だまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

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何だか色んな意味で痛かった。修一にも莉奈にも全く共感できないし。この2人とは友達になれないなとも思った。立場や環境が変わっても2人の本質は変わっていない気がして。同じことを繰り返すのかなと思った。見て>>続きを読む

とべない風船(2022年製作の映画)

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俳優陣が誰も彼も素晴らしくて。静かな言葉のやり取りが深く深く胸に染みて。涙が溢れて止まらなくて。声が出そうになるのを必死に堪えてた。喪失を抱えて生きる苦しみ。消せない後悔。それでも少しずつ。前に進み始>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

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すごく良かった。猥雑で華やかな夢に呑み込まれてしまった人々の切なくも愛しい物語。中盤何故だか感情が昂ぶりすぎて涙がボロボロ零れた。時代の流れとともに変わりゆくもの。変わらないもの。変われないもの。大勢>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

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とてもとても良かった。途中から涙が止まらなくてマスクがぐしょぐしょ。鈴木亮平さんはもちろんのこと。阿川佐和子さんも素晴らしかった。想像を超えた深い愛の物語だった。ラストシーンの余韻も心地良い。

ファミリア(2023年製作の映画)

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色んな感情がごちゃまぜになって。思わず声が漏れそうになるほどぼろぼろ泣いた。歪な部分もあるけれど。それ以上に物語に引き込まれる熱量が凄かった。国や慣習が違っても理解できるはずなのに。壮絶な過去を背負っ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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死を身近に感じるようになった今の自分には色んな言葉が心に刺さって感情が揺さぶられてぼろぼろ泣いた。二度と会えない人。新しい人との出会い。その場所にはもっと生きたいと願った多くの人々の想いがあって。今生>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

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ラストの衝撃が強烈で。エンドロールが終わる頃にじわじわと感情が込み上げ。席を立ってから涙が溢れてきた。本当の自分でいることに何より苦痛を感じ。偽りの自分になって大切な人たちとの関係を築く。彼の心情を思>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

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母の愛にがんじがらめにされた娘。与えられない母の愛を欲し続けた娘。どこまでも咬み合わない2人。見ていて凄くきつかった。じりじりと心が削られていく感じ。とても疲れた。娘を深く愛する母親2人もどこか歪んで>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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とっても面白かったし楽しかった。序盤から感じる違和感。じわじわ広がる嫌〜な感じ。訳分からないまま引き込まれていく異様な空間。ユーモアもたっぷりで思わず笑ってしまう場面もあれこれ。最後の“作品”が本当に>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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見知らぬ町で見知らぬ男たちから向けられる侮蔑や欲望や暴力。ハーパーが感じている嫌悪感や恐怖感に同調し引き込まれていく。自然を映し出した美しい映像と男たちの醜悪さのコントラストが強烈。全身に纏わりつくよ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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エンタメに振り切れたど派手なアクションにテンション爆上がり。次々と展開していく物語のテンポの良さにぐんぐん引き込まれる。神々しいまでのラーマの美しさとどこまでも真っ直ぐなビームの魅力に惚れぼれ。2人の>>続きを読む

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

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もう単純にすごく面白かった。シリーズ化希望。ディラン・オブライエンくん当たり役。アクションも若々しい躍動感があって見応え充分。エージェントなのに命令無視して私情に走りまくる設定も良い。マイケル・キート>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

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ラストの衝撃に打ちのめされる。この物語が実話だったことに改めて思いが及ぶ。迫力の映像で描かれる生々しい山火事の恐ろしさ。とても丁寧に描かれる隊員達の日常の姿。その対比がとても良い。死と隣り合わせの仕事>>続きを読む

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

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何だかとても哀しい物語。人を殺めるための銃で財を成した一族の苦悩。増築が続けられる部屋は死者への弔いであり贖罪。屋敷の造形や装飾品が美しくて雰囲気がとても素敵。喪服姿のヘレン・ミレンも美しくて力強くて>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

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石井監督のパンク魂が炸裂。めちゃくちゃぶっ飛んでる。めっちゃカオス。最高。前半は人物紹介と物語の説明が割と淡々と進んでいって。笑いながらもあれれ…だったんだけど。後半から一気に加速する狂気と歓喜と混沌>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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どんな環境にも逞しく順応する子ども達の姿に感嘆しながらも遣る瀬無さが募る。娘への愛情も彼女なりに懸命に子育てしてるのも真実。でもそれが娘の未来の幸せに繋がっているのか。母娘を引き離すのが本当に正しいの>>続きを読む

ザ・キング(2017年製作の映画)

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欲に塗れた男達が繰り広げる実に刺激的な権力闘争。過剰な演出が気持ち良く嵌ってて楽しめる。チョン・ウソン演じる悪役の清々しいまでのクズっぷりがこれまた良い。エンタメに振り切れつつ社会派ドラマとしても見応>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

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ヤバイなにこれ最高。以外の言葉を失った。何度心の中で キターーー!と叫んだことか。ただひたすらに王を称えたい。登場人物全員が恐ろしいほどに魅力的。もう誰を見ていたらいいのか分かんない。スクリーンが美男>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

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とても印象的で美しい色彩の映像が目に焼き付く。終始ヒステリックな彼女の姿に見てるこちらも頭が痛くなりそう。それぐらいケイト・ウィンスレットの熱演が素晴らしくて圧倒された。凄まじい女の業と匂い立つ色香。>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

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日本に生まれ育ってさえも日本から受け入れられない人々。祖国への想いと日本への複雑な感情を抱えて。差別や偏見と闘いながら懸命に生きる家族の姿。怒鳴りあっていてもそこには愛が溢れてる。個性溢れる3姉妹が本>>続きを読む

OVER DRIVE(2018年製作の映画)

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ラリー知らなくても楽しめる親切な構成。思わず体に力入るハラハラドキドキなレースシーンのど迫力。新田真剣佑の傲慢でナイーブな弟キャラ最強。筋肉が芸術の域。それを支える寡黙な兄の東出昌大も男前でスタイル良>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

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熱い男たちの闘いに胸熱。見応え充分な群像劇。それぞれの立場。それぞれの想い。それぞれの闘い方。脇役の一人ひとりに秘めたドラマを感じさせる豪華俳優陣の熱演。全員が主役と思えるほどの存在感。話のテンポも良>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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閉ざされ守られた世界から開かれた困難な世界へ一歩を踏み出すオギーの姿に勇気を貰う。けれどオギーに関わる人々は自分の負の感情とも向き合うことに。それを乗り越える強さを持つ人。それに呑み込まれてしまう人。>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

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福田監督ならではの笑いが至るところに。やり過ぎ感もあるけれど。やっぱり面白くて声出して笑ってしまった。人を好きになる喜びや胸の痛みもちゃんと描かれてて。ラブストーリーとしても素敵。何より長澤まさみさん>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

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バーフバリ初体験。初めてが映画館で良かった。完全版の前に再上映してくれたシネマクレールさんに感謝。まさしく全編クライマックスなとんでもない作品。突っ込みどころ満載なのに全てを捩じ伏せてしまう力技。最高>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

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派手さはないけど静かで深い味わいのある秀作。静寂の中に響く調律作業の音。ピアノの響きを表現する自然の映像。目と耳の両方で美しさを堪能できる。山崎賢人が不器用で誠実な青年を好演。彼の繊細な感じがとてもは>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

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ドキュメンタリーのような生々しさで正視に耐えない映像が続く。さほど遠くない過去にお隣の韓国でこんな悲惨な事件があった事に激しい衝撃を感じた。そんな極限状態の中で普通の人々が何を感じどんな行動を起こした>>続きを読む

ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

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井浦新と成田凌の醸し出す雰囲気が最高で。2人のくだらないやり取りをずっと見ていたいと思った。訳分からないけど五感を刺激され頭がくらくらしてくる前半。いつのまにか感情を激しく揺さぶられ涙が溢れて止まらな>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

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兄弟姉妹だからこその愛憎。たとえ離れて暮らしても身内との縁は容易に切れない。コンプレックスを抉ってくる相手とずっと関わっていかなきゃならないって相当キツイ。お互い純粋だった幼い頃の記憶を共有しているか>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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小松菜奈ちゃんの魅力が全開。疾走感溢れるオープニングが素敵。予告と随分違う印象の物語。夢を直向きに追いかけて挫折して傷付いて。立ち止まって少し寄り道してしまった彼女の背中を、夢を諦める痛みと切なさを知>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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この家族の絆を信じたいと思いながら。彼らの在り方をとても受け入れられないとも感じる。でも彼らには他に選択肢が存在しない。遣る瀬無さが募る。途中から気持ちが追い付かなくて苦しくて。泣く事さえできなくなっ>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

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文句なしの続編。くだらないお下品ネタも。盛り込みすぎな映画の小ネタも。笑えるグロ描写も。どれも最高。声出して笑った。ドミノ最強。アクション凄くカッコ良かった。忽那汐里ちゃんの笑顔も最高。凄く可愛かった>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

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エンタメと割り切って見ればとても面白い。クリス・ヘムズワースが銃撃戦の中を馬で駆け抜ける姿は文句なしに格好良いし。空爆シーンの迫力も凄い。将軍と大尉の関係性も面白いし。命を懸けて信頼し合ってる男達のド>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

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クリストファー・プラマーの怪演が素晴らしい。人を非常に不愉快にさせる偏屈ジジイっぷりがお見事。本心や感情が全く見えてこない不気味さも最高。行動が有り得なさすぎて冗談に思えたぐらい。急な代役なのが信じら>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

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序盤の特訓は身勝手な父親の虐待にしか見えなかったけど。女性の人権が踏みにじられている社会で彼は娘達に可能性と夢を与えているんだって事が分かってからはずっと号泣。父娘の信頼が深まっていく姿が凄く素敵。ラ>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

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過去の過ちに囚われて生きる人々の群像劇。どんなに悔いても無かった事にはできない。失ったものは取り戻せない。加害者も被害者も様々な感情を呑み込んだまま生きていくしかない。登場人物の誰にも共感できず冷めた>>続きを読む