まっさんさんの映画レビュー・感想・評価

まっさん

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

特段大きな物語があるわけでなく、日常の中に小さな物語が、明確な始まりも終わりもあるわけでなく差し込まれる。その積み重ねこそが人生であるという伊坂幸太郎の感覚を思い出すし、日々是好日のような、心の静寂さ>>続きを読む

グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.0

再鑑賞。以前観た時とはまた違った印象深さがある。また機を見て観たい。

フェミニストからのメッセージ(2018年製作の映画)

3.5

最近、アイデンティティの多重性についてよく考える中で、black womenの話が特に心に残った。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

レストランに集められた人たちのバックグラウンドがよく分からず、納得感が薄かった…

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

友人からのおすすめもあって、気になっていた作品。

映像がとても綺麗だった。60年代のアメリカ社会を感じるには、映画だと少し不十分だったか。カイアがどの程度社会と隔絶、あるいは、関わりを持っていたのか
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

いろんな要素がてんこ盛りで観てて飽きなかったが、個人的にはあまり心に刺さったり残ったりはしなかった。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

クソ人間ばかりだったけど、人間の汚い部分の切り取り方がとてもうまくて、面白く観れた。物語が進むにつれ、ヤヤのみがまともな人間な気がして、若干浮いてた気がする。タイトルがミスリーディング甚だしい。

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Adoの歌がとても綺麗だった。歌の力がテーマだろう。ウタの取ろうとした選択肢は本当に非難すべきものか。ウタを置いていってしまうシャンクスの選択は合っていたのか、難しい。あとはいつも通り、戦ってる最中に>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽と映像は綺麗だが、ストーリーに深みを感じられなかった…なぜ震災が題材でなくてはならなかったのか、が腹落ちせず、震災を商品化しているような感じがして、あまり好きになれなかった。ロードムービーとして見>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

自分が見るには実力不足の映画だった。風刺とは見る人が見ればわかる、逆に言えば、普通の人が見ても引っ掛からない。それが風刺を成り立たせているが、自分は引っかからない側として観れてしまった。もう一度観たい>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

とにかく映像がきれいで、印象的だった。そして音楽がマッチしていて素晴らしかった。一つの大きなストーリーのある映画ではなく、分かりやすいオチもないが、それでも一人一人の人生が垣間見えて、観ているのが苦痛>>続きを読む

WeWork/470億ドル企業を崩落させた男(2021年製作の映画)

3.5

WeWork知っている様で全然知らなかった。細部まで徹底的にこだわるところや底なしにエネルギッシュな所はカリスマ経営者の特性で、そうした経営者にどこまでフリーハンドで権限を与えるか、難しいと感じた。

パンドラの約束(2013年製作の映画)

2.5

微妙。プロパガンダ映画ぽかった。もっと個人にフォーカスをして、いかに思想転向したのか丹念に追えば面白かったと思う。

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.0

MSC認証や養殖における給餌や有機廃棄物の問題など、より掘り下げて知りたいトピックが知れたことはよかったものの、映画の端々からよく調べもせずに相手を悪者にするメンタリティがにじみ出ている様に感じて、あ>>続きを読む

チェイシング・コーラル -消えゆくサンゴ礁-(2017年製作の映画)

4.0

上空からの珊瑚の美しさに改めて息を呑む。そのサンゴが海洋生物の生態系の中で重要な役割を果たしていて、それが急速に白化で失われつつある。もっとこの問題について知りたい。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.0

・描写やストーリー展開がかなり大袈裟だったが、それでいて変に説得力があり、コメディとしてよかった。
・ただ、彗星衝突を気候変動と重ねて捉えるところは少し違和感が残る。そうしたカタストロフィックな帰結と
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

不思議で美しい映画だった。原作とはだいぶ毛色は違うのかもしれないが、Amazon物流センターの物々しさとロッキー山脈の雄大な自然、素朴で温かなコミュニティが、違和感なく1人の人生の中で融合していた。

37セカンズ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半の反抗期シーンは面白かったが、後半急に家族の過去を辿る巡礼になって、主題がぼやかされたのが残念だった。

星の子(2020年製作の映画)

2.5

・自分の生い立ちにまつわる複雑な感情、教団のリンチ疑惑、など、回収しきれていない主題がたくさんあった。

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