ぽちさんの映画レビュー・感想・評価 - 65ページ目

ぽち

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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

北野カラー全開と言う感じで、今までの三作品との類似点などもあるものの記憶に残るシーンが多く世界的に評価されたのも納得できる。

北野自身が「最後の作品にしようと好きなもん撮った」と言っているように好き
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エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.4

データ上では今作がファヴロー監督の初監督作品のようだ。
さすがにこの後ヒット作を量産するだけあり、普通のクリスマス物とは一線を画する。

特撮などはチープなのだがそれも味のうち。
と言うかナレーション
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.4

一作目に比べライトな仕上りとなっているが、違う路線を出してこれると言うのは評価できる。

笑えるギャグもあり楽しめた作品だが、オチがどうも・・・・調べて見るとタンクローリーで突っ込み大爆発で終わるはず
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ディズニーネイチャー/ボーン・イン・チャイナ パンダ・ユキヒョウ・キンシコウ(2016年製作の映画)

1.0

ディズニーのこういう所が大嫌いだ。

すべてのシーンが素晴らしく、エンドロールでも分かるが撮るのに凄い苦労をしたこともうかがえる。

なぜそんな素晴らしい映像を無残に切り貼りし、子供騙しのストーリーを
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.4

今ひとつ納得できるオチではない。
どちらかというと祖母の意見のほうが正しいような気がする。
愛とか甘い言葉で感動的にしているのだが、本当にそれがその子の為になるのだろうか?
普通の子として育てたいと言
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

3.0

ストーリーに目新しいところは無いもののアクションがメインのミシェル・ヨー演じるボンドガールは良かった。
でもサービスシーンが無いのは残念。多分お色気担当はテリー・ハッチャーだったのだが今ひとつだ。
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マクファーランド 栄光への疾走(2015年製作の映画)

2.7

クロスカントリーの試合などに焦点を当てて、スポ根風に仕上げればリアリティも出てくるのだが、人間ドラマをメインに描いてしまっているのでとたんに嘘臭くなる。
というかメインのテーマがすべてフィクションなの
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ミミック(1997年製作の映画)

3.4

伝染病を阻止するための生物農薬と言うイントロから設定はしっかりしていて、SFと呼べるレベルを維持しているのはさすがギレルモ監督だ。

しかし「エイリアン」との類似は決定的。多分ハリウッド進出と言うこと
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.4

映画館で見たトレーラーの印象がコミカルだったのでてっきりコメディだと思って観たら重い内容で驚いた。ラストもまったく救われないオチだ。

でもジョージ監督も慣れてきたのか見せ方が上手くなり目が離せない良
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蘭の女(1990年製作の映画)

1.0

なぜか昭和のバブリーな香りのする作品。うすっぺらい内容にシーン優先で無理やりこじつけたストーリーとここら辺も昭和のドラマのようだ。

ミッキーの演じるキャラが魅力が無いとかの次元ではなく気持ち悪い。
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母の残像(2015年製作の映画)

3.0

描き方がまるでサスペンスのようで普通だと中弛みしてしまうストーリーに緊張感を持たせている。

ただ緊張感の持続と言うプラス面はあるのだが、それで引張っているのでサスペンスのようなオチも無く意外性も無い
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

2.9

イスラエルとパレスチナの対立と二組の親子の葛藤が中心に描かれるのだが、どちらのテーマも掘り下げが浅くどっちつかずになっている。
ゆるく予定調和で終わっているので記憶に残らない。

どうせならテロ組織と
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.2

制作年代を考えれば設定の緩さはしょうがないのかもしれない。タイムトラベル物はほとんどの作品の設定が破綻しているが、今作も例外ではない。

しかしモノクロのスチール・カットのみで構成され、ナレーションで
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袋小路(1965年製作の映画)

3.0

「水の中のナイフ」「反撥」が素晴らしかったので期待して観たのだがこれは微妙。

人により見方が大きく違うようだがサスペンスだとすると監禁状態などが緩すぎて恐怖感は無い。不条理物とするとハジケかたがぜん
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真木栗ノ穴(2007年製作の映画)

3.0

題名を見た限り「マルコビッチの穴」のパクリか?と思ったが、まったく違う内容だった。でもこの題名を考えた奴は重罪だろう。

徐々に現実と妄想のラインが霞んで行く描写はよく不安感と浮遊感が楽しめるが、落し
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.1

最後まで先が読めないストーリー展開と丹念に描かれたキャラクターが見所の作品。

主役のフランシスは勿論良い演技だが、嫌味なレイシストを演じたサム・ロックウェルが素晴らしい。
特にラスト近くの改心してか
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いそしぎ(1965年製作の映画)

3.1

主役2人はリアルでも不倫の末前年に結婚と映画顔負けの人生を送っていたようだ。

オープニングの鹿を撃ち殺すシーケンスでドン引きしてしまった。
生活の糧にしているのならまだしも楽しみで生き物を殺すハンテ
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奇跡の絆(2017年製作の映画)

1.5

非の打ちどころの無い善人たちの物語で、こんな慈善活動ができるなんて尊敬してしまう。

しかし映画としては監督の力量の無さ、思慮の浅さが出て悲惨な結果となっている。
まずすべて上から目線で描かれているの
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007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

3.2

007シリーズの真髄であるユーモアとアクションがバランスよく配置されている作品で楽しめる。

ティモシーは今作と次作の2作品だけだがなかなかハマッていて良い。
意味の無いバズーカ付きラジカセや飛行機か
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

2.5

公開当時、大作で話題になったことを覚えている。
確かラストの橋が崩壊して列車が落ちるシーンが迫力があると話題になった。TVで観ているのだがすっかり忘れていて再見。

あまりのチープな崩壊シーンに唖然と
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ベツレヘム 哀しみの凶弾(2013年製作の映画)

3.1

時代背景、勢力図などのバックグラウンドが分からないので途惑ってしまったが、監督が描きたかった悲劇はイスラエル諜報部員の男とパレスチナ人の少年に絞られているので気持ちは伝わる。

ただ世界に向けて発信し
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

2.1

ベルリン映画祭で賞を取っている評価の高い作品のようだが、個人的には退屈だった。

授業中や友人、夫などと交わされる哲学的な会話がインテリぶっていて邪魔。
テーマのメタファーなのかも知れないが理解するの
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柔らかな肌(2009年製作の映画)

3.2

ヒロインが交通事故で意識不明の重態という所から始まりすべてフラッシュバックで語られる。よくある手法だしストーリーも近年問題のLGBTを扱ってはいるが深く切り込んで描いているわけでもない。

でも女性二
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

今まで北野作品は8本観ているが、今作が一番面白い。
というか失敗したという気持ちだ。なぜ先に今作を観なかったのか・・・監督の作風も何も知らないまま観ればもっと驚きと感動があったのにと残念だ。

監修、
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ワン・ナイト・スタンド(1997年製作の映画)

3.1

特に新鮮味のあるストーリーではないが主演二人以外の役者が良く、楽しませてくれる作品。死にゆく友人のロバート・ダウニー・Jrの演技が特に良い。

ヒロインのナターシャが今作ではあまり綺麗に撮れていなくて
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.3

角川らしいと言うか、当時としては珍しいニューヨークロケや豪華な出演者など金に物を言わせた作りだ。
でもこれを懐かしいと感じてしまうのはリアルタイムで観たからか・・・

脚本があまりに偶然が重なりすぎで
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ダーティ・セブン(1972年製作の映画)

3.0

主役のジェームズ、悪役のテリー二人揃って味のある良い役者で見所。

砦への潜入が一つの山場なのだが、これがかなりいい加減で残念。
吊橋からの侵入なのだが砦との位置関係もよく分からないし、他にも警報装置
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.4

実在の人物の伝記的な内容だが、ほとんど事実とは違いファンタジーだと思ったほうがいいだろう。

監督の音楽の使い所などのセンスがよく、オープニングなどはいきなりテンションが上がる。
ジェニー・リンド役の
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.3

前作ほど「大統領>他国民」とか「大統領の子供>多数の犠牲」と言う図式が無く良かった。

あまりにイギリスのセキュリティーがザルなので笑ってしまうが、アクション映画だと割り切れば山場が多く楽しめる内容だ
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ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

1.0

原作は未読だが調べて見るとまったく違うもののようだ。
似ているのは5章以降の二重人格になったあたりらしい。

それにしても観かたが分からない。今作を楽しめる人と言うのはどういう観かたをするのだろう。
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白衣に秘められた幻想(1975年製作の映画)

2.2

題名とはかけ離れたあっけらかんとしたコメディ。

確かにヌードなど出てくるがまったくエロティシズムを感じない演出と言うのも一つの才能だろう。
個人的に白衣がダメなのと、ウルスラが骸骨顔でストライクゾー
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ブラック・バタフライ(2017年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

あ~あ、やっちゃった・・・・って作品。手塚先生に怒られるぞ!!

禁じ手の夢オチですべてぶち壊しで勿論1点。個人的によっぽどの事が無い限り夢オチは自動的に最低点としている。

基本的に設定やストーリー
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暴動 バトル・プリズン(2015年製作の映画)

2.7

ツッコミ所も多くて楽しめるB級アクション。
ストーリーに取り立てて見所などは無いのだが、真面目に作ったB級でそれが笑いに繋がってしまっている所など、最近のドルフの立ち位置に似ていて狙ったのかと思えてし
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ナチスが最も恐れた男(2008年製作の映画)

3.2

ノルウェーの二次大戦中のヒーローの話なので日本人にはなんのこっちゃ?と言う感じ。
しかしマックスに焦点を当てた描き方は時代背景を知らない人でも分かりやすく、映画としては楽しめる内容だ。

ただどこまで
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.3

監督の母に対する思いが滲み出ている作品で、暖かい気持ちにはなるものの正直退屈でもある。

それに綺麗な幼馴染にこれも綺麗な間借り人。15歳のサカリのついたガキンチョにこんな夢のような環境ではリアリティ
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.3

ワンシチュエーションの一発物だがそれなりに笑えるし面白い。

夫婦役のジョゼとカロリーヌがどことなくロバート・ダウニーJrとグウィネス・パルトローに似ているのは狙ったのだろうか?
トニー・スタークとペ
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