ユカートマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ユカートマン

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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.4

大好きなアルモドバルのやり過ぎな悲劇は慣れてるつもりだが、それでも今作はトゥーマッチに感じてしまった。メロドラマが嫌いなわけではない。どこか消化不良に陥る終わり方がダメだ。オーストラリアに住んでた時知>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.4

言わずの名作だがキッズ映画があまり好きじゃないのでこんな評価になってしまったが、普通に楽しかった。ジャックホワイトって天才かよ。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

主人公は東欧の架空の国クラコウジカ出身の中年男性。憧れのニューヨークに到着した途端、母国の政府がクーデターで消滅し、無国籍となった彼は入国審査で拒否され、許可が降りるまで空港をひたすらブラブラする話。>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.6

師のハイデガーと出来てたこと、ハイデガーが親ナチだったこと、アイヒマン裁判のレポート後めちゃくちゃ批判されたこと、知らないことだらけで面白かった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

奇しくもフレディの命日に初鑑賞。小さい頃からクイーンの音楽が身近にある環境に育ち、クイーン気狂いな父にライブ映像やフレディ追悼ライブの映像まで見させられてきたのでエンドロールで嗚咽で呼吸が出来なくなる>>続きを読む

地下水道(1956年製作の映画)

4.3

ソ連軍に見殺しにされ失敗したワルシャワ蜂起を映画化。四方八方ドイツ軍に囲まれた蜂起軍が地下水道を通って脱出しようとするも、その臭いや環境の悪さから気が狂うもの、自殺するもの、衰弱するものが続出。果たし>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.7

ゾンビを用いて人間の愚かさを描いた作品。本当に怖いのは人間。ゾンビがトロくて可愛い。黒人を主人公にしたのはただ彼がいい俳優だったから、と政治的理由がないらしいが、ポリティカルコレクトネスに縛られて不必>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

ホームレスを実験対象に使ってるっていうのがすごくリアルで(欧米はホームレスの数が東京の比ではない)終始胸糞悪かった。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

3.3

別れるために身辺整理をしているカップル。出会いから別れ、その後を描いた作品。時系列がバラバラ系だけど、それが芸術的な効果を発揮しているわけでもない。
プロットは日本の小学生が読む『なかよし』とか『ちゃ
>>続きを読む

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.9

リビングのテレビでネトフリックスが観れるようになったことを祝し、母と鑑賞。下ネタのドギツさに開始五分で後悔するも、結局面白さが勝ち母は最後まで見てくれた。この映画が風刺する対象は、キリスト教的価値観か>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

自分以外全部偽物で俳優なのでは?誰か超越した存在の人が私のことを監視しているのでは?という統合失調症染みた妄想は誰しも幼い頃抱くのではないだろうか。わたしはそうだった。そして今も自分周囲の世界がリアル>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんてこともないシーンではあるが、マイケルが出所するハンナに会いに行くシーンで花束を持っているのが、看病のお礼をしに花束片手にハンナの家に行く冒頭のシーンの反復であることに気づき胸が詰まった。そして二>>続きを読む

我輩はカモである(1933年製作の映画)

3.8

授業にて。時代と国を超えても面白さが全く色褪せない、古典的名作コメディ。終始どんちゃん騒ぎで全体的に目まぐるしい作品だが、チコリーニとピンキーがワンカットで悪さをするシーンはどこかモンティパイソンみを>>続きを読む

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

3.8

レンタルビデオ屋店員とその友達がアホみたいな理由で名作映画をリメイクするコメディ映画。映画への愛とリスペクトが感じられる。黒人キャストが多く、それもかなり主要な位置にいて新鮮で良かった。この映画で登場>>続きを読む

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー/純愛日記(1970年製作の映画)

3.4

中学生ぐらいの子たちのラブストーリー。スウェディッシュラブストーリーと大袈裟なタイトルが冠されてるので、スウェーデン人はこんなに早熟なのか!と軽くカルチャーショックを覚えた。ファッションやインテリア一>>続きを読む

ナタリー(2011年製作の映画)

3.7

交通事故で愛する人を亡くしたオドレイトゥトゥ演じる未亡人ナタリーが、数年後に運命のスウェーデン人に出会う話。情熱的なフランス人とは180度違う、極寒の地で育まれた北欧人の国民性(奥手でシャイで几帳面な>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.5

また一つ、大好きな映画が増えてしまった。このヒロインはポールマッカートニーの元カノだよ!

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.6

監禁に至るまでの経緯が説明不足で消化不良を感じた、が、笑っていいのかダメなのか気を使ってしまうほど内容が重いコメディ、又の名をハートフルコメディともいう、は結構好きです。いけてないラブシーンと、罪悪感>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

これはすごい。キャストがほぼ黒人。近年映画界における人種のポリティカルコレクトネスって、お決まりのように白人の主人公の友達に都合のいい有色人種が一人いることみたいになってるけど、海外に住んでいたころ白>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

「あなたには最高の状態でいてほしいの」こじらせてる娘にお母さんが発するこの言葉が胸に響いた。ちなみにレディーバードのように田舎の子が地元にどん詰まりを感じて上京するのはよくある話だけど、わたしのように>>続きを読む

この世の果て、数多の終焉(2018年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦の日本のインドシナ進駐から戦後のベトナム独立戦争の始まりまでをフランス視点で描いた個人の復讐劇。ここ100年近く戦争で白旗を揚げ続けてるフランスの戦争映画なんて絶対バッドエンドじゃん!っ>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.8

イギリスの退廃的な集合住宅を舞台に描いた青春映画は全部好きなのでこれも最高だった。スコットピルグリムが好きな人には絶対観てほしい。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

回想シーンのレトロな美しさときたら涙が止まらないほど。移民×車好きな頑固親父という設定がどこかグラントリノを思わせた。若き頃の主人公演じるイケメン俳優含む画面に映るすべてのものに北欧の魅力が詰まってた>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.7

フランス映画祭にて鑑賞。オゾン監督はガンで余命宣告されたゲイを静かに描いた『僕を葬る』と若くして亡くした親友のダンナが女装癖だったという『彼女は秘密の女友だち』しか観たことがないんだけど全く違うテイス>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

子供たちを皆殺しにしたゲッペルスはナチとはいえ天才だから2018年の日本の大学(映像学科)で彼のプロパガンダの技法が教えられているという現実

ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.7

アイルランド南北統一を唱えるIRAが活発だった1970年代前半。本国イギリス(イングランド)から北アイルランドに派遣された新人兵士が軍から逸れ、敵(カトリックの反英の独立派)も味方(先祖のルーツをブリ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

怪獣に性的に惹かれる要素についての説明がなくて腑に落ちないところは多々あったが、うら若き処女にしがちのヒロインを窶れたろうあ者の中年女性に設定しているのが、物語をおとぎ話と一線を画していて良かった。冷>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

4.1

ブログに書いたので良かったら読んでください http://everyoneknowsmebttrs.hatenadiary.jp/entry/2018/05/01/045622

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

メルボルンの映画館にてひと足お先に鑑賞。なんというか、美しい男二人のエロ映画ではあるんだけどアーミーハマー演じるアメリカ人がペドフィリアのように感じてしまい、私には合いませんでした。桃オナの時代が来そ>>続きを読む