ふゆさんの映画レビュー・感想・評価

ふゆ

ふゆ

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.0

良かった。オスカーアイザックから目が離せない。何だろうこの信頼感。深みのある画面。露悪的になりそうな描写はぎりぎりまで省く。時間と映像、映画を観ているなという手応え。

ある男(2022年製作の映画)

3.1

音楽と映像のセンスが良かった。少し物足りなく感じたのは、内面描写等がすぐれた小説なのだろうなと想像した。「アーク」の監督さんと知り、その良さと不満をすこし思い出した。オチは怖かった。

ワム!(2023年製作の映画)

3.6

ヒットチャートに出す曲出す曲入っていた時期を知っているけど、ろくに彼らのことを知らなかったんだな。有名なスタジオで憧れの人に作ってもらった音源を自ら作り直すところがすごかった。正直ここまで曲作りのすべ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

これくらいやってくれるとウソ日本がどうでもよくなる。ぜいたくな弾丸列車だった。チャニングテイタムに吹いた。

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.8

テスラ車のところが一番面白かった。もっとテンポ良くシュールにふってくれたらオチも楽しめたのに。「ドントルックアップ」は良かったな。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

女優のキャスティングがいい。迫力の映像は文句なし。内容は今の政情でみるとなかなかにしんどい。救世主救世主ってなんなんだよ!という心の声をゼンデイヤが引き受けてくれるので見られる。ナウシカがDUNEのカ>>続きを読む

ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.6

真実を告げた人達はいたのに…
横たわる差別、あなどり。
そういうことも含めて
映画内ドラマにまとめた本作からの発展型としてNOPEを思い出した。

カメラワークと演出と音楽のセンスも良く
この監督さん
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最後のインタビューに向けて最悪の結果をただただ見せる。彼女はウソをついていた。でもただこれで家族が丸く収まるし、皆が自分を大切にしてくれる。その代償があまりに大きかった。地域のメンター、カウンセラーと>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

-

どこでどうやってこの幸せが壊れるのかをビクビクしながら待つ鑑賞だった。完璧に可愛い配色のおかげで怖さ倍増。それにしても見終わってからここにきてよかった。最悪。幸福なだけで何も起こらないから書くことねえ>>続きを読む

インサイド(2023年製作の映画)

3.9

アートの始まるところを描いた作品。
シーレの絵を盗んで金に変えようとした泥棒が追い込まれることで自らアーティストになっていく。
生への祈り、祭壇、宗教画。
これは罠だったのだろうか。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.1

期待したものとは違った。
消化器は地味だと思う。
あと朝食用の椅子がよくわからなかった。
ビジュアル的には素敵なんだけど

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

ホームセンター縛りの前作ほどではなかったけど面白かった。まっ正面からの人情話をベタベタにならずすっきりと見せてくれるのがうれしい。

イコライザー(2014年製作の映画)

4.1

落ち着いた主人公、落ち着いた演出、でも激しいバイオレンス。ホームセンターがかっこよすぎる主人公を地上につなぎ止めてる。もっと早く見れば良かった

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

-

バットマンが少し苦手なのでノーラン作品の最後になってしまった。ジョーカーではない悪役は(ひねりはあったが)正統派だった。核の扱いはこれでいいのか?オッペンハイマーが心配になったがあちらは実話なので…。>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

-

ノーランは最初からノーランだったしそれを貫き続けているんですね。改めてこの人のすごみを感じます。

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

4.1

「上」の占領を色々なやり方で生き延びようとする人達。
占領が完了しているのでいきなり殺戮が始まったりはしないけれども
経済的にしめあげられていく姿がリアル。
クリエイティブであることも利用される。
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カリスマ(1999年製作の映画)

-

カリスマ的人物(一見チンケに見えるが魅力的でかつ猛毒をまきちらす独裁者)と社会が共存する方法があるのかないのかについて考察した映画…

のようにとらえようとしたが誰が何をしようとしているのかよくわから
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(2006年製作の映画)

-

地震、液状化…いやなときに見てしまったなあ…

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.6

経緯を何も知らず冒頭の文章も読まずにいたので、70年代風に撮った凝った映像なのかと思って見ていた。あまりに普遍的過ぎて、50年前の作品だとは思わなかったので…。
自分も十代の子たちが熱狂するコンテンツ
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.9

すばらしい幻想シーンを含め豊かな眼のごちそうだった。この映画で大切な電車の描写も良かった。
ジブリ風で無い、当時の児童画から作り上げたキャラデザインが独創的で魅力がある。ただ、静止画で無く動き回る絵に
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

人の話を全く聞かないベジタリアンのウザさは異常だし肉食派は肉のうまさにとりつかれているしどの立場の人間もどうかしていて、何かと言えば摩擦になるがテーマとして扱われる事は珍しいこの件をバサバサと的確に解>>続きを読む

ラスト・デイズ(2013年製作の映画)

3.3

コロナ後の映画かと思ったらそんなことなかった。
想像力ってそういうこと。
クソ上司とのクソッタレな旅。
面白かった。

回路(2000年製作の映画)

4.0

再見。
安らぐ映画だ。
「みんな消えてしまえばいいのに」と感じたとき見ると特に。
その一方で、今自分が完全な孤独では無い事にありがたみを感じる。
加藤晴彦が秀逸だった。いやみのない明るさで救われる。い
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シグナル(2014年製作の映画)

2.5

ブレントン・スウェイツは魅力的だった。オチについては何を感じればいいのだろうか。

ミッドナイト・スペシャル(2016年製作の映画)

2.5

見えていたあれについて、見た目すごい、以上の何かがほしかった。