マサさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マサ

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.3

「いま、日本に生きる私たち」が観るべき映画ではないだろうか。

不器用だけど、自分を世の中を
考えて生きる人たちの物語だ。

無意識のうちに『社会』に適応するために自分という色を透明にして、吸収しなけ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

《他人を理解するには?》

SF映画であるけれど、
内容は現実世界を意識した作品。

「あなたが理解できないと感じる人の
考え、気持ちをあなたは本当に理解していますか?」
自分の主観だけで相手を判断し
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怒り(2016年製作の映画)

4.3

人は何を持って相手を信頼することができるのか?それは相手に求めるものなのか?それとも自分自身の問題か?
そもそも人を信じる、信頼するってどういうことなんだろうと考えてしまいました。結末というより、それ
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.9

よくやった!もうこれに尽きます。ストーリーは単純ですがしっかりと主人公に感情移入できて物語上の鬱積がしっかりと最後には上手い形で解消されるので観ていて爽快だった。歴史的に矛盾があると言われているみたい>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.8

家族でもお互いに知りえない気持ちや理解できないことはある。特に大きなことが起きるわけではないんだけれど、それぞれの登場人物にとっては大きなことのように思える。あくまで客観的に映画を観る立場の私たちにと>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

映像美もうこれに尽きます。今まで観たことないようなシーンばかりでそこに興奮しました。もちろん内容も面白いけれど。やっぱり雪の白に対して赤い血の色は映えますね。これこそ映画館で観るべき映画だと思う。映画>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.4

やっぱりジョーカーはヒースレジャーかな。なんか中身がないというのが一番の印象ですね。ハーレークインにとっての憎むべき相手は生きてるんだからね笑。よく考えれば誰が本当の敵なのか、だれが本当の正義を持つも>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.6

「幸せになるために一緒になったわけじゃない」もうこの言葉がなんとも重い。けれどそのうち男は女に本当の愛を求めるようになる。テーマとしてはとても面白いと思う。ただ大森南朋さん演じるキャラクターの夫婦の描>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

んー、アカデミー賞獲得するほどの作品かな?笑、スラム出身の主人公が彼ならではの境遇で問題に正解していくのは描いていると思うんだけど、決して彼が能動的に得た答えではなくて、偶然に偶然が重なり過ぎて彼は運>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.9

もう配役が完璧だ‼︎福山雅治さんの完璧な人間って感じ、リリーフランキーさんの庶民的で常識的にはやっちゃいけないのにやってしまうような親感!笑。あと子供達の演技と思えないような芝居。本当の親子って、本当>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.8

まあツッコミたいところがないわけでもないといった感じだけど、やっぱりハリウッド映画に渡辺謙さんが出ていて、しかも主要なキャラクターってのが良い。それぞれの夢はお互いの状況に影響及ぼすはずなのに2段階か>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

結局、主人公はただの犬好きおじさんだった。実は元いた組織に奥さんは殺されていたとかそういう展開ならもっと主人公に感情移入できたと思うんだけど、どうしても犬だけだと笑。アクションシーンは他に見たことない>>続きを読む

シグナル(2014年製作の映画)

3.2

なんだろうな、やっぱりSF映画のなかでもこういった感じの映画は得意じゃない。何が起こっているのか理解できず、こういう世界観‼︎ってのを見せられても全然好きになれない。誰か説明してください。ただヒロイン>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.8

本当は凄く、修羅場のような映画にもなりそうなものをあえて穏やかに、それぞれの心情をしっかりと描こうとしている作品だと思った。桜のトンネルのシーンは撮り方が素晴らしい。カーブを曲がった先の映像がほんとう>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

タランティーノの映画ってなんでこんなに長いのに観られるんだろうか?あの最初のシーンは最後に繋がるあたりもいいし、あのケースの中に入っているのはマーセルスの魂なのではないか?という都市伝説など映画の中に>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

サスペンスで頭おかしいと思って観ていた奴が本当の姿を現すシーンほど面白いシーンはない‼︎長い会話の中でも相手のことを探り、相手を追い詰めていくシーンは楽しい。やっぱり事件が進んでいくほど、このあとどう>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

壮大な出会いの物語。この熱狂的なものはなんなのか!それはRADWIMPSの曲だ‼︎笑。もちろん挿入歌も映画を作る一つの要因ではあるけれども直接的にストーリーに関係するものではない。全体的にストーリーを>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.6

現実にあの大きさの小惑星を破壊するには地上で今まで使われた核爆弾で最も強力な「ビッグイワン」という爆弾の10億倍の威力のある核爆弾でないと小惑星は破壊できないらしい笑。まあそんなことは元々現実味のない>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.6

理解してもらえる者とそうでない者かいる現実、それを表している映画だと思う。シザーハンズとして生まれてきた彼自身には罪はない、けれどもそれによって彼は時に周りを混乱させ、傷つけてしまう。これは手がハサミ>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

誰かに撮ってもらった写真を見て、自分ってこんな顔してるんだって想像と違うことってあると思いますが、そんな感じで本当の自分って?と疑ってしまうような映画です。宇宙映画にしては理解しやすい方の映画だと思い>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

シングストリートがとても良くて観た映画ですが、ある夜に至る過程をそれぞれの登場人物が繰り返していくシーンが良かったと思います。音が重なり曲になっていくシーンの作り方はやはりうまいと思います。ただmro>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.8

変わったかたちのヒーローもので新鮮味があり良かった。ただちゃんと考えるとヒットガールが背負わされているものは母親を死に追いやった者への復讐というあまりにもかわいそうな状況でさらに、それを父親から洗脳さ>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.7

誰が観ても観やすいように作られていて良かったと思う。ロックを通じ、生徒と心を通わせていくというのがメインストーリーだと思いますが、成長するにつれて、自分の思いを押し殺してしまい、それでいつの間にか人格>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.1

始めこの映画を観た時に、なんか現実っぽいなと思ったら実話を基にしていてなるほどなと思った。人間の感情は複雑で映画的、物語的に綺麗にまとまるようなものばかりではない、そこがすごく良かったと思う。映画全体>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

アメリカよ、これが怪獣映画だ!これが「日本映画だ‼︎」もう日本映画界の底力を見せつけられたと思った。こんなことは起こりえないことだけれどそれが起こったら政府はどう対応する、日本はどうなるという現実味が>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.9

この老夫婦、気持ち悪い。9時半以降に部屋から出てはいけない、そのドアを開けた先には奇妙な光景が。もう終始気持ち悪い感じが続いていて、ここで来る‼︎ってわかっていても楽しめました。もちろん真相を知った時>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.8

シンプルに生きることそれがアスペルガー症候群の彼の今までの生き方だった、そしてそれに甘んじていた彼だったが、自分のためにそして兄のために自分から行動するようになって、人の心の複雑さを理解し、成長してい>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.4

「これはノンフィクションです」とかふざけんなよ笑。こんな残忍な事件があったなんてと思って観ていたので裏切られた感が否めません。実際にあった事件でないのならばもっと犯人の動機など心情面を観たかったと思い>>続きを読む

君への誓い(2012年製作の映画)

3.7

実話を元にしているだけあってか、もうこの映画の9割が悲しい。レオいい奴過ぎる!自分ならと考えてしまう。レイチェル・マクアダムスが観たくて観た映画でしたが、そこはあまり期待しない方が良かった。もちろん彼>>続きを読む

SPY TIME スパイ・タイム(2015年製作の映画)

3.2

ミッションインポッシブル、007の偉大さがわかる映画です笑。スパイ映画がたくさんある中、良質な作品が多いので、それを当たり前に観てしまっていましたが、それがいかに素晴らしいか教えてくれました(皮肉)。>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.9

これぞ娯楽映画!という感じです。展開が早くて観やすい。予想を裏切るシーンもあったり、シーンの緊迫感もあったりとこれこそ気楽に観られる良い映画でした!もちろんツッコミどころも多々ありますが、コメディー要>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

思わず映画を観ながら体がリズムをとってしまう、そんな映画です。ストーリー自体は王道な内容ですが、主人公の成長する姿がしっかりと描かれているし、映画が終わった後も彼らの今後を観たい!と思える物語でした。>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.2

裁判所で見せた彼の笑顔は異常者の顔ではなかった。家族の些細なすれ違いから、家庭は崩れていき、最後には大きな事件にまで発展していく様子がリアルで観ていて胸が苦しくなった。正直観る前の予想と違い、無差別殺>>続きを読む