masamiさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.3

昭和の2代目ゴジラを彷彿とさせる、怪獣がワチャワチャとプロレスするノリを楽しむ作品。人間パートはあくまでおまけ。

今作はコングがメインでゴジラはあまりフィーチャーされていない。敵も小物感が強く、前作
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

4.4

邦題の通り、神経がかなりギリギリ状態の女達による暴走を楽しめる会話劇。女達のファッションがみな個性的且つ色彩豊かでセンスが良い。

女性達全員ある意味被害者だけど、1番可哀想なのは寝てる間に婚約者を寝
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

ホラー演出もしっかりしており、ほどほどなグロさ加減も良かった。
ただ、事前に過去作を予習しておいた方がより楽しめるかと思う。

ラストシーンから察するに続編が作られそう。

セッション9(2001年製作の映画)

3.9

「マシニスト」と同じ監督。本作も心の闇を描いたサイコスリラーだが、不穏さはこちらの方が段違い。

登場人物は野郎5人だけでパツキン美女がギャーギャー騒ぐ訳でもなく、淡々とストーリが進む。しかし、徐々に
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(1954年製作の映画)

5.0

哀愁を誘うメインテーマがただただ素敵だが、俳優陣の演技も光っていた。

ジェルソミーナ役の人が動きや表情だけで感情を表現するのが上手すぎてビビったし、ザンパノ役の人の素直になれないコミュ障演技も良かっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

オッペンハイマーを観て、あることに気付いた。
アメリカ映画は「傷つけた側の苦悩」を描く映画が多い一方、「傷つけられた側の苦悩」を描く映画があまりない。

マッチョイズムの国だから、「被害者側になる=弱
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

4.3

アニメと実写がごちゃ混ぜになっているのに、全然違和感がなく、作画のクオリティが異常に高い。

権利関係で難しいかもしれないが、続編を観てみたい。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.2

リーヴァンクリーフがとても渋い。悪役もきちんと悪役していて安心した。

バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー(1984年製作の映画)

3.7

熱心なSFファンにしか通じないような設定で、観る側が試される珍作。次回作も観てみたかった。

全員歩きながら集合するクレジットは格好良かった。

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

4.4

ラストは「○リストさん⁉︎」ってなった。まあキリスト教的にはいいことなんだろうね。

愛のメモリー(1976年製作の映画)

3.4

映像に凝っているところは随所に感じられ、音楽も良かったが、ストーリーの展開が序盤で読めたし、ラストはこれでいいのか…?

ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

4.7

「ダメな奴は何をやってもダメ」と言う現実を突きつける、救いのないバッドエンドだが、メンタルと行動力がすごいので、まあうまいこと生きていけるでしょう。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

精神年齢小学生以下で騙されやすいヒステリックメンヘラおばさんの女王陛下に統治される国ってなかなかやばいですね。

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.9

現実か妄想かわからない系の映画の傑作。
ロバート・アルトマンはホラーのイメージがないが、しっかりホラーしていてよかった。

主役の女優さんの演技が狂気じみていて鬼気迫るものがあった。しかも、本作の原作
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.8

おじいちゃんがひたすら酷い目に遭う胸糞映画。

教育目的で製作されたと聞いてなかなかクレイジーだと思ったが、まあ確かに効果はありそう。

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.6

登場人物が多すぎ且つ舞台がコロコロ変わるので、ストーリー自体はとっ散らかっていたが、クライマックスの壮大な舞踏シーンで許された感がある。

要所要所のダンスや音楽もライブ感があって良かった。

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.2

キリスト教を盲信してる癖にダブスタのヘタレクソ親父、娘にだけやたら厳しいヒステリックお母さん、クソガキ全開の双子の妹弟などに振り回される主人公の娘さんが不憫。

ラストは解釈によってはハッピーエンドか
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.6

サイレントヒルの元ネタとも言われて納得の不気味映画の名作。

全編夢か現か定かではない不穏な描写が続き、ラストはある意味ホームアローン。

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.4

ニューシネマパラダイスの海版。

ラストは賛否両論あるだろうが、あのラストではなかったら微妙な作品で終わっていたと思う。

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.3

おばさんの謎浮遊や謎生き埋めでポカーンとなってしまった。

「アポロンの地獄」と同様に、神話や聖書をベースにしているのであろうことはわかるが、そこらへんの知識がないと置いてけぼりにされる。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3

ジャケから兄ちゃん消したんなよ…。

飛行機のおもちゃを全力で取りに行ったり、謎ダンスを全力で踊ったり、犬の真似を全力でしたり、シュールなギャグがてんこ盛りで楽しめました。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.6

さすがに3時間は長い。ワンシーンワンシーンの会話が冗長。
もっと無駄を省けば「エルスール」や「ミツバチのささやき」くらいのボリュームになるだろう。

「ミツバチ」のアナがこんなに大人になっちゃって…く
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.4

身内のプライベートを切り売りする西原○恵子みたいなクソ不倫お母さんと、自己中なお母さんのせいでメンヘラ化したお父さん。その両親に振り回される息子がひたすら可哀想。

本当の真実よりも、「どんな真実が自
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.4

「バグダッド・カフェ」のような色彩が強調された映像、3人しかいないキャスト、荒涼とした砂漠、ポツンと立つ一軒家。

侘び寂びを感じられる良作。

レック(2007年製作の映画)

3.8

POVならではの臨場感を最大限活かしており、緊迫感がエグかった。
尺もちょうどいい長さ。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

ヘレディタリーとミッドサマーのラストのノリを3時間ぶっ放しでやってる感じでした。

ガンモ(1997年製作の映画)

3.8

猫好きを発狂させる映画。

ストーリーは特になく、ザッピングのように最貧困地域に住まう倫理観ゼロの不潔な人々を延々と映し出す。風呂場でスパゲッティ食べるシーンは特に汚い。あと、幼女が無駄に露出高い。

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

4.1

60年代のパリと、若かりし頃のアルフレードおじさんと、場違いに美人な叔母さんを楽しむ映画。
とりあえず思いついたギャグは全部やっていこうと言うチャレンジ精神は好き。

スターリングラード(1993年製作の映画)

3.5

ドイツ軍側視点でスターリングラード戦を描いた作品。爆散、凍死、レイプ、身体真っ二つ、役に立たない負傷兵の処刑、わずかな食料に群がる餓死寸前の兵士となかなかの地獄絵図でほっこりした。

特に仲良くなった
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エル・スール(1982年製作の映画)

5.0

たとえ家族であろうと、触れられたくない過去や傷がある。

娘が父のことを知りたくて詮索したらそれが取り返しのつかないことになってしまい、何とも言えない気持ちになる。
ラストに父の故郷に行くことになって
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カリギュラ(1980年製作の映画)

3.4

全編全裸祭り。セットがとても派手で、凄く金がかかっていることはわかる。

新郎新婦レイプや幼女ブッ殺しなど、露悪趣味を全面に押し出しているだけでストーリーはないに等しいが、首刈りマシーンによる処刑シー
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.5

たまに「真夜中のカーボーイ」と混同してしまう作品。

最初は暗かったハックマンが明るくなっていき、明るかったアルパチーノが暗くなっていきラストでああなっちゃうのが、対照的だった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

相変わらず音楽の使い方が上手いが、今回はかなりコメディ寄りな作品だった。

「オレは世界一の男だ」とイキってたオッサンがエマ・ストーンに尊厳破壊されていくのは見ていて楽しかったです。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.6

ジム・ジャームッシュで一番好きな映画。

殺し屋ゴースト・ドッグとマフィアの熾烈な殺し合いを描いているが、ゴースト・ドッグがほんわか顔のフォレスト・ウィテカーで、マフィアが哀愁漂うお爺ちゃんばかりのた
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

アナ・トレントが段違いのかわいさなのであまり注目されないが、お姉ちゃんもかわいい。

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