MASHさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

念願のカーネイジ登場、というわけでヴェノムの第2作目。前作はエディ・ブロック(トム・ハーディ)の描き方やプロットそのものの雑さ、バディコメディなノリに違和感と、個人的にはあまり好みではなかった。今>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

カンバーバッチ主演で西部劇というだけで楽しみにしていた作品だったわけだが、まさかここまでの作品とは…。西部劇と一緒くたに言っても全てにガンマンが登場し派手な撃ち合いがあるわけでもなく、その内容は多種>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

マトリックス・シリーズ第2作目。1作目の成功もあって予算やら規模やらが大幅にアップ。それに伴いCGの質…については置いといて、アクションのバラエティも増えクオリティも高いものになっている。ただ、そ>>続きを読む

ツリーから離れて(2021年製作の映画)

2.5

『ミラベルと魔法だらけの家』と同時上映。アライグマの親子のお話。親子の関わり合い方を自分の子供時代と照らし合わせて変えていく。どちらが良いとかではないし、どちらも深い愛に包まれているのだ。というこ>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

ノスタルジーを感じる映画というものは、その出来不出来関係なく愛着が湧いてくるものだ。『スパイダーマン』はまさしく僕にとってそういう映画だ。もちろん今でもクオリティの高い映画だとは思う。同時に様々な>>続きを読む

シンプソンズのプラス・アニバーサリー(2021年製作の映画)

3.0

クスッとできる部分もあるにはあるが、シンプソンズでなくてもという感じも。あの可愛らしくも鋭くシニカルな笑いはあまり感じられず…

シンプソンズの本当の面白さを知りたいなら、初期の方のシリーズを観ること
>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.5

当時非常に高く評価された作品にも関わらず、今ではピクサーの中ではどこか目立たない存在であるように感じる本作。この作品の前に『Mr.インクレディブル』などのインパクトも強く今だに高い人気を誇る作品が>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

来たる新作のために復習。その後のアクション映画全てを変えてしまったと言っても過言ではない作品として人々の記憶に刻まれているが、改めて今の時代に観直すと昔見た時とはまた違う面白さにも気づくことができ>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.5

シリア難民となった主人公・サム。ある時とある芸術家からの提案で背中にタトゥーをし、自らをアート作品とすることで"自由"を得ようとする。社会問題をベースにしながらも中々にエッジの効いた設定。内容も非>>続きを読む

ナチュラル(1984年製作の映画)

3.0

ロバート・レッドフォード主演の野球映画。野球の才能がありながらも不運な事故(?)によりプロ入りを断念。しかし16年の時を経て、35歳になった彼はもう一度ルーキーとしてマウンドに立つ、というお話。一>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

2.0

予告編に魅力は感じなかったものの、ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントにひかれてつい鑑賞。評判もそこまで悪くないしと思っていたが…。正直に言おう。僕はかなり"嫌い"な映画だ。映画としてのクオ>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

5.0

命綱なしで断崖絶壁を登るフリーソロ。その中でも最難関とも言われるエル・キャピタンに挑戦するアレックス・オノルドの挑戦を映したドキュメンタリー。大きな挑戦する人というとなんだか応援したくなるようなも>>続きを読む

くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.0

僕の中でノスタルジックの塊のような作品。それもあってか改めて大人になってから観ると、なんだか余計にこの作品が愛おしく思える。キャラクターも彼らの行動も描き方も全てが可愛らしいと思うと同時に、どこか>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

高評価続きだったMCUにもついに陰りが…なんてことはなく、個人的には十分楽しめる作品になっていた。まとめ上げるのが難しいキャラやストーリーではあったのは確かだが、ちゃんと一つのテーマに絞りどこを魅>>続きを読む

ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

3.0

これ以上になく雑な邦題は置いておいて、ヒース・レジャーとジョセフ・ゴードン・レヴィットが共演しているということで鑑賞。お世辞にもよくできた映画とは言い難いが、なんとなく嫌いになれないようなチャーミ>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

4.5

ヤクザの組長と刑事が手を組んで殺人鬼を追う。実話を基にしてる(らしい)のでシリアスなクライムサスペンスを予想していたが、実際はまさかのノンストップのバディアクション映画。事件の真相やら人間の心理に>>続きを読む

ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

4.0

ジョナサン・メジャース、ザジー・ビーツ、レジーナ・キング、ラキース・スタンフィールド、そしてイドリス・エルバ。今をときめく最高の黒人俳優たちによるスタイリッシュ西部劇アクション。荒っぽい作りだが、>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

4.0

とにかく怖いと聞いていたので中々手を出せなかった作品。勇気を振り絞って観てみると、予想の斜め上を行く怖さだった。もっとストレートなサイコホラーと思いきや、恐ろしいと同時に非常にユーモラスでユニーク>>続きを読む

座頭市逆手斬り(1965年製作の映画)

3.0

座頭市シリーズ第11作目。あまりのハイペースの製作に題名の付け方が雑になってしまったのだろうか。この年は座頭市シリーズだけで3本、更には悪名シリーズや兵隊やくざシリーズなども重なり忙しかったのか、>>続きを読む

陽暉楼(1983年製作の映画)

4.0

陽暉楼という料亭を舞台に、女衒を生業とする父・勝造(緒形拳)と芸妓となった娘・桃若(池上季実子)との愛憎を描いた作品。五社英雄監督らしい厳しい時代の女性たちの生き様を映し出している。芸妓の世界を描>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

長年映画化が難しいと言われてきた小説がドゥニ・ヴィルヌーヴによってついに完成(デヴィッド・リンチ版は置いといて)。俳優たちも全員主演級の人ばかり。これに期待しない映画ファンはいないだろう。映画とし>>続きを読む

座頭市二段斬り(1965年製作の映画)

3.5

座頭市シリーズ第10作目。マンネリ期に入ったとも言われる時期ではあるが、この作品に関しては非常に楽しめる。シリーズの中でベストというわけではないが、印象深いシーンも多く、人との関わりから市の優しく>>続きを読む

座頭市関所破り(1964年製作の映画)

3.0

座頭市シリーズ第9作目。良く言えば非常にスタンダードで安定した作り。悪く言えば特徴のないマンネリ化を感じる作品。同じ監督作品の『喧嘩旅』はそれ以前の作品に比べアグレッシブなアクションに舵を切った快>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.5

貞子が日本のホラー映画のアイコンになり過ぎて、ちゃんと映画自体を観た人が少ないように感じる本作。かく言う僕もその一人で大した期待もしていなかったのだが、実際に観てみるとこれがかなり本格的で面白い。>>続きを読む

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.5

ジェームズ・ボンドが日本に上陸ということで、当時どれほど盛り上がったのだろうか。ほとんど日本で撮影しており、ちゃんとした日本の景色の中で間違った文化が紹介されているのはもはや愛嬌と言える。また、そ>>続きを読む

トロイ(2004年製作の映画)

3.0

ブラット・ピット主演に迎え、トロイア戦争を人間ドラマとして描いた歴史超大作。アイデア自体は面白いものの、神話を人間ドラマに置き換えたときの違和感が拭えない。僕は神話に詳しいわけではないが、神話はス>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグによる007ここに完結。彼の作品から007の魅力に取り憑かれた身としてはこれほど感慨深いものはない。シリーズをほとんど観てきた身としては目が飛び出るほどの驚きの展開もあったが、同>>続きを読む

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

4.5

秘密兵器やボンドカーの登場、コメディ要素の追加など007のイメージを決定付けた作品。個人的にはガイ・ハミルトンのつくる007はそこまで好きというわけではないが、『ゴールドフィンガー』に限ってはどう>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

5.0

007シリーズの記念すべき50周年作品。監督はサム・メンデスに撮影監督はロジャー・ディーキンスと気合たっぷり。その甲斐あって間違いなく007史上屈指の作品へとなっている。話が連続しているダニエル・>>続きを読む

007/オクトパシー(1983年製作の映画)

2.5

監督は前作から引き続きジョン・グレンであるものの、今作はいつものロジャー・ムーアっぽいコメディ要素強めになっている。コメディ路線であることはそれはそれでいいのだが、ロジャー・ムーア期の最初の方の作>>続きを読む