masaccoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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私たちの青春時代/思春期 彼女たちの選択(2019年製作の映画)

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フランス地方都市の少女達の思春期に迫るドキュメンタリー。少女達より彼女らの母親の5年後の変貌っぷりに驚愕😱45歳そこそこだと思うんだけど..。2人とも娘に執着しすぎ。支配すな。
少女たちは、泳いだり男
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高地戦(2011年製作の映画)

5.0

すごいものを観た。おもしろかった!朝鮮戦争を描いてはいるけど、これ反戦映画だかんね‼︎
燃料庫を介した交流、狙撃兵「2秒」の正体、17歳の新兵と歌の共有、「浦項」での出来事と青年大尉、12時間の仕切り
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バーニング・ゴースト(2019年製作の映画)

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異世界ロマンスを平熱の演出で描く。派手なのはジャケットくらい😅
愛し合うふたり。でもこの世とあの世、生と死、という大きな障害があって、お互いの姿は見えない。でも気配は感じ取れるし、幻を共有できるくらい
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

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「四角い」ストレス社会で傷ついたおじさん達が、シンクロを通じて影響し合い連帯し「丸い」人間らしさを取り戻す。
「フィジカル」が流れるトレーニングモンタージュ、「イージー・ラヴァー」に合わせた演技シーン
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

5.0

キアヌが焼き入れられたり砂漠で行き倒れたりガラスに叩きつけられたり色々酷い目に遭うんだけど、その過程で170人以上を殺しまくる、美しいアクション映画。いちいち急所を狙って確実に仕留めるのがいい!馬の蹴>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

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実在の銀行強盗74歳をハリウッドのレジェンド俳優ロバート・レッドフォード80歳が演じる。脱獄回想シーンは彼の過去映像のサンプリングで他にも過去作から色々なシーンが引用されており、ファンは泣けるらしい。>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

5.0

シャーリーズセロンかっこいい!オープニング「ブルー・マンデー」から超アガる!凶器の赤いハイヒールや黄色いホースがモノトーンの衣装に映える!鍵男とのフラッフラの死闘からのカーチェイスのわくわくするカメラ>>続きを読む

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

5.0

ポップで瑞々しい青春映画!偏見と拒絶、改竄されたトラウマ、偉大すぎる兄の亡霊。それぞれの問題を抱えた若者達が癒し合い後に傷つけ合う様が痛い。ありのままの自分で在ることの何と困難なことか。「知恵と勇気」>>続きを読む

ブリス ~たどり着く世界~(2021年製作の映画)

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SFだと思って観ていると眠くなっちゃうけど、薬物依存症患者の妄想、認知の危うさを味わう映画だと思えばおもしろい。”まとも“な人がホログラフに見えるんだ、とか。くたくたのオーエン・ウィルソンが味わい深い>>続きを読む

ジャスト・キッズ(2019年製作の映画)

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まだ若い青年が幼い弟の後見人になる話。悩むことがメインだけど自己犠牲には偏らないのがよい。父親の死の原因、生ハムの件は謎のままだけどドラマチックに帰結しないのがリアルなのかも。消えたイグアナとの偶然の>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

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挫折、諦め、嫉妬、屈辱などバラエティに富んだみつ子の怒りの独白がすごい!プッチのワンピのくだりとか「ちょうどいい」繰り返しとか笑えるシーンもあり。多田くんが誠実な人だとわかる、新しい靴下のシールを持ち>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.9

ダイアン・クルーガーのひりひりする演技がすごい。「海」の章では、海水浴の動画を観て「ママもおいでよ」って息子に言われて決断しちゃったのね🥲
2回ある生死の境目に異なる血が流れるのも興味深い。特に水中の
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フェリチタ!(2020年製作の映画)

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「幸福」というタイトル。ユーモア、想像力、愛のある幸せな家族の話。紫陽花?の咲き乱れる庭のシーンが美しい。ママと猿のぬいぐるみのエピソード、パパがトミーの身長をタトゥーで記録してるのがキュート。トミー>>続きを読む

無言歌(2010年製作の映画)

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1960年中国「反右派闘争」でゴビ砂漠での開墾を強いられた男達を描く“映画”。“ドキュメンタリー”として公開するには不都合な真実。監督いわく「過酷さ残酷さを80%カット」したというが、飢えにまつわるエ>>続きを読む

ウォーリアー(2011年製作の映画)

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関節技の兄と打撃の弟がそれぞれの理由を背負って総合格闘技で戦う話。父と兄弟とで憎しみ合ってるけど格闘技で結ばれてる。ラストはそっち?と思ったけどハラハラしたしおもしろかった。
トムハの僧帽筋と三角筋と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

5.0

自己チューで支配的で優柔不断なダメ夫が、過去に犯した罪に対する「バランス」を取らされ、てんやわんやになる話。媚び、脅迫、偏見、差別など人間の嫌なところが満載の反面、卑俗な可笑しみもたくさんあって変な映>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

5.0

身体的心理的DVで女性を支配しようとする男性からの逃亡、抵抗、そして復讐劇。何も無い空間ですら怖いのに、存在が露になる演出の数々が斬新で意表を突かれおもしろい!(恐ろしいけど!)“ガスライティング”の>>続きを読む

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

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こども主演だけどこどもが観ちゃダメなやつ。少年たちにとっては武器や医療用教材にしか見えない小道具がポップに大活躍!「ウンチの臭いがする」って生々しいわ。小さな冒険を通して3人とも成長し関係性は変わって>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

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午後ローで。FaceTime、チャット、監視カメラなどPCの画面の映像だけで構成された斬新な映画。マウスの動きやデスクトップの様子で父親の心情がわかるのがすごい。ミステリーとしても秀逸で最後までハラハ>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

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現代にそぐわない伝統や父親的からの解放、自分らしくあることを肯定する映画、だけど、エディ・マーフィーとセミ役の俳優の各々1人4役や、犬の呪いとかお風呂係のくだりとか第1作への目くばせが楽しい。アフリカ>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

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高学歴だけど非正規労働者で実家暮らしのカズヒコが、殺しのプロとの交流を通して生きる意味を見出す話。殺しの打ち合わせも家庭の団らんも会話の温度が変わらないのが寓話っぽい。後半、アクセルの件とかお母さんの>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

5.0

1946年一冊の本が結んだ縁で、ナチスドイツの占領下にあったイギリスの島で愛と正義のために生きた女性の足跡を辿るうちに、真実の愛と自分らしく生きることを見出す作家の話。読書会のメンバーをはじめキャラが>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

5.0

ブラッドリー・クーパーがすごい!酔っ払いのカントリー歌手にしか見えない。アリーという唯一の希望、その輝きを自分が奪っていると悟った時の彼の選択、過去2人寄り添って歌う多幸感あふれるシーンの数々が切ない>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

5.0

人の二面性を描いている。特に香取慎吾→序盤の描写だけでフェアで愛情深い人物だけど職も金も無くギャンブル依存症で酒に溺れるダメな男だとよく分かる。勝美さんもナベちゃんもいい。あの人物画裏の顔が明らかにな>>続きを読む

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

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ロビン・フッドの映画化。高低差を活かしたアクションがすごい。砂漠での弓の撃ち合いは近年のアフガニスタン紛争を描いた映画さながら。炎立つ鉱山での馬車の“カーチェイス”は一見の価値あり。
ロビン役のタロン
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反則王(2000年製作の映画)

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落ちこぼれの銀行員がプロレスに生きがいを見出す話。ソン・ガンホが若くてかわいい!お父さんの食器蹴散らかすシーンとかジムの門前での小芝居とかコメディ演技が細かくてよい一方、終盤のプロレスシーンが勢いがあ>>続きを読む

ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

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1900年代イギリスの階級社会を描く。上流階級の家族の傲慢さがひどい。中流階級の家族は翻弄されっぱなしだし労働者階級の家族は..。カットが不自然だったりキャラの感情の動きが唐突だったり気になったけど、>>続きを読む

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

5.0

性と生の話。子どもを授かるための行為の二面性、苦痛と快楽とがカットバックで描かれる。義母からの産めハラがほんとひどい。窪田正孝のコンビニからの水浸しからのお弁当の流れが良かった→吹っ切れた感。最後タク>>続きを読む

後悔なんてしない(2006年製作の映画)

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男性同士の恋愛とセックスを描く。お互い何か惹かれ合うものがあったんだろうけどそれが描ききれていない。スミンが山盛りの骨つき肉を喰らってからの電話、の流れが2回あった。ピュアすぎて思い詰めるところあるよ>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

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成田凌がすごい!一目惚れの瞬間とかワインを来年も買ってあげるの時とか超かわいいし、夏生先輩とのバトルでカールスバーグで勝ち誇った笑い、膝を抱えた背中の寄る辺なさ..。あと下唇がエロい。男だとかではなく>>続きを読む

マダム(2019年製作の映画)

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1972年生まれの監督とそのおばあちゃん(1910年代生まれ?)の交流を描く。ホームビデオや留守番電話のアーカイヴが豊富。監督の少年〜青年時代、自身のセクシャリティに対する葛藤が痛々しい。彼がゲイであ>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

5.0

多くを語らないライアン・ゴズリングがかっこいい!冒頭の逃し屋の完璧な仕事ぶり、束の間の恋、中盤からついに漏れ出てしまった暴力性→モーテルのシーンもストリップクラブのシーンもエレベーターのシーンも美しく>>続きを読む

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

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イギリスのプロレス一家出身の少女がアメリカのWWE入りを目指し己と向き合い葛藤する。「自分とは何か」の話だった。実話ベースでロック様の企画。笑えて泣ける。WWEの本物の観客だというその熱狂と会場の煌び>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

5.0

「自信と親友が欲しい」という14歳の少女ケイラがcoolであろうとする振る舞いや行動の全てが空回りしててヒヤヒヤする。プールまでのサスペンス描写よ!大人になっても立食パーティで同じ居心地悪さ味わったよ>>続きを読む

ローサは密告された(2016年製作の映画)

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フィリピンの貧困と麻薬問題を描く。実話を基にしたというが警察の腐敗やこどもの労働の様子がひどい。ピーナッツ食べながら取り調べを見ている少年の様子が可笑しくもリアル。主演のカンヌ女優が素晴らしい。緊張し>>続きを読む

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

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田舎暮らしの話せないおばあちゃんと7歳の孫とのひと夏の交流。苛立った孫の悪態や嫌がらせがひどい。それでも、押入れから得体の知れないお菓子を差し出したりうずくまってトイレを見守ったり鶏をしめたり散髪して>>続きを読む