社会主義国であったキューバの息苦しさに嫌気がさし、米フロリダはマイアミに移民としてやってきたトニー・モンタナ(アルパチーノ)。
田舎のゴロツキから、みるみるうちに名だたるギャングたちを手中に収め、麻>>続きを読む
100分そこそこの時間を、こんなにも短く感じることは、そう多くはないだろう。
相変わらずのテンポの良さと、展開の面白さを追求したガイ・リッチーの作品は、エンタメ映画の代名詞の一つと言って差し支えない>>続きを読む
ジャック・オーディアール監督作品、鑑賞3作目。
人間が、自分の置かれた状況にどう対峙するかという生々しさ(リアルさ)を描かせたら、まず彼の右に出るものはいない。
スリランカからの難民としてフランス>>続きを読む
ジョージルーカス監督の長編デビューとなった近未来SF。
ようやく鑑賞したものの、グラフィックの表現を重視した芸術性の強い作品だけあって、物語を追うだけでは中々世界観に浸れなかった…
ところが!!!>>続きを読む
もはや、芸術です。
抑制の効いたカメラワーク、シーンごとに完璧に主題を捉えた音楽、心情を見事に写した色遣い、物悲しさと愛が常に同居する葛藤の演技。
ゲイ映画ですが、まさしく純愛映画ですね。
ちな>>続きを読む
イランの首都テヘラン。
ある日、アリ少年は、買い物帰りの不注意から妹の運動靴を失くしてしまう。怒られるのが嫌で親にも黙ったまま、アリは自分の運動靴を妹と2人で共有することにした。
そう、アリの家は>>続きを読む
今僕は、『交響曲第1番 HIROSHIMA』を聞きながらこれを書いている。
この曲を作曲したのは、佐村河内守氏。
そう、2014年、ゴーストライター問題が週刊誌で報じられ、突如として世間の注>>続きを読む
なんだ、また宇宙サバイバル系か。どうせ『ゼロ・グラビティ』の焼き直しみたいなもんだろう、とタカをくくっていたら…
めちゃくちゃ面白いじゃないですか!?
『インターステラー』や『ゼロ・グラビティ』>>続きを読む
SF映画の金字塔、人間存在を描いた不朽の名作と言われながら、眠くなる映画の代表格としても名高い本作。
すみません、はじめに謝っておきますが、僕も気づけば夢の中、翌日になって再度挑戦し、ようやく鑑賞し>>続きを読む
またとんでも無い映画を見てしまったなぁ。
姥捨山伝説のお話。
70歳過ぎたら、お婆ちゃんを山奥に捨てに行くっていう決まりがある村のお話。
はぁ。
悲しいっていう感情すら通り越して、なぜか冷静で>>続きを読む
はぁ、これが吉田監督のデビュー作なのかぁ。恐れ入りますなぁ…
映像としての完成度は決して高くないけど(だってシーンの繋ぎ目でBGMが突然ぶつっと切れたり、若干くどいというか冗長に感じるシーンがいくつ>>続きを読む
夢を実現するための手段を選ぶとき、私たちは、その夢に踊らされるようにして、しばしば選択を誤ってしまう。
金に目がくらんだり、分かりやすいコマーシャルに扇動されたりして、目先の利益に飛びついてしまうか>>続きを読む
アメリカのギタリストであるライ・クーダーが魅了され、まさに彼によって全世界に紹介されたのが、キューバの老ミュージシャンたちの奏でる民族的な陽気な音楽であった。
本作は、ライと彼らとの共演によって実現>>続きを読む
時は2239年。
ついに不老不死が現実となり、老いや死の恐怖から解放された人間たちの生き様を描く近未来SF。
・・・
ダメだ、
あらすじを簡潔にまとめようと試みたけれど、話が入り組んでて中々端>>続きを読む
『顔のないヒトラーたち』に続き、ナチス関連の映画を続けて鑑賞。
ヒトラー暗殺を計画し実行するものの、未遂に終わった後にナチスによって捕らえられたある一人の男。
事件を起こした動機を追及される中で次>>続きを読む
第二次大戦の終戦から十数年が経過した頃のドイツ。敗戦によるショックも少しずつ取り除かれ、ようやく平穏な世の中が取り戻されようとしていた。
しかし一方で、ナチスによる残酷非道な歴史はすっかりと覆い隠さ>>続きを読む
愛の標本が、ここにもまた一つ。
結末を知ってなお、僕はもう一度、ノアの読み聞かせに耽りたい。
何度も、何度も、繰り返し。
"物語る"ことの美しさ、ここに極まれり。
あらすじは必要ない、
物語の>>続きを読む
街場の小料理屋を切り盛りし、幸せな生活を送っていた市澤夫妻(阿部サダヲ&松たか子)。開店5周年の記念日に、火事でお店を全焼させてしまう。
全てを失った2人は、なんとか一念発起してまた新たにお店をオー>>続きを読む
喧嘩した恋人と仲直りしようと彼女の元を訪れたジョエル。そこに待っていたのはなんと、ある手術によって彼の存在を記憶から抹消してしまった彼女だったのだ。
ジョエルは、自分が恋人の記憶から消された辛さに耐>>続きを読む
なぜこんなに面白い作品を今まで見ないで来てしまったのか後悔するくらい面白かったー!!!
個人的には久々に大ヒットでした!!!
文句なしの高得点。
『トゥルーロマンス』ばりの脚本(会話)の面白さと、>>続きを読む
モロッコに暮らす少年たち(兄弟)のちょっとした出来心で犯した過ちが、あるところでは他人の人生を狂わせ、またあるところでは…
人間関係の網の目に乗って災難は波及してゆく。
モロッコ、アメリカ、日本、>>続きを読む
サスペンスものだと、今となっては見慣れたプロットだけど、それにしてもよく出来た映画。
エドワード・ノートン若い!
そして演技が素晴らしい!
リチャード・ギアも流石だけど、これはノートンの作品と言っ>>続きを読む
正直、満島ひかりはあまり好きではなかったのだけど、この映画を見てまるっきり彼女に対する印象が変わってしまったなぁw。
暗く、寂しく、自意識に埋もれた主人公の恋愛を、とても魅力的に演じていたものだから>>続きを読む
冒頭の襲撃シーンから凄まじい臨場感とスピード感に圧倒されて、「マジでどうやって撮ってるの、これ!?」と心の中で連呼しまくってました。
他の誰にも再現不可能なルベツキのカメラワークにはホントに驚かされ>>続きを読む
何かから逃げているのか、
何かを探しているのか、
自分でも分からないまま日々は過ぎていく。
「自分の居場所はココじゃない感」だけが、ずっと消えることなく、漠然と心の中に残り続ける…
社会との接点を>>続きを読む
彼にとって、
ユーモアとは皮肉であり、
皮肉とはユーモアであるのだ。
そう、ウディー・アレンにとっては。
そして、その皮肉の裏側には、
いつも彼なりのリスペクトの精神がある。
そんなウディーの人間>>続きを読む
ピエタとは、十字架から降ろされたキリストを、聖母マリアが抱きかかえる姿を表現した、像や絵画全般を指す言葉である。
我が子を愛しながらも、その存在に許しを請う母。そして我が子に対して許しを請う母。>>続きを読む