このレビューはネタバレを含みます
ひたすらにファスベンダー演じる殺し屋のモノローグが続く独特な空気感の作品。散々殺し屋哲学を語っておいて物の見事に失敗、その結果身内に降りかかった悲劇に対し復讐をするというNETFLIX作品にありがちな>>続きを読む
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「映画」としてみると、(ストライキの影響で十分な調整ができなかった可能性があるのは考慮すべきであるが)粗さ、展開の雑さもあり、「傑作」とは言いにくいものの、異なる能力を持つ三人が次々と入れ替わるアクシ>>続きを読む
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「元素」を主役とすることで、それぞれの元素の特徴を生かした見せ場の数々や元素同士の関わり合いを「画」として楽しく見事に表現するピクサーのアニメーションとしての面白み。そして、火と水という互いに傷つけあ>>続きを読む
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キャビンというワンシチュエーションながら先が見えず、非常に緊迫感のある展開でやはりシャマラン監督の凄さを再確認。デイブ・バウティスタが演じる終末を唱える「訪問者」は陰謀論者的、ないしカルト宗教的ながら>>続きを読む
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VFXは屈指の出来で、特に海上のシーンの出来は素晴らしい。暗いシーンもあるもののそれもきちんと見やすい。また、よく怪獣映画においてノイズと言われがちな人間ドラマについてもそこまで過剰になることなく、テ>>続きを読む
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上映時間は3時間半の大長編、確かに非常に長く冗長にも思えるのだがじゃあどこがいらないかと考えるとおそらくない。その上、長くはあるが滅茶苦茶引き込まれる作品となっていてさすがはスコセッシ監督だなと思わさ>>続きを読む
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ケネス・ブラナーのポワロシリーズは「ミステリー」としては不出来。ただ、本作はこれまでの作品の(とってつけたような)豪華さ/派手さとは異なり、小さな屋敷内に限定された代わりに思いのほかきちんとホラー的な>>続きを読む
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映像の出来は抜群、あれこれ言われていたがハリー・ベリーの歌唱シーンは圧巻。ストーリーとしても原典を踏襲しつつ、エリック王子もまた自分の世界ではない「外の世界」への憧れを共有している点や人間と人魚双方の>>続きを読む
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ホラー映画としての恐怖演出はあまり強いものではなく、ホラーに慣れた身としてはそこまで見応えはないものの、ファミリー向けのホラー映画入門としては十分だろう。登場人物たちは一癖も二癖もある面々が集まるとい>>続きを読む
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フィリピン発のホラー映画。第二次大戦末期、いつ帰るかあるいは死んでいるかもしれない父の帰りを待ちながら、病弱の母と弟を抱えながら食糧不足に悩まされる少女。家族のため何とかしたい少女の思いに付け込み家族>>続きを読む
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ショッピングモール建設のため集まった自治体職員たち、全員が中々に性格に難のある面々で会議は紛糾しひたすらギクシャク。その最中に殺人鬼がやってきて連続殺人。悪人や嫌な奴らがえげつなくザックザクと殺されて>>続きを読む
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あまりにも頑固な老人がおせっかいな家族と出会って「生き方」を取り戻すという王道なヒューマンドラマだが、トム・ハンクスが演じることで意外にも嫌味な感じのしない人柄として、過去の苦悩とそれに起因した孤独に>>続きを読む
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モンスターに当たるブギーマンはベッドの下やクローゼットと言った闇に潜む怪物、ホラーとしてはどこまでも王道、その一方で何か新規性があるかというとそうではなく、そういう点では物足りない。中盤までは根源的な>>続きを読む
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全編通してあまりにもありがち。人を操るという描写も序盤の見せ方は良かったのだが、中盤からはあまり新規性のある絵にならない。「どんでん返し」もそれをやったらおしまいなもの。
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オールスター映画は5年ぶりの復活、そしてその5年前の『オールスターズメモリーズ』はかなりの名作。そういう意味では今作は前作ではやらなかったことをかなり意識的に取り込んだ印象。プリキュア同士の交流はツボ>>続きを読む
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ルチャ・リブレとは「自由な戦い」、不幸な日常であろうが、人から拒絶されてきた本質であろうが、リングの上であればさらけ出すことができる。だが、オカマキャラにあたる「エクソティコ」は下に見られ基本的に負け>>続きを読む
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特段派手な演出をすることなく、役者陣の演技にこだわったワンシチュエーションコメディに近い作品。コロナ後も意識した人間関係と自己認識をめぐる物語なのだが、終盤に理不尽なほどのカオスへと陥っていく。一応伏>>続きを読む
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設定に対しては引っかかる部分はあるものの、漂流するコンテナの中というかなり限られた空間の中で幼児を抱えながらもあるものを使いながら必死に生き抜くという展開は実に凄まじい(まあ、結果として意外とギリギリ>>続きを読む
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話自体は硬派で王道、舞台の空気感も良い。また、アニメ的な外連味を「実写映画」に落とし込んでいるのだが、それが抜群にうまくいっているところとなんとなくチープになってしまっているところの差がはっきりついて>>続きを読む
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スピルバーグ監督の自伝的映画、映画に魅入られ映画を撮ろうとするサミー少年が映画業界に入るまでの成長物語。なのだが、映画は残酷に「真実」を描き出してしまうもの。母の不倫を映し出してしまった結果、やや不穏>>続きを読む
良い意味でも悪い意味でも完全にウェス・アンダーソンな映画。短編ゆえかロバート・ダールの説教臭さや嫌な感じのブラックユーモアがないのはよい。
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3.3 プロジェクトX-トラクション
兎にも角にもおバカなB級アクション映画。ずーっとアホなことやっていて整合性もなんもないし、人物の深掘りもないが、アクションとしては豪快。プロレス的なファイトスタイ>>続きを読む
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映像面も優れているうえに、『ピーターパン』の新解釈として中々秀逸な一作。あまり評価が良くなくdisney+独占配信ということもあってか、なかなかみられていないようなのがもったいない。
大人になりたくな>>続きを読む
安っぽいところやツッコミどころもあり色々どうなんと言いたくなるものの、キャスティングは完璧
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決してつまらないわけではないが、どこまで行っても「ありがち」でしかない。ベニチオ・デル・トロの渋さはいいんだけどね。ただ、何かあっと驚くような仕掛けがある訳でも魅力的なキャラクターがいるかというとそう>>続きを読む
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チリの独裁者であったピノチェトが実は吸血鬼だった、というとんでもない風刺映画なのだが、彼の所業そのものをどうこういうというよりも、老いてなおその「権力」を振りかざし、またその子どもを中心に権力と財産に>>続きを読む
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上映時間169分、その大半をハイスピードなアクションシーンに割いているためまあとにかく疲れる。もちろん、一個一個のアクションシーンはいずれもクオリティが高い。大阪コンチネンタルでのシーンは真田広之を軸>>続きを読む
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『スパイダーバース』以降、「リアルさ」とは別の魅せ方が追求されるようになっているCGアニメ。今年に入っても、『アクロス・ザ・スーパイダーバ―ス』に『長靴をはいた猫』にと、傑作級の作品が誕生しているが、>>続きを読む
マリオおよびその関連作の要素を丁寧に映像として落とし込んでおり、ファンムービー、あるいはキャラクタームービーとしては楽しくまたかなりクオリティの高い一作。
一方で、これを一本の映画として観るならばイル>>続きを読む