ユカートマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ユカートマン

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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.8

陰キャと陽キャが種目を超えてゲームの世界で協力しあうおバカアドベンチャー映画。前回の設定に加え、主要四人がまたあのゲーム内のキャラを続投するのかと思いきや、新キャラおじいちゃん二人が登場。これにより陽>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大衆受けが良い割に超鬱映画で(アメリカ南部、知的障害、KKK、性的虐待、ブラックパンサー、ベトナム戦争、傷痍軍人、ドラッグ、エイズ、死にまくる登場人物など)かなり面白かった。

この映画が人気な理由は
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

ゲームの世界、冒険、ジャングル、サバイバル、アクション。こういう括りは2019年の価値観に全く相応しくないけど基本「男の子映画」であるにも関わらず、ジャックブラックの好演で老若男女が楽しめる映画になっ>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

シャイニング未鑑賞。どんな怖い映画かと身構えていたが、予想外にダークファンタジー感が強く(突然特撮になる)、よく言えばハリーポッター、悪く言えばガキ騙し、といった演出が好きじゃなかった。裸のババアは水>>続きを読む

大理石の男(1977年製作の映画)

3.9

脚本を書いて撮影の許可が下りるまで13年かかったそう。時間の長さを感じさせない作品だった。ワイダ作品の中でもかなり好きな方。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

企画としては完璧、こんな設定つまらないわけない。そんな気持ちのまま途中まで超ワクワクしてたのに後半がダメだった。陳腐なラブコメに成り下がってて、全てが説明不足で消化不良を感じる。
でも生きているジョン
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.0

アパルトヘイトに終わりを告げたマンデラさんが初の黒人として大統領に就任。国内の動乱や人種の対立がある中、ラグビーW杯のホスト国となった南アフリカの話。ラグビーW杯期間に観賞。

だいたいアフリカに入植
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17歳(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

17歳の女の子が処女を捨てたことから性に目覚め、金目当てではなく火遊び的な感じで売春を始める話。
マリーヌヴァクトがとにかく美しい。彼女がイメージモデルを務めるシャネルの化粧品が欲しくなるほど。精神分
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.9

ヒースが亡くなる少し前のインタビューではジョーカーの挙動と話し方が抜けてなくて本当に取り憑かれているという表現が適切な様だった。安らかに

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

「精神病で最悪なことは世間が障害がないように振る舞うよう要求することだ。」貧困層で精神病で社会の底辺なのにも関わらず、ホームレスになるわけでもなくヤクも酒もやってなくて、カッコよくタバコをふかしている>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

以下、鑑賞後のわたしのツイートより。

①60年代の社会運動のおかげで、女性の権利や有色人種の権利などに気づけていろいろ自由になった面も大きいと思うけどヒッピー文化がカルトを生み出すというのは盲点だっ
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.8

またお気に入りのベルリン映画を見つけてしまった。断っておきますが、わたしはベルリンが大好きで(ドイツではなくベルリン)、なんなら今すぐ引っ越したいぐらいなので、3.8というのは少し過大評価しているかも>>続きを読む

残像(2016年製作の映画)

3.8

戦後間もないポーランドでは、我々が抱くおそロシアのイメージそのものたるスターリン主義体制が敷かれ、思想や表現、言論が統制されていた。とりわけ曖昧な芸術は社会主義のイデオロギーに洗脳された労働者たちに疑>>続きを読む

死の棘(1990年製作の映画)

3.7

授業にて。小説が原作だけど映画にアダプトされ、私小説に比べて映画は客観的で公平なメディアであるなと思った。もし本を先に読んだら狂ってるのは精神病のミホさんだけなように思えると思うが、映画を見て主人公も>>続きを読む

世代(1954年製作の映画)

3.7

ネオリアリズモの影響を受け、ロケ撮影とか葛藤とかも描かれているけど、まだスターリン主義の時代で社会主義リアリズムの影響を受けているので共産党マンセー!って内容になってるから他の作品に比べて評価が低いの>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

5.0

ドイツが降伏した1945年5月8日。ロンドン亡命政府に繋がるゲリラのマチェクがモスクワ帰りの労働党(社会主義政党)の幹部を暗殺に試みるも、間違った人を殺してしまう。本当のターゲットを殺すために奔走する>>続きを読む

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.8

モリッシーってただの変なヤツじゃなくて今風にいうと発達障害?と思ってしまった。スミスの音楽は一つも使われてないけどモリッシーがデビュー前に影響を受けた音楽のイメージが掴めたのでよかった。ラストシーンの>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

韓国映画観たの初めてかも。結構ジブリっぽい作品だった。動物解放戦線たちが仲間割れしてたり暴力に描かれてたりそこにも皮肉を感じてかなり面白かった。黒髪のポールダノいいね。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

メラニーロランとダニエルブリュールというわたしの大好きな独仏俳優たちが共演するという豪華な映画であったのに二人の関係はバッドエンドでワロタ。映画を全体主義に利用しようとしていたのはナチス(の広告相ゲッ>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

ところどころエキゾチックなのは監督がチュニジア人ということで納得。美しいレズビアンのセックスシーンがどうしても話題になりがちだけどセリフに散見するフランス人の芸術観が成熟していて素敵だなと思った。

ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

3.3

画面に映るもの、語られるセリフ、音楽、すべてが最小限。それに加えてクローズショットと長回しが多用されるもんだからのめり込めず冗長で仕方がなかった。エキセントリックなドイツ娘マリアンヌの他に友達の彼女や>>続きを読む

ハートブルー(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大スペクタクル。金髪四人をエキゾチックな風貌のセクシーなキアヌが成敗するのは何かそういう意図があるのか、2019年に観たからそう思ってしまうだけで何もないのか。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

コメディだと思って観に行ったら大きく予想を裏切られた。公民権運動とベトナム戦争を経て、世間の有色人種への眼差しが転換期を迎えていたコロラドの田舎町で黒人として初めて警官として採用された男が粗悪なレッド>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.6

カリマウスキ映画を構成する2大要素、革ジャンをきた悪党と怪しげなバンド。前者は容易に想像つくが後者は何を象徴するものなのか、きになる。

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.7

ギリシャ人の名字ってみんな〜スで終わるんだなってことに気づいた

歌っているのはだれ?(1980年製作の映画)

4.8

セルビア人にオススメされて観た。クストリッツァ好きな人は絶対観てほしい。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.7

7人の姉に囲まれて育った神経症気味ですぐキレてしまう孤独な男が最愛の人を見つける話。
美しき青映画。マグノリアやブギーナイツと違って群像劇ではない。好きな人ができたことで日々の無意味な慣習(暴力とプリ
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デカローグ(1988年製作の映画)

5.0

こんな難解なもんをお茶の間に観せてたなんて信じられない。日本だったら絶対クレームくる。間違いなくわたしの今後の人生を変えてしまった10時間の映像体験だった。都内の大きなツタヤにすら置いてないので、大学>>続きを読む

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.5

スケート、万引き、セックス、ドラッグ、エイズ。ストリートに生きる少年少女たちの1日。この作品が評価されている理由の一つに、それまでティーン映画は能天気なラブコメ一辺倒で、暗いティーンを描いたこの作品が>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

戦火で家族を失い、身一つでフィンランドにたどり着いたアレッポ出身のハリド。唯一の生き残りである生き別れた妹をこの国に呼びたい彼が味わう希望と絶望、また彼を受け入れる人々と受け入れられない人々を静かに描>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.8

邦画ドキュメンタリーでこんなに面白い映画あるの知らなかった。人生損してた気分。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.1

【強化版万引き家族】文明社会と資本主義を拒絶した父親が山奥で6人の心身ともに強靭な子どもを哲人にすべく学校に通わせず育てるも、お母さんが自殺しその葬儀を巡って10年ぶりに都市に降りてくる話。ややロード>>続きを読む