masayukingdomさんの映画レビュー・感想・評価

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ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦い(2016年製作の映画)

4.5

どんなミリタリー映画よりも、リアル。


実戦経験の無いアイルランド軍が、国連軍として内戦地域の最前線で10倍の敵に包囲されて闘い抜く実話。

舞台は内戦真っ只中のコンゴ。
主人公は中隊長として、国際
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男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.7

日米のフーテン対決。

そして、察する文化と伝える文化が垣間見える恋愛模様。

それぞれの良さがあるけれど、人の機微を察して、さり気ない優しさで相手を尊重する日本の文化は素敵だとしみじみ思う。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.4

またたく間の人生。

成功をおさめたカリスマ経営者に訪れた死期。
目の前に現れた死神と余生を過ごしていくうちに、家族との絆や愛の尊さを取り戻していく。

家族を犠牲にしてビジネスの修羅場も踏んだ辣腕経
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.2

邦画ミステリーの秀作。

ある死刑囚の独白から始まる物語。

登場人物たちが抱える心の闇を頼りに、謎は少しずつ明らかにされていく。

謎解きあとのクライマックスが難しいところ、余韻を残すラストが秘めす
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

原作ファンの想像と期待を遥かに超えた。

リョータのスピンオフのような構成で、伝説のシーンを再現した。

もうすでに知ってるはずなのに、手に汗握って、爆音のBGMに興奮した。

やっぱりスラムダンクは
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

正直、主演の魅力で持ち堪えたと思う。

全員病んでるし、展開も都合が良く、演出がチープだった。
ストーリーの構成はマシだったものの、全体的に山田杏奈と清水尋也に頼るのみだった。

主人公のサイコパスぶ
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レインメーカー(1997年製作の映画)

4.0

レインメーカー、そのタイトルの意味は、物語の最後にようやく分かる。

合格まもないひょっこ弁護士が、巨大な敵に挑みながら成長していく物語。

昔のマッドデイモンの出演作らしく派手さはない淡々とした展開
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

2時間20分ずっと最高だった。

貧困と差別に負けない、明るく前を向いて生きていくマイノリティ移民たち。

キャストそれぞれが歌い上げる人生と信念に心揺さぶられまくり。


エンドロール後もしっかり見
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あん(2015年製作の映画)

4.7

久しぶりに涙が止まらなかった。

心に傷を負ったどら焼き屋の店長と自由を夢見たハンセン病の老婆との魂の交流。

正直、邦画だし重たそうだし、暗い退屈するボソボソした映画なんだろうとたかを括ってたが。
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

4.5

見終わった後に、心が救われていく爽快感。

困難や悲しみが降り続こうとも、やがて過ぎ行き、陽の光がさす。

家族の崩壊と再生が、繊細な映像とBGMとともに丁寧に描かれている。

作中で頻繁に描写される
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.4

煉獄さぁああぁんッ!

話題沸騰の鬼滅の刃を鑑賞。
原作の中でも大人気の回を映画化したもの。

やはりスクリーンで見ると、炭治郎はじめキャラクターの技(呼吸法)の迫力が違った。
これはスクリーンで見る
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

癒しのカルト映画。

心を病んだ主人公が、同級生の故郷の村に招かれる。

そこは、共同体全体が家族のように寝食を共にし、営みまでも共にするいびつな共同体だった。

当初は、そこでの生活やカルト的な死生
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.1

みんなお上には弱いのです。

ナチスの下級の脱走兵が、偶然にも将校の制服を手に入れ、身分を偽って絶大な権力を振るうという実話をベースにした作品。

人間が権力というものに、いかに弱いか。権力に盲目的に
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーって、1つのジャンルのことだな。

お洒落で退廃的なムード、練りに練られたストーリー、群像劇なのに霞まないキャスト、ジェソン・ステイサムのみずみずしい若ハゲ。

UKテイストのBGMにの
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.9

もはや地球を救う話になっている。

ショーとホブスにスポットを当てたスピンオフ作品。カーレース要素はなく、ダイハード要素と謎のサモア推しがある。
ドゥエイン・ジョンソンがサモア出身らしく、そんなバカな
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Z Bull ゼット・ブル(2018年製作の映画)

3.4

清々しい駄作だぞ笑

ストーリーは、軍事産業に勤務する冴えないサラリーマンが、自社製品のエナジードリンク、ゼットブルで凶暴化した同僚をバッタバッタとぶっ倒していくというもの。

ほぼゾンビ映画の展開
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蝶の舌(1999年製作の映画)

4.2

少年の瞳をとおして描かれる、この世界の瑞々しさと残酷さ。

スペイン内戦直前のマドリード、主人公の少年と老教師との心の交流を軸に、少年の成長を丁寧に描写している。

自由の素晴らしさ、この世界の美しさ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

クズっぷりといい、ハラハラ感といい見てて楽しめた。

汚職警官が夜道で人身事故を起こすところから物語が始まる。
ラストサマー的な展開を予想するも、事態は思わぬ方向に進んでいく。

主人公は自己中でクズ
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