だまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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閉ざされ守られた世界から開かれた困難な世界へ一歩を踏み出すオギーの姿に勇気を貰う。けれどオギーに関わる人々は自分の負の感情とも向き合うことに。それを乗り越える強さを持つ人。それに呑み込まれてしまう人。>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

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福田監督ならではの笑いが至るところに。やり過ぎ感もあるけれど。やっぱり面白くて声出して笑ってしまった。人を好きになる喜びや胸の痛みもちゃんと描かれてて。ラブストーリーとしても素敵。何より長澤まさみさん>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

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バーフバリ初体験。初めてが映画館で良かった。完全版の前に再上映してくれたシネマクレールさんに感謝。まさしく全編クライマックスなとんでもない作品。突っ込みどころ満載なのに全てを捩じ伏せてしまう力技。最高>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

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派手さはないけど静かで深い味わいのある秀作。静寂の中に響く調律作業の音。ピアノの響きを表現する自然の映像。目と耳の両方で美しさを堪能できる。山崎賢人が不器用で誠実な青年を好演。彼の繊細な感じがとてもは>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

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ドキュメンタリーのような生々しさで正視に耐えない映像が続く。さほど遠くない過去にお隣の韓国でこんな悲惨な事件があった事に激しい衝撃を感じた。そんな極限状態の中で普通の人々が何を感じどんな行動を起こした>>続きを読む

ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

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井浦新と成田凌の醸し出す雰囲気が最高で。2人のくだらないやり取りをずっと見ていたいと思った。訳分からないけど五感を刺激され頭がくらくらしてくる前半。いつのまにか感情を激しく揺さぶられ涙が溢れて止まらな>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

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兄弟姉妹だからこその愛憎。たとえ離れて暮らしても身内との縁は容易に切れない。コンプレックスを抉ってくる相手とずっと関わっていかなきゃならないって相当キツイ。お互い純粋だった幼い頃の記憶を共有しているか>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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小松菜奈ちゃんの魅力が全開。疾走感溢れるオープニングが素敵。予告と随分違う印象の物語。夢を直向きに追いかけて挫折して傷付いて。立ち止まって少し寄り道してしまった彼女の背中を、夢を諦める痛みと切なさを知>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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この家族の絆を信じたいと思いながら。彼らの在り方をとても受け入れられないとも感じる。でも彼らには他に選択肢が存在しない。遣る瀬無さが募る。途中から気持ちが追い付かなくて苦しくて。泣く事さえできなくなっ>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

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文句なしの続編。くだらないお下品ネタも。盛り込みすぎな映画の小ネタも。笑えるグロ描写も。どれも最高。声出して笑った。ドミノ最強。アクション凄くカッコ良かった。忽那汐里ちゃんの笑顔も最高。凄く可愛かった>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

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エンタメと割り切って見ればとても面白い。クリス・ヘムズワースが銃撃戦の中を馬で駆け抜ける姿は文句なしに格好良いし。空爆シーンの迫力も凄い。将軍と大尉の関係性も面白いし。命を懸けて信頼し合ってる男達のド>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

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クリストファー・プラマーの怪演が素晴らしい。人を非常に不愉快にさせる偏屈ジジイっぷりがお見事。本心や感情が全く見えてこない不気味さも最高。行動が有り得なさすぎて冗談に思えたぐらい。急な代役なのが信じら>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

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序盤の特訓は身勝手な父親の虐待にしか見えなかったけど。女性の人権が踏みにじられている社会で彼は娘達に可能性と夢を与えているんだって事が分かってからはずっと号泣。父娘の信頼が深まっていく姿が凄く素敵。ラ>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

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過去の過ちに囚われて生きる人々の群像劇。どんなに悔いても無かった事にはできない。失ったものは取り戻せない。加害者も被害者も様々な感情を呑み込んだまま生きていくしかない。登場人物の誰にも共感できず冷めた>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

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移民を狙った卑劣なテロ。主人公の絶望的な悲しみに圧倒され。どうしようもなく胸が苦しくて涙が溢れて止まらなかった。感情と一致しない体の変化が彼女を後押しする。彼女の最後の決断を否定する事なんてできない。>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

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男の子の心に女の子の体。友達の些細な一言に傷付くレイの姿が切ない。皆んな悪気はないけどレイの苦しみを本当に理解できる人はいない。親でさえも。レイの幸せを願っているけど正解は誰にも分からない。それでも寄>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

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それぞれの立場で語られるそれぞれの真実。誰もが呆れるほど自分勝手。ブラックユーモアたっぷりで非常に面白い作品。でもトーニャに与えられた才能と過酷な環境。輝かしい舞台を前にしての絶望的な状況。彼女の心情>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

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善悪を越えて己の信念の為に命も掛ける男の背中に痺れた。この作品であんなに泣かされるとは思わず。ハンカチ用意してなくて困った。役所広司だからこその存在感と説得力。それに一歩も引かない松坂桃李の危うい魅力>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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全てがあまりに美しくて鑑賞中はずっと夢見心地。鑑賞後は切ない胸の痛みとともにずっと余韻に浸っていたくなる。そんな作品。彫刻のように美しいオリヴァーと繊細で瑞々しくあどけなさの残るエリオ。2人の触れ合い>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

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人は欺瞞に満ちている。“こうありたい”と思う理想の自分を演じながら。それに反する行為を自分に許す。主人公の矛盾だらけの行動を通して“お前はどうなんだ”と突きつけられているようで。何とも居心地が悪くなる>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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圧巻の演説シーンに涙が止まらなかった。力強い言葉の裏にある指導者としての壮絶な孤独、苦悩、恐怖。国を導く者に求めらる覚悟と戦う姿が生々しく描かれる。今作のチャーチルは実に人間味に溢れチャーミング。不完>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

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頭脳戦メインのスリリングなスパイ映画。二転三転する物語にドミニカの真意がどこにあるのか分からず最後まで楽しめた。色々な伏線が鮮やかに回収されるラストが気持ち良い。でも歪んだ権力に人生を踏みにじられた女>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

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アクション最高。空中バトルも凄かったけど。都庁内での肉弾戦が最高にカッコ良かった。佐藤健さんの裸体の美しさに感動。とても魅力的な悪役。主人公よりも獅子神の物語に惹かれた。本郷奏多くんとのやり取りとか思>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

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身近な大人に虐待される子ども達。見てるのが辛い。でも子ども達の力強さと生命力、無限の可能性に救われる。そんな子ども達を守り愛する血の繋がらない優しい大人達。テーマは重いけど。どこかユーモアを感じさせる>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

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めちゃめちゃテンション上がる!スピルバーグ監督ありがとう!と声を大にして叫びたい。子どもの頃好きだったキャラクターの登場と日本語のセリフに興奮度MAX。映画館で叫びそうなぐらい胸が躍った。映像の情報量>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

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全く気持ちの通じ合っていない家族の姿。淡々と描かれる彼らのやり取りがなんだか居心地が悪くてずっとモヤモヤ。皆が自分勝手。周囲に無関心で責任も取らない。壊れていく子ども達。全てを見透かすような少女の眼差>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

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笑って泣ける。素敵なラブコメ。宗教。伝統。しきたり。民族。差別とも違う。恋人同士の2人でも越えるのが難しい壁の存在が切ない。困難に直面して自分に素直になる主人公。その想いが周囲の壁も溶かしていく。本人>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

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不思議な余韻の残る作品。全く共感はできなかったけど。色んな価値観が揺さぶられた気がする。激しいセックス描写の中に女性たちの様々な姿が浮かんでくる。哀しさや滑稽さや開放感。それらを引き出し受け止める器が>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

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笑ったり泣いたり。感情が行ったり来たりして最後には涙腺が崩壊。とても優しい目線で人間を包み込む。色んな愛に溢れた作品だった。監督の人柄と映画愛が滲み出てるんでしょうか。兄弟と彼女の3人並んでるシーンが>>続きを読む

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

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作品の持つ熱量が凄い。ひとつの映画作品として見ると荒いと感じる部分もあるけれど。彼らの置かれている現状とか。この作品に携わった人々の想いとか。錚々たる顔ぶれの俳優陣のぶっ飛んだ熱演とか。色んな物が合わ>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

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恋のキラキラとは無縁の人生を送る自分にも。恋の光を纏う彼女たちは眩しくて可愛くてとっても素敵に見えた。個々の魅力が溢れるパジャマパーティーはずっと見ていたくなる心地良さ。そんな彼女らに恋される神尾楓珠>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

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韓国映画らしいあれこれがぎゅっと詰まったエンタメ大作。めっちゃ面白い。ど迫力のアクションにカーチェイスに銃撃戦。濃厚な人間ドラマと張り詰める緊張感。コミカル要素も楽しみつつ。社会派のメッセージが胸を抉>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

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テーマがあまりに重くて気持ちが追いつかない。鑑賞後の疲労感がとてもきつい。選択を迫られる高齢者の気持ちは恐ろしくて想像もできないし。制度の運営に携わる人々の気持ちを想像するとしんどくて吐きそうになるし>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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大きな夢に向かって全力で頑張る姿はもちろん素敵だけど。大好きな何かを全力で応援する楽しさや。大好きを誰かと共有できる嬉しさ。そんな時間もとっても大切な宝物。ちょっぴりの切なさと温かさで心が満たされて。>>続きを読む

サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

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本当の自分を解放したユリシーズがどんどん美しく輝いていく姿に心を奪われた。ありのままの自分を受け入れ、そんな自分を受け入れてくれる人々との出会い。最後まで分かり合えない人もいるけれど。自分の居場所を見>>続きを読む

居眠り磐音(2019年製作の映画)

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松坂桃李くんの魅力が炸裂。穏やかな笑顔が最高だった。殺陣の緊張感も良かった。ただ自分は奈緒殿よりおこんちゃんのいじらしさにやられました。おこんちゃんと幸せになる未来があってもいいんじゃないかと思えるぐ>>続きを読む