masaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

巧妙な戦略を駆使して政治を陰で動かすロビイストを描いた社会派サスペンス。

女性敏腕ロビイストを、ジェシカ・チャステインが圧倒的な存在感で熱演。
ジョン・マッデン監督。

敏腕ロビイスト、エリザベス・
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邪魔者は殺せ(1947年製作の映画)

3.8

何気に名画座で今年劇場初鑑賞。
新年早々渋く攻めてみました。

IRAの指導的立場にあった若手テロリストが、内部抗争に破れ、落ちぶれて自滅していく話。

キャロル・リード監督。
この監督の「第三の男」
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

自分が望むものを手に入れるために犯罪を重ねる少年の話。
アルゼンチンの犯罪史に残る連続殺人犯がモデル。

1971年のアルゼンチン・ブエノスアイレス。美しい少年カルリートスは幼いころから他人のものを手
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.7

もう…渋すぎる作品✨

ロバート・レッドフォードの最後の主演作。
異色の犯行スタイルで銀行強盗を重ねた実在の犯罪者フォレスト・タッカーをレッドフォードが渋く演じている。
何はともあれ、「スティング」や
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

LGBT映画の中でも一番リアルだと思う。
観る人の心に染み渡る。

なかば、ドキュメンタリータッチともいえる映像から、主人公の想像を絶する葛藤や気持ちが痛いほど伝ってくる。
奮闘する父の存在が力になっ
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THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

3.8

いい映画でした。
最強のふたりのハリウッドリメイク版。
やはり、オリジナルのフランス版と比べてはいけないと思うけど、本作もまた違う味が出てなかなか良かった。
素直に感動したい作品。
全体的な展開はオリ
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リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)

3.7

若いダコタちゃんが可愛い。

母の死を悲しみ続けている14歳の少女が、とある3姉妹との共同生活を通じて成長していく話。

1964年、サウスカロライナ州で、母の死の記憶にとらわれ、心に深い悲しみを背負
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モンスター(2003年製作の映画)

3.7

なかなか衝撃的な作品。
シャーリーズセロンの別人演技を前から観たかった作品。

全米初の女性連続殺人犯アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化。パティ・ジェンキンスの初監督作。

なんと、体重を10キロ以
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.6

ジジィたちの痛快アクション。

ブルースウィルス作品もときたま、とても観たくなる。
B級と思いきやキャストも豪華で結構本格的。モーガンフリーマン、ジョンマルコヴィッチ、ヘレンミレンの愛すべき老男女がい
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.6

たまに、ジャッキー映画を観たくなる。
疲れたとき、観たくなる。
ほっとしたいとき、観たくなる。

元特殊部隊員の男が、テロで亡くなった娘の復讐を果たそうと、事件の裏に隠された真相に近づく。
「007」
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貞子(2019年製作の映画)

2.2

貞子のキャラ力はもうない。
貞子が出てきても全く怖くなかった。

記憶を失ってしまった少女と向き合う心理カウンセラーの女性が怪現象に見舞われる。中田秀夫監督。

心理カウンセラーである茉優(池田エライ
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少年(1969年製作の映画)

4.3

子役二人の演技が凄い。衝撃を受ける。
内容はやるせない作品だが、もうそれだけでいい。

1966年に実際にあった子供を使った当たり屋事件を映画化。
元軍人の父は自ら病人と称してまともに働こうとせず、犯
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絞死刑(1968年製作の映画)

3.8

最初の入りは、死刑場の中をリアルにナレーションし、これからどんなに重い展開が待っているのかとブルーになったが、その後ガラッと変わり可笑しい展開を盛り込み笑わせてくれた。

タイトルやジャケの感じ、取り
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日本春歌考(1967年製作の映画)

3.4

大島渚オールナイトにて。
自分の中では大島渚監督といえば、作品よりも、TVによく出ていたうるさいオヤジというイメージだった。ほんとにこの人映画監督だったの?という感じだった。
昔みうらじゅんが「大島渚
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

4.0

青春ゾンビミュージカル!
意外に自分的にはこれ、はまってしまいました。
クリスマスに観たいゾンビものNo.1。

ゾンビが蔓延した町で戦う高校生たちの葛藤と成長をミュージカル形式で描く、青春ゾンビミュ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.4

女性と戦場シーンが全く出てこない、マニアックに豪華なメンツによる戦争映画。
大島渚監督。

一見ヘンテコな作品だが、意外とジワジワくる。

第二次世界大戦下のジャワ山中の日本軍捕虜収容所を舞台に、極限
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

雪降る季節にぴったりのサスペンス。

テイラー・シェリダン監督。
ある事件を調べる女性FBI捜査官と地元のハンターが、思わぬ真相にたどり着く。

先住民族が住む深い雪に囲まれたウインド・リバーで、地元
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

ジョン・カーペンター監督のシリーズ第1作『ハロウィン』の40年後を舞台に、生存者の女性が再び「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズに立ち向かう物語。
第1作に出演したジェイミー・リー・カーティスが同じ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

まさに現代の社会そのものの衝撃的な作品。

東京新聞記者・望月衣塑子の著書原案。
国家の闇を追う記者と若手エリート官僚が、それぞれの正義を貫こうとする。
韓国映画界の至宝シム・ウンギョウと松坂桃李主演
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

ダークファンタジー系に昇華していて、正直前半は我慢の時間帯でしたが、後半は上がった上がった。

後半のホテルからのシーンは、前作のオマージュたっぷりでファンなら感涙もの😣

前作とは全く違う作品と思っ
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PK(2014年製作の映画)

3.9

傑作インド映画。

『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と、主演のアーミル・カーンのヒューマンコメディー。
テレビ局で働く女性が神様を探している謎の男に興味を持ったことから始まる物語を、
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(2013年製作の映画)

3.2

恐ろしい秘密を抱えた家族😱

残酷でショッキングな描写が映画祭で話題となったサスペンスホラー。
平和で至って普通の一家の姉妹が、母親の死をきっかけに家族が抱えていた恐ろしい秘密を知ってしまう話。

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パージ(2013年製作の映画)

3.3

こんな法律絶対ヤダ😱

年に1度だけ殺人をはじめとする全ての犯罪が許されるというなんと恐ろしい設定だろうか。イーサンホーク主演なのでB級感も少し薄まり、時間も85分と短いのでサクッと観れてちょうどいい
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

ノーベル賞に輝いた作家とその妻の秘密にせまる。
ビョルン・ルンゲ監督。名女優グレン・クローズとジョナサン・プライスが夫婦役。
現代文学の重鎮ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻のジョーン(グレン・クロ
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

3.8

ケーキが猛烈に食べたくなる作品😄
内容は切なくも美しい。

イスラエル映画。オフィル・ラウル・グレイザー監督。
同じ男性を愛した男女の心の機微を切なくも美しく映し出す人間ドラマ。
ドイツの青年とイスラ
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

少年が可哀想すぎる……
今の世の中では、あり得る話で、現在の世知辛い世の中、家族関係を暗示しているようだ。

第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いたヒューマンドラマ。
離婚の準備を進める夫婦が、1
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

育ってきた環境が、与える影響はほんとに大きい。

1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロの中の貧困に喘ぐスラム地域を舞台にして、強盗、麻薬ディーラーなどをして金を稼ぐ若いギャングたちの
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ダークサイド(2018年製作の映画)

3.2

評価は低いが、ファンなら、なかなか楽しめる作品。
なんと今回のニコラスは「覗き」をしてしまう!しかも、シリアスに。必見です。

数々の作品で異彩を放つオスカー俳優ニコラス・ケイジを主演に迎えたサイコス
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.3

最近のニコラス・ケイジは調子がいい…ような気がする。気のせいかもしれないが…
ますます役を選ばなくなったのか狂っている。いいですね😌

なんと、何かの現象でわが子を殺そうと暴れ回るニコラスの怪演が見れ
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.4

警官を射殺して捕らえられた麻薬中毒の少女ニキータは、政府の秘密機関に属する暗殺者になることを迫られる。3年後、特訓の末にプロの殺し屋になった彼女は恋に落ち、幸せな日々を望んでいたが…

監督リュック・
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モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.3

ゴジラシリーズの第4作。

嵐によってインファント島から巨大な卵が日本に漂着した。
成虫モスラと小美人は、卵の所有権を主張する興行師に返還を願うが聞き入れられない。
小美人たちが帰途に着いたころ、ゴジ
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.2

ゴジラシリーズの第3作。

TTVの桜井と藤田は、TV番組の視聴率アップのため、“巨大なる魔神”を追って南海のファロ島を訪れた。
その頃、北極海調査を行なっていた原潜シーホークは発光する奇怪な氷山と遭
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.2

ゴジラ対アンギラス。
獰猛なはずのアンギラスが見た目ちょっと小さめで、かわいかった。

第1作『ゴジラ』(1954年、本多猪四郎監督)の大ヒットを受けての2作目。
先に企画が進んでいた『獣人雪男』を先
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

歌の才能を見いだされた主人公がスターダムを駆け上がっていく姿を描き、1937年の「スタア誕生」を皮切りに、これまでも何度か映画化されてきた物語。

音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信
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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

90才の名優ハリー・ディーン・スタントンの作品(ラッキー)もすげぇなあと思ったけど、こちらのイーストウッドもやはり凄い。まさに映画の神様。この年代であれだけシャキッとした演技と興味そそられる作品を作る>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

坦々と進みすぎる。その坦々さが逆にリアルだ。

イーストウッド監督が、2015年8月に高速鉄道で起きた無差別テロ事件を映画化。
列車に乗り合わせていた3人のアメリカ人青年がテロリストに立ち向かう姿を普
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