メメンさんの映画レビュー・感想・評価

メメン

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

141分1秒たりとも見逃せなかったんだけど、ドッと疲れた。それぐらいこの映画の世界観に振り回された。もちろんいい意味で

R18なだけあってエログロ要素は映画の大半を占める形で映し出されるので覚悟して
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

試写会にて、和山やま原作の『カラオケ行こ!』

原作は未読なんだけど純粋に楽しい映画だったかな。合唱部×ヤクザの混ぜるな危険レベルの組み合わせに上映前の気持ちの"ゆらめき"が上映後には"きらめき"に変
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

言うまでも無く大傑作、期待値以上の作品だったかなと、、

"怪物"それは誰しもがなりうる有象無象の象徴。受け取り方次第で良くも悪くも映る。

『怪物だーれだ』のキャッチコピーの元、視聴者は文字通り怪物
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.5

この映画を観て気付かされた忘れてしまっていた子供心。
何処と無く懐かしく儚い思い出が童心に帰るようにブワっと押し寄せてきた。缶詰のように凝縮された夏の出来事を描いた青春映画。

RRR(2022年製作の映画)

5.0

各著名人が手放しで絶賛していたインド映画。今更ながら劇場で鑑賞してきました。アカデミー賞最優秀歌曲賞『Naatu Naatu』絶賛流行中のダンス然り、全てにおいて度肝を抜かされた。

数多くのジャンル
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

素でいることって簡単なようで難しいこと。
台詞回しが心理をついていてぶっ刺さりまくる作品でした。

何事にも執着しない自由奔放なちひろさんの生き方に何か自信を貰えたし生きていく上でのヒントを教えてくれ
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バレンタインデー(2010年製作の映画)

4.0

豪華キャストのオムニバス作品

堅苦しく難しくない、凄くシンプルでロマンチックなラブストーリー
今以上にバレンタインが好きになる

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

圧倒的な世界観、言わずもなが素晴らしい映像美、本当に192分あっという間に過ぎ去っていった。

1作目で全世界歴代興行収入1位を取り、当時の映像界の常識を覆した超大作『アバター』
その続編ということで
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

ヘイリー・スタインフェルド目当てで観ました。
思春期真っ只中の17歳のネイディーンの拗らせ方とか自意識過剰でとにかく自分中心に世界が回ってる感覚とか凄い共感出来る場面が多かった。

パパ好きのネイディ
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

試写会行ってきました。結論から言うと面白かったですね。

昔、ジャンププラスで漫画を読んでた時期があって、途中で読むのやめちゃったんだけど割と内容は知ってる原作ファンと思ってたんですが、後で調べたら小
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

邦画でここまで没入できる映画って今までなかった気がする。そのぐらい役者の演技力が自然で圧巻だった。間合いや空気感も絶妙で感情を大きく揺さぶられた。

たとえ擬似家族でも、血が繋がってなくてもそこには家
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

宗教を信仰することを否定する訳じゃないしそれを信仰する事によって救われる人が少なからず居ることが分かっているから無闇矢鱈に言えないけどやっぱり軽蔑した目で見てしまう。確かに信仰の自由というのがある訳だ>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

楽しみにしてた吉田恵輔監督最新作観てきました。いい感じの胸糞っぷりで面白かったです。

今じゃ世間に浸透した"YouTuber"へ焦点を当てた作品。現代のYouTube文化への批評と皮肉とリスペクトに
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

カンヌ。パルムドール受賞組がタッグを組んだ。そんな見出しで引き寄せられるように映画館に鑑賞に行った。

内容は想像とは違ってなんとも言えないローテンポな展開だった。擬似家族と育児放棄がテーマの本作は韓
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.0

いきなりロン毛のイーサンハント。トムクルーズがカッコ良すぎる。短髪もいいけどロン毛も似合うなんて流石としか言えない。

今回は1作目よりもアクションシーンが多めで内容もザ王道って感じでわかりやすく面白
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

お馴染みのサントラが流れるだけでもご飯3杯行けるくらい興奮した。

ていうかトムクルーズがカッコ良すぎるんよ
仕草がイケメンだしこんなに短髪が似合う男は居ないよ。

内容としては期待を裏切らない緊張感
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.0

ジャケットから凄い異彩を放ってて観たかった映画。内容はかなり理解し難い。

まずこの映画の色彩に惚れた。魅せ方がいちいち綺麗でサイコスリラーなのに綺麗な映画に思えた。

誰もが羨む金持ちと結婚したハン
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

予告も見てなくてジャケットだけ見た感じだとザ・恋愛映画だろうなと思ってたんだけどまさかのSFコメディでびっくりした。

タイムループって非現実的なんだけどちょっと羨ましかったりもする。だから主人公2人
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

こういうヒューマンサスペンスというかヒューマンホラーは大好物だしジェニファー・ローレンスだからクリップには入れてたけどやっと観ることができました。

序盤は何が起こるか分からない恐怖感があって面白かっ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

文句の付けようがない大傑作。
1作目に社会現象になるほど売れておいて続編で期待を遥かに上回る映画を観せてくれるとは正直予想もしてなかった。

まず映像美が凄すぎて終始画面に釘付けになってた。しかも戦闘
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.5

ミュージカル映画への偏見が拭い切れてないが鬱映画と名高い本作を意を決して観ました。しかし従来のミュージカル映画と一緒じゃないことは百も承知。

観る前からは想像できない展開の連続で怒りや哀しみが押し寄
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ミスト(2007年製作の映画)

3.5

言わずもなが名作。衝撃のラスト15分に絶望と悲しみに溢れてしまいました。

噂には聞いていた"胸糞映画"をやっと観れた形になりました。ほんとに胸糞だったし絶妙なCG映像と霧の中の恐怖というのが組み合わ
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

素晴らしいヒューマンサスペンス。テーマが重々しく終始暗い展開だけどエンタメとして楽しむことができました。

伏線回収の仕方がありがちだったんだけど脚本、構成、描写と目を見張るものがあり、特に描写に関し
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

日常に溶け込む完全犯罪主義の殺人鬼。榛村大和 。犯罪の全てを隠蔽し続けた彼だが、一人の獲物に逃げらてしまい自分が逮捕に近いことを悟る。そして24件の殺人容疑で逮捕され死刑判決を受ける。しかしうちの1件>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

序盤からテンション爆上げになる演出と音楽の"カイジュウ“紹介でかなり興奮しました。
オリジナル版を観ていないので比較は出来ませんが序盤のテンポ感には引き込まれる魅力がありました。

そこからウルトラマ
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流浪の月(2022年製作の映画)

5.0

正義とは、善意とは、何なのか

この現代社会の陰に潜む様々な感情を取り巻いた、言葉では言い表せない傑作でした。

広瀬すずは勝手に少女代表みたいな偏見があり、適役じゃないと思っていました。しかしその偏
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

2016年公開の話題作『シン・ゴジラ』6年も前の作品だけどキャストが変に豪華すぎて無意識に遠ざけていました。
モンスターバースシリーズは好きだしゴジラも超好きなんだけどシン・ゴジラだけは絶対に面白くな
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

MCUフェーズ4ドクター・ストレンジ
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で始まった"マルチバース"がいよいよ本格的に始動した本作。"マルチバース"が本格化したのは良いものの少々やり過ぎ感が、、
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

北欧フィンランドが舞台のホラー映画『ハッチング孵化』
ホラー映画としては若干のホラー要素が少なく感じました。しかしそれを払拭する程の脚本力があって最後まで面白かったです。

この物語の主人公、少女のテ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

凄まじい世界観に圧倒された。前日にニトラムを観たんだけどそれを優に超えてきた。

主演が終始全裸でモロ見えなんだけど妙にエロさを感じなかった。というかそんな事を考える暇も無いほどずっと緊迫していた。
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.5

ノンフィクションなんかじゃない実話が元の作品。『ニトラム』最初は"ただ"のあだ名かと思った。しかし、それは"ただ"のあだ名なんかでは無く侮蔑。

『ボート・アーサー事件』実際にオーストラリアで起こった
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

4.0

なんか序盤はありがちな展開で人が大勢いる電車や公園で大声出して告白してんのも古いなあって思いながら観てました。
最初の2人で桜を見に行く時、晴人が『あなたに好きになってもらえるように』って言い出した瞬
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