ユカートマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ユカートマン

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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

ハーケンクロイツがひとつも映し出されない、敵の姿が見えない映像から感じるこの恐怖はすごい

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.6

ホームレスのジャンキーが茶トラの野良猫を拾うことで人生が明るくなっていく物語。猫の視点ショットで映し出されるルークトレッダウェイは下から舐めるように堪能できた。彼の強い眼差しが好きです。

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クストリッツァはギャグのピタゴラススイッチだけど、お馴染みの悲喜劇かと思いきや悲劇要素が強かった。特に後半の逃亡劇のせいでシリアスで冗長に感じた。ライフイズミラクルみたいな、アナログでほっこりする映画>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

共和党支持してそうなホワイトトラッシュ老人とアジア人青年の交流を描いた作品

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.7

バーで出会い系サイトを使う理由を説明するシーンがスタイリッシュで最高

私はモスクワを歩く(1964年製作の映画)

4.3

授業にて鑑賞。ソ連の青春ラブコメ。全然おそロシアしてないしむしろ可愛すぎる映画。 『戦争で死んだ若者たちの未来を現実化した夢を作り出す』をモットーに作られたそう。もちろん当時のソ連の生活とはかけ離れて>>続きを読む

モスクワは涙を信じない(1979年製作の映画)

3.9

授業にて
『僕はモスクワを歩く』というソ連映画をみたとき「きゃっ♡ロシアって意外と可愛いじゃん〜!素敵!」って思っちゃったんだけど幻想を描いたプロパガンダに過ぎないと先生が言っていて興醒めした。ロシア
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風と共に散る(1956年製作の映画)

4.0

授業にて
検閲と戦うメタファーって身体を張ったエロシーンよりすごい

男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.2

授業にて 最高のコメディ
ポリティカルコレクトネスもクソもない、この無教養さが気持ちいい

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

語り手が息子にも母にもなるので二人の気持ちの齟齬がフェアに描かれているところが非常に好感を持てた。時折睡魔が襲うぐらい平和なこの監督のスタイルも大好き。いつか自分が脚本を書くときはこんな映画のテンショ>>続きを読む

KT(2002年製作の映画)

3.7

韓国の大統領は終わり方が暗殺・死刑・逮捕など壮絶で有名だが金大中は始まりからして。まず基本情報として、この前逮捕されたクネちゃんのパパが大統領をやっていた時代はまだ軍事国家で謀反を計画している者なんて>>続きを読む

モンティ・パイソン/人生狂騒曲(1983年製作の映画)

3.8

長いことイギリスかぶれを自称してるくせにモンティパイソンを観てないことが恥ずかしかったので鑑賞。憧れの英国ロックスターも大学の哲学の教授もみんなパイソンズが大好きだが、これを観ればその理由が容易にわか>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

人権の授業にて鑑賞。これは遺伝子操作についての話だけど脳死やヒトクローンといった生命倫理については本当に考えさせられる。とりわけ中絶問題は何かと急進的なイメージが先行しがちで若い女の子たちのファッショ>>続きを読む

プリシラ(1994年製作の映画)

3.8

シドニーのドラァグクイーンのオネエさんたちがど田舎のホテルでの公演のためにオーストラリア大陸を横断するロードムービー。砂漠とオネエの組み合わせが謎の化学反応を起こしていて80年代のディスコ音楽も映画の>>続きを読む

夜と霧(1955年製作の映画)

3.8

授業にて鑑賞。第二次世界大戦が終わってから10年後にフランス人監督によって作られたもの。人間が魂を失ってただのたんぱく質、いや餓死してるから骨と皮だけになった時、ブルドーザーで死体の山を掻き集め埋葬す>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

イギリス映画だと思って観に行ったらキャストはみんなアメリカ人、アメリカ英語、舞台もギャラガー兄弟の地元とは程遠い美しい景色、完全にタイトルに騙された。主人公の背負う十字架や、固定ショットが多用されてて>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

噂通りとてもよかった。最近ボスニア戦争の映画を見ることが多いけど、クストリッツァの作品を見ていて≪悲劇だけで戦争を語ると同一化しにくい≫ということを学んだので面白かったり幸せを感じるシーンがたくさん挿>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.8

映画の撮影現場を舞台に、映画人たちの人間模様を描いた物語。
俳優も人間だから私生活があるにもかかわらず、カメラが回っている限りそこから切り離された世界で違う人間として生きることを余儀なくされる。当たり
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昼顔(1967年製作の映画)

4.1

カトリーヌドヌーヴは当時23歳。解放を意味するラストがとても良かった。

豚小屋(1969年製作の映画)

3.0

パゾリーニお馴染みの変態ファシズム批判。お父さんがファシストで子どもの時辛い思いをしたからこういう映画撮るようになったらしい。ピエールクレマンティめっちゃかっこいい。

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

3.7

スパニッシュアパートメントからスタイルが変わってないのが良い。