小津安二郎といえば、父親が娘を嫁に送り出すパターンが印象的だが、これはその最後でもあり、小津の遺作でもある。1962年て、ちょうど戦後の混乱期から高度成長期へ向かう頃で、画面からは2つの時代が同居した>>続きを読む
タランティーノの代表作だが、昔観た時は余りにクセが強くて、ちょっとついていけない感じでした。時を経て、改めて観るとそのクセがいい味わいでした。
時系列をずらすやり方や拳銃つけつけての睨みあいは「レザボ>>続きを読む
伝説の映画を初鑑賞。
昭和臭さがぷんぷんして、
それはそれでたまらない。
警察が失敗ばかりしてるのは
後のグリコ森永事件を思い出す。
でも、当時の国鉄と大げんかし、
協力を得られないまま
こんな映画を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
深い悲しみを抱えた夫婦と少女の
切ないふれあい。
雰囲気として「ミツバチのささやき」を
彷彿とさせる。
ラスト、とても泣けるんだけど
クソな実父のカットが不穏で仕方ない。
邦題はイマイチ。原題のニュア>>続きを読む
結構、激しいお話でしたね。
21年10月公開、GHQの意向か反映されているんだろうし、黒沢としても、戦争中の後悔があったろうしね。
小津以前の原節子貴重です。
これってフランケンシュタインみたいだが
抑圧された女性の解放がテーマなのか。
奇想天外な物語だが、筋は通ってる感じ。
主役3人が凄い。Wデフオーはいつもながらの怪演ですが、Eストーンはそこまでやるか!>>続きを読む
黒沢作品の常連俳優陣による、芝居のアンサンブルを楽しむ。意外だったのは左卜全の存在感。
カラー版に続いて、
モノクロならではの味わいもあり、
VFXの迫力もこれはこれで十分でした。
ドラマパート、とりわけ浜辺美波との下りに色々違和感を覚える印象は変わりませんが、
ゴジラ映画の醍醐味はそん>>続きを読む
DVD持ってるのに、劇場初見でした。
細部を忘れていたので新鮮に楽しみました。
やっぱりカッコイイね。
オープニング、ブロンドの狂犬、
三すくみの男たち。
再現なしが売りの脱北者密着。
山中なんかよくも迷わず行けるものだ。
終始同じ感じなので途中少しだれるが、
やむなしか。
こんなにもドロドロ、ジメジメした話だとは思わなかった。当時ではかなりの野心作だったのだろう。倫理的には無茶苦茶だけど、この退廃的な感じがいいのかな。
男と女がどうしようもなく、関係を続けていくのが凄い>>続きを読む
学生時代に名画座で観て以来。ラストで公団副総裁役の森雅之が黒幕の政治家と思われる電話の相手に深々と頭を下げるシーンが強烈に印象的だった。森はこの時49歳、見事な老け役であった。
黒沢渾身の社会派サスペ>>続きを読む
ゴジラマニアの中では「GMK」と言われて
人気らしいですね。確かに一味違う感じはします。
とにかくゴジラが超悪役で、市民の犠牲がしつこく描かれてたり、ギドラがええもんだったり。
有名俳優のカメオ出演も>>続きを読む
さすが Tシャラメ主演、
大勢の女性客に囲まれましたが
ジジイは気にしませんよ!
ただ血糖値は気になるので
署長みたいにならんようにせんとね。
Hグラント美味しいとこ持ってくし
白髪の増えたMRビーン>>続きを読む
ジュールとジムという原題が
「突然炎のごとく」という邦題に。
この邦題が内容以上に映画を神格化したような気がする。
狂気の三角関係だが、ジャンヌモローが
凄いの一語につきる。
やはり圧巻は冒頭の料理シーン
何を作ってるのかは、さっぱり
見当つかないが、シズル感たっぷりで、
迫力がありました。
さすがフレンチ奥が深いっす。
ビヌシェとマジメルがすっかり
渋い熟年に仕上がってい>>続きを読む
トリュフオーによるド直球不倫サスペンス
フランソワーズ・ドルレアックが
素晴らしい。
超有名なのにこれまで未見だった。
旧約聖書のお勉強映画。
海を割るモーセの力恐るべし。
余りに凄くてファラオがちょっとかわいそう。
ゴダールにしてはとっつきやすいのでお気に入りの青春犯罪映画を久々に鑑賞。
やはり女1男2の組み合わせはいいですね。
カフェでのダンス、ルーブル美術館を疾走
など、名シーンを楽しむ。
アンナカリーナ可愛>>続きを読む
またアキカウリスマキが見られる幸せ
いつものように、不器用な男女が、出会ったりすれ違ったりしながら、人生の機微をしみじみと見せてくれます。
違うのは頻繁に出てくるウクライナ侵攻のラジオニュース。この辺>>続きを読む
戦後すぐの焼け跡の映像はセットではなく実景。日本に今のガザ地区を重ねてしまいました。子供たちに受難の時代だったんだな。この坊やの未来はどうなったのかな。
インディーズなんて言葉久々に聞いたな。
ジャームッシュ以来か。
ケリーライカートいう名前は覚えておこう。
乳を盗んで一攫千金を狙う2人の男。
それだけで結構ハラハラドキドキしました。オープニングから結>>続きを読む
繰り返される清掃員平山さんのルーティンがとても魅力的で目が離せない。朝起きて歯を磨いて、草木に水をやって、仕事に出かける。仕事ぶりはとても丁寧。通う飲み屋も平日と休日では違う。なんと充実した毎日なのか>>続きを読む
またも、黒人が白人の理不尽な暴力を受ける70年前の実話の映画化だが、これもなかなかつらい。
事件は序盤で起きてしまい、その後の母親の闘いがメイン。この覚悟が凄まじい。
アメリカってこの頃から変わってな>>続きを読む
ゴジラより完全に子供向け。
でも子供だった当時は満足。
観覧車のシーンだけ覚えてる。
エンディングの主題歌は記憶と違う。
あれは次作だったのかな?
「強いぞガーメーラー」ってやつ。
追記
やっぱそうで>>続きを読む
大阪先行上映。
フニャ男君が、恋愛を通じて、
過去のトラウマから抜け出し
成長していくお話。
他の登場人物もそれぞれに
変わっていく。
仕掛けの効いた脚本、
大阪の空気感が伝わるナイトシーンが
冴えて>>続きを読む
1952年のちょっとハイソな暮らしが興味深い。ひたすら優しい旦那の佐分利信が素晴らしい。お爺さんじゃない笠智衆は喋り方は同じ。鶴田浩二、若くてチャラい。
その他の女優陣も若くて可愛い。
同名の本とは関係なさそうとはいえ、小難しいタイトルとサギの絵が好きじゃなく、スルーしておりました。ところが最近米国で大評判とのニュースに、これはいかんと慌てて鑑賞。ロングランでよかった。
確かに宮崎駿>>続きを読む
なんだか言っても気になる
リーアム爺さん、また見てしまった。
今回は現役感あふれるマネーの男
途中まで、ドキドキハラハラで
いい感じでしたが、
なんだか途中で息切れだ感じ?
マシューモデイーン懐かしい>>続きを読む
決して楽しい映画ではないと覚悟して臨むと、斬新な構成が、面白く見える。
まさに、自分の親が老いから死へ向かう過程を体感するようだった。
杉咲花は素晴らしいし、とても野心的な構成で面白いのですが
やはり理解が追いつかないので
かなりストレスが溜まった。
たぶんこういうことかと推理しつつ
パンフレットの情報で一応納得。