ユカートマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ユカートマン

ユカートマン

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ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)

3.7

最後のナレーションがとても良かった。生涯の伴侶選びはマトリョーシカ。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

観終わったあと飛行機で行くはずだったベルリン-アムステルダム間の移動を鉄道に変更しました。そう、隣に座ってるうるさいドイツ人夫婦から逃れた席でイーサンホークに話しかけるために。世界の車窓からにストーリ>>続きを読む

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

5.0

芸術か?猥褻か?ってほどエッチでもないけどロマンポルノとしての側面が神がかかっていて、自分はこういう作品に出会うために何百本も映画を観ているから日々の映画を観る努力が報われたように感じた。映画を観る行>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

ハンディで低予算を感じさせる作りが貧乏な登場人物たちと重なってめちゃくちゃよかった

サルバドールの朝(2006年製作の映画)

3.7

鑑賞後、な〜にが人権のヨーロッパだ馬鹿野郎ってなる映画

リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.7

リザはただの日本かぶれじゃなくて、共産主義体制が敷かれてた時代に西側(日本)の文化に憧れてたということを考えて観るとただのゴシックコメディには見えない。オテサーネクを初めて観た時に感じた気持ち悪さがあ>>続きを読む

ベルリン、僕らの革命(2004年製作の映画)

3.6

左翼思想は若気の至りと言い切るおじさんの存在が現実味を帯びていてよかった

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

不況の煽りをうけ学の無さを理由にリストラされたレントン、孤独で死にそうなスパッド、もうボーイなんて年じゃないサイモンことシックボーイ、ムショから這ってでてきたベグビー、ジジイになっても救いのない四人が>>続きを読む

サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.7

20世紀の血の歴史はサラエボに始まりサラエボに終わるー 1914年に起きた第一次世界大戦の引き金となるサラエボ事件も、90年代のボスニア紛争も、20世紀のヨーロッパを語る際にサラエボは外せない。本作品>>続きを読む

ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)

4.0

ボスニア紛争が舞台のラブストーリーっていう異色なイタリアのベストセラー小説の映像化。<愛>が主人公とその元彼だけのことではないと知らされるラスト30分で涙が溢れる。ペドロ師匠よろしくここまで強烈なアモ>>続きを読む

夢と希望のベルリン生活(2015年製作の映画)

3.8

高学歴なのに財政危機で仕事のないスペイン人がベルリンに移住するもケバブ屋の雑用になっちゃう話。めっちゃ面白かったのに評価低くてビックリ!ついに一般的な日本人とギャグ線がズレてきたのかもしれない。プロッ>>続きを読む

モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

3.7

6月のフランス映画祭からタイトル(わたしの王子様)が強烈でずっと気になってた作品。事故でリハビリ中に10年連れ添ったダメ男との愛憎を回想する話。フランスの親権制度が興味深かった。特筆すべきはリハビリセ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

引用の美学というべきか、過去作への敬意を感じる素晴らしい作品でした!と感想に書くはずがそもそも私が古典ハリウッド映画があんまり好きじゃないことを思い出した。「夢を与える」を大義名分にヘイズコード(検閲>>続きを読む

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.7

5時から7時までしか逢えない、でも旦那公認な超フレンチ不倫映画。アメリカ人のフランス人に対するステレオタイプがたくさん入ってて面白かった。Pardon my Frenchとかフランス人の前で言うの失礼>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

不慮の事故で妻を亡くし心の整理がつかないギレンホールが家具やら時計やら家やらといろんな物をぶっ壊す中で1人の女性とその息子と心通わせる話。再生というよりは脱構築という印象を受けた。機内にて鑑賞。体調悪>>続きを読む

サラエボの花(2006年製作の映画)

3.8

ボスニア戦争中に強制出産させられてトラウマに苦しむ女性と娘の物語。主人公のエスマはクストリッツァ監督アンダーグラウンドのナタリア役の女優さんです。直接的な表現はないけどアメリカンスナイパーみたいに重く>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミイラ取りがミイラになる終わり方。ネオレアリズモは貧困に喘ぐ作品が多いですね

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

3.8

ボスニア紛争。ドンパチしてない無人地帯(ノーマンズランド)に居合わせた敵対する兵士たちの話。武器を持つごとに形成逆転を繰り返していてかなり面白かった。『殺戮に直面したら傍観も加勢と一緒』国連軍の中立ゆ>>続きを読む

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

3.6

戦後間もない貧しい時代、金のない若者たちの全然素晴らしくない日曜日。映画自体はテンポ良くて面白いけど浮浪者ならぬ浮浪孤児という戦後日本社会の闇をみた。

カミーユ、恋はふたたび(2012年製作の映画)

3.8

25年連れ添った旦那と別れることになったカミーユがパーティーでやけ酒を飲んでたら意識を失い、目が覚めたら40歳の容姿のまま旦那と出会った15歳(80年代)にタイムスリップし、旦那と''ふたたび’’出会>>続きを読む

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

3.8

ど田舎で保守的なおじさんの娘たち3人が続々と移民たち(ユダヤ人、アラブ人、中国人)と結婚してしまう。最後の一人は白人のフランス人と結婚してほしい…と願う中、娘から婚約者はカトリックだと聞かされ喜ぶも、>>続きを読む

若者のすべて(1960年製作の映画)

4.0

ナディアとロッコが揉める教会の屋根が印象的。いつか行ってみたい。

アメリ(2001年製作の映画)

3.8

文句なしの良作。ただこの映画が日本人女子に蒔いてしまった"憧れのパリ"は世界中どこを探してもなく、その罪は重いと感じる。パリ症候群にご用心。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

自殺したはずのヒトラーが2014年に目覚める。それもそのはず、彼の遺体はまだ見つかってないのだから。と信じる人は皆無で多くのドイツ国民が彼を偽物のコスプレ芸人として歓迎するが…という話。

学校のいじ
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

3.9

最近サルトルについて勉強してるので鑑賞。テレビ映画。ジャズとファッションがかなり良かった。ボーヴォワール役の女優が柴咲コウ似の超絶美人。サルトルも凄い人だけどこの映画の中だとゲス野郎にしか見えない。斜>>続きを読む

男と女(1966年製作の映画)

3.7

ジャンルイに抱かれながら自分の心の中では生きている夫のことを思い出してしまうシーンが儚くもロマンチックで美しかった。この映画がオトナの恋愛と呼ばれる所以はなんだろう。子どもたちを通じて知り合った二人だ>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.9

自分が今まで観てきた映画、いや映像の中で一番グロかった

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.3

メルドや橋の上のホームレス、テロリストに加わるシーンなどからわかるようにこの映画はカラックスのフィルモグラフィー的でもあり、カラックス本人が冒頭に登場したり自殺した(?)奥さんを仄めかせるシーンがあっ>>続きを読む