マーク太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マーク太郎

マーク太郎

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彼岸花(1958年製作の映画)

3.8

いつものように、娘の結婚を主軸としたホームドラマ。今回は父親が佐分利信で、笠智衆は脇役。
保守的で頑固親父なので、佐分利の方が向いているとの判断なのか。
浪花千恵子と山本富士子の京都人親子が楽しい。

麦秋(1951年製作の映画)

3.9

紀子三部作というのか。
確かに似ている。
これと「晩春」なんかタイトルも
似ていて紛らわしい。

笠智衆が父親でなく兄の役で
こちらの方が年相応。

女同士の会話が面白い。

パレード(2024年製作の映画)

3.8

よくありがちな死後の世界の話しだが
しみじみしました。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

密室で緊迫感溢れるやりとり。
タランティーノの真骨頂です。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

パニック障害とPMS(初耳)の男女の
物語は最初とても息苦しいのだが、やがて
ほぐれてくる。ユーモラスでさえある。

この栗田科学、なんていい会社だ。

そしていい映画でした。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

冒頭から溢れ出る緊張感。
壮大な復習劇。
ストーリーがいいですね。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

ビクトルエリセ監督の新作が観られるというだけで嬉しい。しかし、やはり長い。
途中で寝落ちしそうになった。エリセ師匠申し訳ございません。好きなのに。

でもアナトレントと再会できた。ありがとう。歳を重ね
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リキシャ・ガール(2021年製作の映画)

4.5

大阪アジアン映画祭にて。

この映画祭に毎年来るバングラデシュ映画、今年は明るめの真っ直ぐなお話し。

主人公のナイマは絵という類まれなる才能を持ちながら、正当な評価を得られず、悔しい思いもするのだが
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.9

マドンソクさえ暴れてくれたらいいとはいえ、流石に浅いストーリーでした。
悪役二枚のうち、青木崇高はそこそこ頑張っていました。これを機にハリウッドから声がかかるといいですね。
1と2に出ていた個性派パク
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次郎長三国志 甲州路殴り込み(1965年製作の映画)

3.7

マキノ雅弘作品を観ていると、集団の動きの付け方が絶妙な印象。今回だと役人たちが次郎長のいる屋敷を取り囲むところとか。
それにしても、松方弘樹、津川雅彦、丘さとみが、役者が変わっていて驚き。

次郎長三国志 第一部(1963年製作の映画)

3.7

東宝版の方が評価が高いようですが
こちらもカラーになり、鶴田浩二の次郎長も色気あり、楽しめます。

次郎長三国志 第一部 次郎長売出す(1952年製作の映画)

3.7

田崎潤って、こんなに軽妙な芝居をしてたんだ。自衛隊の偉いさんか、クイズ解答者のイメージしかない。

昭和残侠伝(1965年製作の映画)

3.6

「日本侠客伝」とパターンは同じだが、
より大衆受けしやすい作りになっている
「唐獅子牡丹」の歌とか。
丁寧な仁義の切り合いにちょっと笑った。

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.7

ヌーベルバーグっぽいシュールさ。
加賀まりこ  20歳
中尾彬    21歳
若くてイキがいい。
そしてなんと加藤武 当時34歳
どんだけ老け顔やねん。

北陸代理戦争(1977年製作の映画)

3.5

雪中の人間スイカ割りが強烈。
実録路線の最終作と思うと感慨深い。

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.7

ヴィヴィアンリーが念願のオスカー獲得。
確かにね。
今なら最後はキレて、暴れ回りかな。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

一体何人殺したのか
誰か数えて欲しい。
寿司職人誰?気になる

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

独特の世界観が確立されていて
それを受け止めると楽しめる。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.2

ラストシーンだけ知っていたが、
ど直球の反戦映画とは。戦闘シーンもものすごい迫力。しかも、1930年制作というこの時代がなんとも。
第一次大戦にゴリゴリの国際社会が国際連盟を立ち上げたが、結局はまた大
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.8

いきなり、糞尿のどアップにドン引きしそうになったが、不思議とそのうち慣れてしまった。これまで誰も描かなかったシモの処理。でも人間の営みではあるのか。
黒木華が素晴らしい。
時々カラーってどういう意味?

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

オードリーヘップバーンの代表作として
あまりにも有名な作品ですが、今回初めて鑑賞。オードリーがこれまでと違うキャラで新境地を開いていますが、ストーリー的にはどうかなというくらい、普通でした。やはりタイ
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めし(1951年製作の映画)

4.0

戦後の市民生活が伺えておもしろい。
特に大阪市内の風景。
くいだおれ太郎がいる!
小津映画より、会話がリアル。
所帯じみた原節子もいいです。

わが命つきるとも(1966年製作の映画)

3.7

信念の人、トマスモア。
余りにも頑固。
ヘンリー8世はとにかく男子が欲しかった。でも、英国を栄えさせたのは
エリザベス1世だったという皮肉。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

とても損な役回りだけど、真摯に生けていけば、ちゃんと神様は見てるよって話。
教訓ぽいが、しみじみします。

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.8

オードリーは元祖ラブコメの女王だね。
ゴージャス!
Wホールデンのヤンチャな次男坊がイメージと違って新鮮。

赤い河(1948年製作の映画)

4.0

牛、牛、牛。一体どうやってコントロールしたのか、スペクタクルな映像だ。ハワードホークス伝説の名画は前半と後半で趣がガラリと変わる。主役もJウェインからMクリフトへ。この辺りは脚本が見事だ。Jウェインも>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

スタッフ、キャストは「仁義なき戦い」と同じなのに、(佐野浅夫は珍しいけど)
悪徳刑事を主役にしたので、一本スジが通った印象があり、「仁義」のカオス感とは違うまとまった面白さがありました。ある意味集大成
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羅生門(1950年製作の映画)

3.9

3人の当事者と1人の目撃者がそれぞれの視点で事件を語る。いずれにしろ、救いのない展開なんだけど、最後に希望の光りが差す。黒沢のヒューマニズムの原点かなと改めて感じた。映像がクリアでびっくり。
三船のキ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

小津安二郎といえば、父親が娘を嫁に送り出すパターンが印象的だが、これはその最後でもあり、小津の遺作でもある。1962年て、ちょうど戦後の混乱期から高度成長期へ向かう頃で、画面からは2つの時代が同居した>>続きを読む