クロード・レインズ。役柄はセバスチャン。哀れといっていいんでしょうか。ナチス。極悪非道と教わる存在。ヒッチコックによる着地点の残酷なこと。この男にこんなに人間味を持たせやがって。
止まらない。闇へ、地獄へと未知の領域へと足を突っ込んでいくチャヌク祭りにこちらのニヤリも止まらない。娘のひとつひとつの言葉の破壊力が計り知れず、ニヤリの代わりに目が潤む。やはり子供を侮ってはいけない。
劇中ふと思う。何故このGパン女はここまで必死に日本刀を振り回しているのか。前篇はルーシー・リューの独壇場、この思いは薄い。ならば後篇、退屈だろうが長かろうが、この金髪女の現実を想像してみなさいとタラン>>続きを読む
ヒラリー・スワンクが好きになった。隈フェチの俺には堪らん。が、見るべきは彼女の隈の先、老人イーストウッド。モ・クシュラを施す罪悪人。暗い。残酷。美しい。やな映画。
男も女もやけに色気がある。体感時間はあっという間。鮮やか。だが鮮やか過ぎる。そこが哀しい男の運命か。
モリコーネの音楽、マクレーンの鮮やかな下馬、ピニャータ。
睨み、唸ることで愛を確信するイーストウッドの不器用さ。唸るとは、「内にたくわえられた力が、発揮する場所を求めている」こと。トンネルで心残りは嫌>>続きを読む