のマフィアたちに目をつけられ、敵対するアラブ勢力のボス殺人の任務を遂行したのをき>>続きを読む

劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス(2002年製作の映画)

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幼稚園の時に友達(今は確執がある)のお母さんにビナウォークの映画館に連れてってもらった思い出。ゴジラと同時上映してたのが今考えても本当に謎。もちろんゴジラは観ないで帰った。シンゴジラのブームを目にして>>続きを読む

アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.5

バードマンを彷彿させる内容。映像のゴージャスな質感とかスイスの大自然が心地よくて映像とビノシュたんの美に酔ってた。イザベルユペールはフランス映画祭で老いについて質問されてポジティブに捉えてたようだけど>>続きを読む

理想の出産(2011年製作の映画)

3.7

フランス人カップルの出会い〜妊娠〜出産を取り扱った話。母乳vsミルク、産後うつなど愛だけでは乗り切れないシビアな問題が鋭く描かれてました。そして改めて子どもは愛の冷めた夫婦をとり持たせる存在なんだなと>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.6

父のホラ話を聞かされて育った息子は年を重ねるにつれそんな父に嫌気がさし、結婚式のスピーチで妄想話をされてたのを機に父を拒絶。数年後、癌に侵された父の容態が急変し実家に戻り再会する物語。

父の妄想を映
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赤い砂漠(1964年製作の映画)

3.6

レポートその2。交通事故の後遺症でパニック障害になってしまった美人がさまようだけの物語。ネオレアリズモはさまよいこそが本質。工業化に伴う人間の疎外みたいな風にも受け取れました。