masaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

人生で最も大切なものとは、改めて気付かされる作品。

プロバスケットボールの元コーチと、ハンディキャップチームの活躍を描く。負けず嫌いのコーチと、個性的なメンバーたちとの交流を映し出す。

プロバスケ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

名作若草物語はなんと映画も原作もみたことなかったが、すんなり楽しめた。

衣装や小道具、風景、街並みが抜群にきれい。

ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ。
南北戦争下
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

普段アニメ作品はそんなに観ないんだけれども、この前NHKでやっていたので、何気なく観賞。そしたら後半気がついたら涙と嗚咽していた。

こうの史代のコミックをアニメ化したドラマ。
戦時中の広島県呉市を舞
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ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

3.2

異色のゾンビコメディー。

小学校を舞台に、食べるとゾンビ化するチキンナゲットを口にした子供たちと教師たちの死闘を描く。

小説家になるべくニューヨークに行ったものの、夢に破れて母校の小学校で臨時職員
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.7

1977年と古い作品だけど、今観ても充分興味深い。

初の有人火星探査船カプリコン1に打ち上げ直前トラブルが発生、3人の飛行士は国家的プロジェクトを失敗に終らせないため、無人のまま打ち上げられたロケッ
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

ドラマから映画になった作品は、あんまり好みではないのだけれど、これは面白かった😊

二転三転する、騙し騙される展開。もう病み付きになる。ドラマ版もいくつか観てしまった👀

華麗に大胆に人をだまし続ける
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.4

オリジナルを当時観て以来で、内容はほとんど忘れていたけど、当時ショッキングだったのは覚えている。

1989年に映画化されたスティーブン・キングの同名小説を、新たな設定で再映画化したホラー。
ジェイソ
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ナンシー(2018年製作の映画)

3.5

なんとなく強烈なジャケと雰囲気にそそられ観賞。

嘘をつくことでしか他人とコミュニケーションを取れない女性の葛藤を繊細に描いたスリラー。

他人とうまく接することができないナンシーは、周囲の関心を集め
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

流出したのは果たして誰だ?

映画化もされた世界的ベストセラー「インフェルノ」の出版秘話から生まれたミステリー。

情報漏えいを防ぐため各国の翻訳家たちを完全に隔離した実話を題材に、発売前の小説の流出
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

観たあとほっこりする戦争映画。
なんとも後味がいい。
戦争をしっかりと描いている部分ももちろんあるが、子供の視線から描写していてどことなくファンタジーだ。

タイカ・ワイティティ監督。
第2次世界大戦
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.5

相変わらずの藤原竜也節楽しめた✨

劇場版シリーズの第3弾にして最終章。
命懸けのゲームから何度もはい上がってきたカイジが、新たなゲームに挑む。

“バベルの塔”や“最後の審判”など、原作にはない過激
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プラネティスト(2018年製作の映画)

3.8

今の混乱した世の中で、一番観るべき作品かもしれない。
旅、自然、海が好きな人は必須の作品。
小笠原諸島が大好きになる。

父島を訪ねる旅人を受け入れる島文化を生み出した宮川典継さんのドキュメンタリー。
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河童の女(2020年製作の映画)

3.8

結局結末が回収されていない気がするけど、何故か観たあと幸せな気持ちになれる作品。

『カメラを止めるな!』などを生み出した、俳優・映画監督の養成スクール「ENBUゼミナール」が主催する「シネマプロジェ
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裏窓(1954年製作の映画)

3.9

やはり、ヒッチコック作品は面白い✨

ヒッチコックの最高傑作と評される一級サスペンス。
原作はミステリー作家コーネル・ウーリッチの短編。映画化にあたってヒッチコックは、結婚をめぐる男女の恋の駆け引きと
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.5

ほぼ車の中の電話の会話で構成されるワンシチュエーション作品。
トムハーディ主演。

車内を舞台にしたトムの一人芝居だけで物語が進む斬新なスタイル。

思わぬ状況に追いやられる中、高速道路を車で走る男の
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湿地(2006年製作の映画)

3.0

題名、ストーリー、キャスト、映像、全てにおいて、最初から最後まで地味ぃな作品。

辛気くさい雰囲気が最後まで漂い、題名通りジメジメ感が凄い。

これでもかというくらいの地味さ。
暗い、重い、地味と三拍
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心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

3.5

気楽にお手頃に観れるサスペンスミステリー。ホラーでもある。
地味だけど普通に楽しめた。

自分が診察してきた患者全員が亡霊だと知った精神分析医が、彼らが命を落とした列車事故について調べるうちに思わぬ事
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.2

アンナ・ゼーガースの小説「トランジット」を原作に、舞台を1940年代から現代に移し、ユダヤ人迫害と現代の難民問題を重ね合わせ男女の恋の行方を映し出す。
クリスティアン・ペッツォルト監督。

元レジスタ
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ポップ・アイ(2017年製作の映画)

3.6

象と一緒にゆるいロードムービー。
なんという和やかなジャケでしょう。
癒されます。

幼いころに飼っていたゾウと再会した男性が、故郷を目指して500キロの距離を旅する姿を描くロードムービー。

会社で
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叫び声(2019年製作の映画)

3.8

豚飼いの男の働く姿をただ淡々とモノクロで描くだけの衝撃作。
何も起きない日常を描くだけだが、繰り返しのルーティン、映像美が結構病み付きになる。

北関東郊外の農村を舞台に、年老いた祖母と二人で暮らす豚
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約束の地のかなた(2019年製作の映画)

3.6

移民としてスウェーデンに来たルーマニア人の少女と、彼女が出会う地元の少女との友情、そして彼らを取り巻く移民や人種に関する残酷な状況を描く。

監督はスウェーデン人のヴィクトル・リンドグレーン。

スウ
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

思春期の少女の揺れ動きがもうたまらない。

1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた人間ドラマ。

本作が初長編となるキム・ボラ監督が、自身の少女時代の体験
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死神の来ない村(2019年製作の映画)

3.7

死者が出ない老人ばかりの村。

イランのレザジャマリ監督。
45年間、一人の死者も出ていないという長寿の村を舞台に、不死の老人たちをめぐる大人の寓話を描く。

若いころに軍隊で過酷な生活を送ってきたア
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

衝撃的なジャケ。
内容も家を失った少年が難関辛苦の旅をする壮絶な話。
非常に濃い。モノクロで169分。
昨年の東京国際映画祭で観賞。その時のタイトルは「ペインテッドバード」だった。

ナチスのホロコー
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ジョン・カーペンターの 要塞警察(1976年製作の映画)

3.6

ジョンカーペンター監督のカルト作。

ハワードホークスに心酔するカーペンターが「リオ・ブラボー」のオマージュとして作り上げたアクションスリラー。

ストリートギャングに娘を殺された男が逃げ込んだ警察署
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

この辺のイーストウッドはほんとカッコいいとしか言えない。

荒野の用心棒に続いてイーストウッドが主演した、セルジオ・レオーネ監督によるマカロニウェスタン。
ドル箱三部作の二作目。
殺人強盗犯と、彼をめ
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.8

イーストウッドがクールでカッコ良すぎ。

黒澤明の「用心棒」を西部劇に翻案したマカロニ・ウェスタンの代表作。

二人のボスが対立するニューメキシコの小さな町に現れた凄腕のガンマン。

これで、当時映画
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ソルジャー・ボーイ(1972年製作の映画)

3.7

ベトナム戦争後遺症を扱った、埋もれた名作。

ベトナム戦争を背景に、出兵前とは一変した反戦感情に直面し、名誉挽回と再生の機会を奪われた帰還兵の孤独、虚無感を描く。

兵役を終えて帰還したダニーら4人の
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

青春、恋愛、友情、戦争、色んなジャンルが入っている大河ドラマ的大作。
思ったより重厚で素晴らしい。

フォン・シャオガン監督。
1970年代中国、軍の歌劇団を舞台に描くラブストーリー。
軍の歌劇団に所
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

無意識のうちに政治的タブーを犯してしまった高校生たちに突きつけられる過酷な現実!

ベルリンの壁建設前夜の東ドイツを舞台に実話をもとにした青春ドラマ。

1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトは
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.8

インド映画ブームの先駆け的な作品で名作。

日本に記録的なインド映画ブームをもたらした、エンターテイメント巨編。

タミルナードゥ州の大地主ラージャーに仕えるムトゥは、馬車使い兼用心棒として人々から絶
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アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい(2017年製作の映画)

3.6

初めてアンナカリーナを見て一変に虜になったのは、『気狂いピエロ』を観てから。こんな素敵な女優がいるのかと瞬殺でファンになってしまった。

2019年12月に亡くなったフランスのヌーベルバーグを代表する
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

大型スーパーで働く従業員たちのドラマを淡々と描く。

旧東ドイツを舞台に、社会の片隅で生きる人々を描いたヒューマンドラマ。

スーパーで働く無口な青年を主人公に、互いを支え合う、悲しみや心の傷を抱える
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.7

真実は時として知らない方が良い。

アスガー・ファルハディ監督。
実生活では夫婦で、共にオスカー俳優のペネロペ・クルスとハビエル・バルデム主演。
娘を誘拐された母親を取り巻く人間模様を浮き彫りにする。
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

タランティーノ監督とブラッドピットがタッグを組んだ快作。

ナチス占領下のフランスを舞台に、それぞれに事情を抱えたクセのある登場人物たちの暴走を描く。

1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、
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すずしい木陰(2019年製作の映画)

3.5

これは、映画なのか。
何も起きない映画とはどんなものなのか楽しみにしていたが、ホントに何も起きない作品…
女の子が涼しい木陰でハンモックに揺られて、ただ寝ているだけの作品。

脚本家・俳優・監督として
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