masaさんの映画レビュー・感想・評価

masa

masa

映画(1203)
ドラマ(0)
アニメ(0)

いとみち(2020年製作の映画)

3.8

三味線ということなのだが、思ったより青春バリバリ映画なので、年甲斐もなく、ワクワクしてしまった。
前向きでいい作品だと思う。見終わったあともどこか清々しい。

青森を舞台に、強い津軽なまりを気にして内
>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.4

正直綾瀬はるかさんの水泳の先生目当てで、観てしまいました。
でももっとドタバタコメデイだと思っていましたが、以外とシリアルなので、感慨深げに観ました。

泳ぐことができない哲学者と、彼に水泳を教えるコ
>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.1

いろんな現代の問題を全て網羅している人間ドラマで、考えさせられた。

小説は読んでいて良かったので、映画も観ようと待ちかねていた。

杉咲花ちゃん以外はあまりよく知らないキャストたちだったので、果たし
>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.8

こてこての、鉄板ストーリーだけど、こういうの気持ちが明るくなるから好き。

現場一筋だった刑事が異動先の警察音楽隊で奮闘する姿を描くヒューマンドラマ。
内田英治監督。

阿部ちゃんが、最初あんなパワハ
>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.7

このあたりの時代のカルト的B級もの大好物です😁
しかも監督はジョーカーペンター。
何も考えずになかなか楽しめた。
現代の時代にももしかしたら異星人が……あのサングラス欲しい😎

鬼才ジョン・カーペンタ
>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

世知辛い世の中で、母と息子が懸命に生きる。母親の姿にはやるせなさを感じてせつなくなるが……尾野真千子が好演。

石井裕也監督。尾野真千子主演。
世知辛い世の中で、時代に翻弄されてきた主人公が、愛する中
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ちょっと思い出す時ありますよね。懐かしい思い出、嬉しい思い出、切ない思い出、やるせない思い出。
そういう思い出って自分が生きてきたなかで宝物なんでしょうね、きっと…
そういう映画。どんなじゃ。

ロッ
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

今更観賞ですけど、原作小説既読済みなので、映画はどういうふうになってるか興味深く観ました。原作と映画と終盤の部分とか、変えてる部分あるけど逆に分かりやすく伝わるかなと思って、より感動してしまいました。>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

多分、今年最後の劇場観賞。ヴィムベーダース監督、役所広司さんということで、前から絶対観ようと思っていた作品!

期待どおりでした。ヴィムベンダース監督の中で役所広司さん主演というだけでひかれてしまいま
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.8

ポアロ役といえば、よくNHKでやってた卵形の頭のあの俳優を思い浮かべますが、このケネスプラナーのポアロも力強い感じがして、自分的には嫌いではなかったです。

原作は読んでるので、オチは分かっているので
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

有名だけど、まだ観てなかったシリーズ。
今更だけどとてもいい作品。

メリルストリープもいいけど、アンハサウェイを見るための作品ともいえる。アンハサウェイが最初は冴えないが、ハイセンスな服を来て出勤す
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.1

東京国際映画祭2023にて先行上映。

重いテーマ。
難しい役どころ演じるの、杉咲花ちゃんはほんとに上手いと思う。

現実にこういう方は結構存在しているらしいが、ほんとに考えさせられてしまう作品。
>>続きを読む

ロシナンテ(2023年製作の映画)

3.7

東京国際映画祭2023にて。

ラストシーンはやはり物凄く感動した。あの姿を見せられちゃうとね。

喧嘩もするけど仲良い夫婦と言葉が喋れない男の子の三人家族の物語。
失職中の夫はバイクタクシーで稼ごう
>>続きを読む

レッドライフ(2023年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭2023にて。
これは心に刺さってしまった💡
タイの貧民街で暮らす、若い人間たちの群像劇。社会から拒絶され、虐げられ、這い上がりたいものたちの、純真な物語。

猛烈にきつく、切ない雰囲気
>>続きを読む

タタミ(2023年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭2023にて。
柔道の世界大会で、イランの選手がイスラエルの選手に負けるよう、棄権を国から要求され、葛藤する話。

まさに、今の世界情勢をタイムリーに表していて、見応え十分。

QAでは
>>続きを読む

ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭2023にて。
なんて、ファンタジーでシュールなんだ❗
この監督特有の一切セリフがない作品なんだけど、一切気にならないくらい、楽しい。
独特の世界観はこの監督ファイトヘルマーだからできる
>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

なにこれ面白い!
評価高いからどんなもんかなと観てみたら、めっちゃオモロイ。
女子二人の殺し屋の日常のやりとりも面白く、二人が対照的なキャラなのも良い。
グロいシーンもあるけど、全般的に明るいタッチな
>>続きを読む

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

3.8

ジャージャーヤーニンが凄すぎる。ジャッキー映画を彷彿とさせる衝撃的なアクション。こんなに動ける人はなかなかいないのではないか。

マッハ!、トム・ヤム・クン!で世界中の注目を集めたプラッチャヤー・ピン
>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.6

山崎努の演技がやはり、上手かった。ほんとに認知症のよう。
心暖まるハートフル作品。
「湯を沸かすほどの熱い愛」が自分は全く刺さらなかったので、同じ監督のこれはどうかなと思ったが、良かった。

中島京子
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.9

高評価の作品だけど、数年前に観て自分はいまいちだったんで、今までレビューせずでした。

中野量太監督。
持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。
双葉は残酷な現実を受
>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.0

全編モノクロの映像が美しくかっこいい。
殺害犯オルガもオシャレチックでかっこよく見えてしまう。

プラハのトラム停留所にトラックで突っ込み、8人を殺害、12人を負傷させたオルガ・ヘプナロヴァーをモデル
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

国はどこまで、最下層の底辺でもがき苦しんで頑張っている人たちに、手を差しのべてくれるのだろう。
声を上げれば誰かが必ず助けてくれる、そういう世の中に早くなってほしい。
中山七里さんの原作を読んでから観
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

有名だけど観てなかったシリーズか。
このデニーロ演じるベンの優しそうな人格者ぶり。やる気もあり、生命力が溢れ、非常に好感が持てる。もう、神の領域。最高のお爺ちゃん。

対するアンハサウェイ演じるジュー
>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.4

これは……世界の黒澤はやはり凄い。

自分だったら、癌で余命半年ですと分かったら、どうだろう。逆に寝込んで何もやる気がしなくなるんじゃないか。
しかし、この作品を観て最期を知り逆に人生が輝く最後を迎え
>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.3

これも胸糞悪い作品の一つでもあるな。

旅行中に失踪した恋人を捜索し続ける男の行く末が描かれる。

犯人は、途中観ていて分かるのだが、何とも不気味な犯人だ。
ある意味とてもクールな犯罪ものだと思う。ア
>>続きを読む

スモーク(1995年製作の映画)

4.0

なんてことない話が続くんだけど、なんか心があたたかくなる。
生きるって満更でもないかもなと思わせてくれる作品。
人と人との繋がりって、複雑で悪いことしかなくても、いいものなのかもしれない。
ところどこ
>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

2.9

ジャケよりは、全然怖くなかった。
2人の霊媒し役が、おっさんで素人感覚満載で笑いそうになった。
映画というより、怪談ドラマのVTRという感じ。
あびる優と岩佐真理子などが、本人役で出てるのは面白いと思
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.1

難しい、繊細なテーマ。重苦しくもラストは光が見える、とても心に染み入る、考えさせる作品。
原作既読していたが、映画を観て更に感動した。
素晴らしい作品だと思う。
やもえない理由で、産まれたばかりの子を
>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.5

原作読んで鑑賞。
ラブホテルをめぐる物語。
原作ではもっと、なんてことない素朴な暖かさがあったんだけど、弱者をもっとあたたかく丁寧に描いていたというか。
なかなか映画だとそうはならないのでしょうね。
>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.7

前半と後半でガラッとシリアス度が変わってくる。
最初はのほほんとしたコメディ青春ものかと思っていたが、まさかのどんでん返しで、そっからは真面目に引き込まれた。

全般的に、ディランの「風に吹かれて」が
>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.8

前から観たかった韓国名作。

『オアシス』のイチャンドン監督。ソルギョング、ムンソリ主演。

冒頭鉄道自殺しようとする男の、過去20年に何があったか、時間を遡って描いていく。

名優ソルギョングの名演
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.6

鬼才ラースフォントリアー監督の超サイコ作品。

胸糞悪いシーンも多々あり途中で止めたくなったりもしたが、以外とストーリーに引き込まれて最後まで観てしまった。
この監督はいつもそう。

えげつないので良
>>続きを読む

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.6

超B級的な、スライム型細菌不明物体との対決。
物凄く暇な時に観ると物凄く楽しい。
映像もちゃちいところもあるし、80年代のあの時代を感じてしまうが、不明物体の気持ち悪さは、しっかり描かれており、何も考
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

分け隔てなく、誰とでも平等に接するちひろさん。
こういうふうに生きていきたい。

ストーリーは特別物凄い事が起きるわけでもなく、淡々と日々の出来事を描写しているだけなんだけど、そこに心にぐっとくる人間
>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

4.0

やっぱり、トヨエツと愛之助のこのバディいいね!
このいい感じのイチャイチャ感。
自分的には1の方が、江戸ノワール、新しい時代劇という感じがして好きでしたが、この2も男くさくストーリーで攻めてきました。
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

ワンシチュエーション映画の臨場感。
想像しながら観れるから、まるで小説を読んでるようでこれはこれでいい。
電話だけで淡々と、観てる人に状況を想像させる手法は面白かったです。
たまにはこういう作品もいい
>>続きを読む

>|