だまさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

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朝鮮半島の南と北。それぞれの正義と信念と幸せの価値観。何が正しい事なのかだんだん分からなくなっていく。根っこが同じ民族の対立は見ていて辛い。主人公と南の若者が国を超えひとりの人として信頼しあえたのがせ>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

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怒りや哀しみや色んな感情が溢れて泣いた。普通の人がある日陥る貧困。弱者に優しくない社会。役所の冷たい対応に憤りを感じつつ福祉制度のあり方を考えさせられた。行政がやれる事には限界がある。日本でも他人事じ>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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アメコミにもレゴにも疎いけど見て良かった。思いっきり笑えてしっかり泣ける。脚本が素晴らしい大人向けのドラマ。自分大好きかまってちゃんなバットマンの孤独が切ない。でも人はひとりでは生きられない。元気を貰>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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ただただ圧倒された。特別な事件が起こる訳でもなく。12年振りに再会した家族の会話が続くだけなのに。終始漂う居たたまれなさと緊張感。家族だからこその愛憎。鑑賞後に思わずため息が漏れた。ドラン監督の作品は>>続きを読む

ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

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地元が舞台ってことで予備知識もなく軽い気持ちで見たらすっごく面白かった。ワクワクしながら笑えた。見なれた瀬戸大橋や瀬戸内海の風景がとても素敵に描かれてたのも嬉しかった。岡山弁が可愛く聴こえることに驚い>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

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何もかもが強烈すぎて。頭の中をずっと掻き回されてるような感覚。吐き気を催す醜悪さと極彩色の美しさが入り乱れる。狂気に呑み込まれそうな恐怖。女性の裸を消費する社会への痛烈な皮肉。園監督の書いた詩のようだ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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ヒロインが最高にキュート。心躍る音楽に胸に沁みる歌声。冒頭のミュージカルシーンが圧巻で思わず拍手しそうになった。ベタなストーリーだけどラストの演出がとても素敵で切なくて泣いた。想像より地味ではあったけ>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

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娘を亡くした哀しみから立ち直れない男をウィルスミスが静かに熱演。後半からラストにかけてばらばらなピースがぴったりとはまっていく感じが良かった。失ったものは元には戻らないし人生はやり直せない。でも今をど>>続きを読む

ハルチカ(2017年製作の映画)

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音楽が本当に素晴らしい。圧巻のラストシーンに鳥肌が立った。説明セリフが排除された脚本と表情や仕草が物語る静かで丁寧な演出。予告編やポスターの印象と全然違う。いい意味で裏切られた。単なる青春映画じゃない>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

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実話ベースで副題そのままな安心して見られる作品。ベタだけど泣ける。若者がひたむきに頑張る姿はやっぱりいい。個々のキャラも活きてて共感しやすかった。この作品の為に俳優さん本人達も猛特訓したと思うとラスト>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

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エロとグロに塗れた素晴らしい映像美。官能的で芸術的で残酷。物語を理解するより映像や音を五感で味わうのが正解かも。こういうの理屈抜きに大好き。スクリーンに映る血の赤の美しさ。血に塗れたエルファニング達の>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

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オカルト系じゃないホラー。恐怖の対象は盲目の老人。これが最高に恐ろしい。息が詰まるほどの緊張感にずっと身体が強張る。状況がめまぐるしく移り変わる終盤からの展開が最高に面白くて口が開きっぱなしだった。ラ>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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なんとも言えない気持ち悪さ。でも微妙に可愛い。壮大なスケールであろう地下世界の全貌はまったく理解できてないけど。ただ映像を眺めてるだけでとても楽しい。3バカ兄弟が最高で愛おしい。彼らの活躍に思わず泣い>>続きを読む

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

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時空感SFにしてはハラハラドキドキ感は薄め。その分人間ドラマのバランスが良くて俳優陣の丁寧な演技を堪能できる。内気な山﨑賢人と直向きな清原果耶とWピートと可愛いが溢れてる。鑑賞後の余韻もとても爽やか。>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

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LGBT、育児放棄、介護などテーマは重いが穏やかで温かな気持ちになる作品。困難を抱える人々が明るく前向きに生きる姿。でもそこに至るまでの苦痛や苦悩が想像されて涙せずにいられなかった。生田斗真さんの繊細>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

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クルエラのメイクとドレスが素晴らしくお洒落で格好良い。次々と変わる衣装にテンション上がる。ただヴィラン誕生の物語と言う割にクルエラが全く悪人には見えない。目的のために手段は選ばないけれど。彼女なりの芯>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

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岡田准一ならではの進化を遂げるアクションの見所が満載。さらに木村文乃のセクシーアクションも堪能。それだけで見る価値あり。少女が奪われた人生を取り戻す物語としても良い。鈴木とヒナコの優しい関係も好き。安>>続きを読む

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

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クセになる下らなさ&面白さ。これ最高。あらゆる要素を詰め込んで全力で楽しませてやろうという気合いがガンガン伝わってくる。全てにおいてスケールの大きさとおおらかさが半端ない。彼らが探偵という名の戦隊ヒー>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

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嫌な気分が段々と増していき最後まで続く。どこまでも淡々と。3度の衝撃とあるけれど“ああやっぱり”という気持ちのほうが強かった。登場人物は皆どこにでもいる愚かな人々。愚かさゆえに自分の行動が他人に与える>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

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名前の知られた俳優さんは出てこない。でも皆さん素晴らしかった。強い存在感に圧倒された。どこかで本当にこんな人達が存在すると感じられる生々しさ。特にケンとカズとテル役の3人が発する空気に惹かれた。工場で>>続きを読む

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