Yokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Yoko

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これまでのシリーズのパラレルの統合や終着として、綺麗にまとめてくれて、もう十分だったんじゃないかと。
劇中世界としても、現実世界としても、もはやエヴァは遺物として、記憶されるものとして留められればいい
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8 1/2(1963年製作の映画)

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実家?のパーティーシーン最高!
クストリッツァのアンダーグラウンドが人生観のスピリットを継承している気がする。

青春群像(1953年製作の映画)

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主人公がどう見ても30には見えなかったのが面白い。
伊達男は実家を大切にする人が多いんだろうか?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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え?宇宙戦艦ヤマト?
前評判よりかは意外にもわかりやすかったような気はします。
今作の碇シンジが歴代の中で一番嫌いかもしれない笑

でもこの終幕から9年もかけて続編作るって単純にエネルギーすごい。
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ターコイズの空の下で(2019年製作の映画)

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空の色もさることながら、川の色の深さに驚かれました。
コミュニケーション過多の社会から一歩外れた世界の静けさに癒される。

でもカーチェイスのおどけっぷりは最高ですね!

すばらしき世界(2021年製作の映画)

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アウトサイダーの生きづらさを早くに言及していたのは、ビートたけしだった気がする。

普通に生きる為に人一倍の困難を抱えながらも、素敵で粋な人たちが多くいた。
皮肉ではなく、すばらしき世界を過ごすことが
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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社会に馴染むことは風呂に入るようもの。って昔は何言ってんだって思うけど、今となっては分からなくもなく。
たしかにそれも大事だけど、それと引き換えに失ってしまった感受性は人生にとってかけがえのないものだ
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

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テレンスマリック作品の散文的なカットは常に心地よくて、映画見るというより温泉にでも行ってる気分なんですが、特に田舎で頑張るゴズリングの夕景夜景が素晴らしい。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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28頁にグッと来てしまったので、寧ろ二回目の再会は蛇足に感じつつ、後々振りかえると素晴らしいラストで締めたなと!

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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パブリックスペースで急に泣いたり笑ったり、時には痛ぇ!とか言ったり。
そうした行為はマナーという名において制限されて、もはやタブーとして内面化されている人は自分も含め少なくないだろう。
ただ、このタブ
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生きちゃった(2020年製作の映画)

1.5

ここまで感情の吐露が出来ない主人公にも、打ちひしがれてますアピの妻にしろ、もう勝手にしてくれって感じだった。
一見写実的だけどリアリズムの醸成は出来てない感じで、そこが終始モヤモヤした。
ただ若葉さん
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スパイの妻(2020年製作の映画)

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高橋一生の語り口といつものバスのスクリーンプロセスがなかったら黒沢作品とは思えぬほど。
平凡だった。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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せめてこのロンドンのステージで心が少しでも救われていたらと願ってやまない。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

一緒にいて楽しかったんならもうそりゃしかたないよなぁ
「夢をあきらめた者の逃避先が現実」って言葉が結構グサッ!

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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もうこれ人間いらねえじゃん!
3Dで観たかったよぉ……。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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楽しかった日々の暖かさだけでなく、そんな過去を経験したからこその現実は厳しいが、それでも逞しく生きる姿は切ないが、でも凄いカッコいい。
グレタ作品の主人公は観ていてスカッとして好きだな。
ティモシーシ
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岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)

3.6

ずっと瞬発力だけで物語が進んでいく。
理屈は抜きで……。
秋野暢子のやさぐれおばはん感がグッド。
山城新伍と山本太郎は笑わざるを得んでしょ。

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.2

ウディ・アレンが親子愛を描くとしたら……って感じの作品。
こんなのも作るんすねソフィアさん。

とにかくイイ女には唾をつけるビルマーレイがだんだんと日本の若大将加山雄三に見えてくるの俺だけ?
聞いても
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

声と音を重ね合わせて出来たWhat's Going onの魅力は、「重ね合わせる」という団結のもたらす素敵ぶりに基づくものなのかなと。
泣かされました!
ってかニールヤングってモータウン所属やったんか
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

『ダンケルク』公開からもう3年も経ちましたか……と、「時」の流れの速さに驚かざるを得ませんが、今作ハマった~!
映画を観に行くというよりも、「ノーラン映画」を観に行くというくらい、もはや一つのジャンル
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

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あまりにも平和と愛に溢れていてなんか地球上にある国とは思えなかった。

斬、(2018年製作の映画)

3.3

とにかくアツかった『宮本から君へ』とは対照的なイメージ、言うなればどことなくクールな作風かと思いきや。
これはこれで熱く。
読点の意は、いまだ完結せずこれから進化の予兆を感じさせる、卑近な例になるが「
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

とにかく若いっす!溢れんばかりの活力と希望が自分の目にはまぶしすぎたけども。にしてもクラスメートみんな優しいな。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.0

いやもう普通に暗闇のカット怖いっす。
そしてもう恐怖を煽る煽る劇伴が最高。

東京流れ者(1966年製作の映画)

4.5

まっとうなヤクザものかと思いきや、もうバッキバキの清順ワールド全快ですよこれ。
話運びは驚くほどスマートで、原色を中心とした美術面もスタイリッシュで『気狂いピエロ』を彷彿。
そしてもうギャグですらある
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はちどり(2018年製作の映画)

4.2

別れなんて突然やってくるんだから、伝えたいことは今!

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.9

死や破壊をもたらす「愛」。
または、生や再生をもたらす「愛」。

もうこういう愛の役割なんて、大方の人は散々っぱら様々な作品を通して頭で理解していたはず。
でも日常をただ過ごしていると、徐々にこのこと
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ハードエイト(1996年製作の映画)

3.6

話としてはまあそこまで面白くはないのだが、PTA映画の画の構図がもうこのころから結構固まってるんだなあという、味わいがある。
カジノの長回しを昇華させた結果が次作『ブギーナイツ』のOPであることは言う
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

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ピンチョン原作の割には筋が掴みやすかったけどやはり眠くなった。
今もそうだけど、アメリカってずっと病んでんな。
ベケットの作品じゃないけど、ウルフマンのビジュアルはあえて出さんでもよかったかもしれない
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

4.0

幼少期に家族と町を転々としてるリンチだが、どの町も基本的にのどかで、「明るい」町であったことに驚く。まさに『ブルーベルベット』のOPに登場するようなあの町並み。意外にも「凡」な幼少期という印象なのだが>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.2

あぁなんか自然とこの映画いいね!って言える映画。
「Truth or Dare(真実か挑戦か)」シーンの、えげつない行為がまたあまりにも自然な感じでなお恐ろしい!

アントマンでしか知らなかったポール
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.7

暴力とカネで結ばれた(家族)の物語。
いやぁ~こんな家族イヤや~~~

悪徳市長役のファン・ジョンミンがやっぱすごい。
『コクソン』でもベストアクトだったけど、この人出ると映画そのもののボルテージが上
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サード(1978年製作の映画)

4.0

その人にとってのホームベースがない人は、ずっと走り続けなくてはならない。
寺山修司も生まれは青森だったけど、精神的な故郷はないみたいなこと言ってたのを思い出した。

売春の斡旋に関して手練れすぎる永島
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

痛快という言葉になぜ「痛」という文字が使われているのか。
それがなんとなくわかった気がする。
柳楽優弥ようやりましたねこんな異物を。

酒入れて観たせいもあってか、別に駄作とは感じなかったな。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.6

バレエ団のプリンシパルとして活躍する映像ももちろんすごいのだがバレエ学校時代の映像で他の生徒と比べてめちゃくちゃ回転してるしジャンプも比にならない場面が特に印象に残っている。

人生20年ちょっとで早
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疑惑(1982年製作の映画)

4.6

期待していたよりも百倍面白かった。

法廷ドラマとしても一流さることながら、ヒステリーで破天荒ながらどこまでも自分の欲を通して楽しく生きている球磨子と、冷静沈着弁護士の仕事もクールにこなすキャリアウー
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