ましろさんの映画レビュー・感想・評価

ましろ

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atmosphere(2017年製作の映画)

3.1

伝える事の難しさと、伝わる事の喜び。
少し肌寒いようでいて、ほんのり暖かい空気感が素敵な作品でした。

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

おバカな人物達のおバカな行動で事態を動かしていく展開になりがちなジャンルだと思うのですが、今作は各人の行動に納得感があるのがいいですね。
余計なストレスを溜め込むことなく、求めていた方のストレスを最後
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.1

粗いヤスリでこころの奥深くをゆっくりと静かに撫でまわされ削られていくような感覚。
心が弱っている人がうっかり観てしまったら、よろしくないスイッチが入ってしまいそうな。

銃は嫌いと言っていたヘレンの家
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

やっぱり戦いは数なんすねぇ。。。

気軽にサクっと見られるご機嫌な作品。
セリフやキャラ付けがクセツヨで人を選びそうではありますが、こいつらしなねぇかなという連中がちゃんとしんでくれたり、しっかり需要
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恐怖人形(2019年製作の映画)

3.0

でっかい市松人形が襲い掛かる!物理で!!
のインパクトは絶大で、期待していた通りのおバカっぷりも楽しめますが、前半部分のJホラー的な怖さは意外なほどちゃんとしていて驚きました。

Jホラーや海外のスラ
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.2

「わたしに色ってあるのかな」

きゅんきゅんしながら観られていた前半と、違う意味で胸が締め付けられる中盤以降の落差よ……

嘘を重ねて、受け売りの言葉を吐いて、妬んで、存在も幸せも他人に依存している人
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その少女、怒り。(2021年製作の映画)

3.0

深夜帯の連続ドラマにありそうな雰囲気。

過剰すぎる演出や、赤いヘッドホンをしながら罪と罰を読んでいるようなキャラクター付けだったり、セリフたちだったり、狙ってやってるんだろうなという各要素を受け入れ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.6

幼さゆえの繊細さ複雑さ、厨二っぽさ。
とにかくもどかしくて苦しくてキュンとしちゃうお話し。

体の繋がりと心の繋がり。
つっら……

メイクや服装の助けもあるとはいえ、
ほんとうに中学生ぐらいの年齢の
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蝋人形の館(2005年製作の映画)

3.5

ホラー映画の王道パターンを踏襲した、めちゃくちゃ褒めるほどではないけれどツボをおさえた良作。

ツッコみどころは満載だけど、見せたい画、撮りたい画を優先しました!という意思を感じさせてくれますね。
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.5

不気味さ特化の因習村ホラー。
わたくし、誰かの不幸の上に幸せが成り立つという思想は嫌いではないというか、むしろ共感を覚えてしまうようなタイプでございます。

インパクトある場面がテンポよく続いていきま
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ビート・パー・MIZU(2019年製作の映画)

3.9

めちゃかわほほえまストーカー映画。

切なさではなく、ほがらかさやみずみずしさで恋を描いた内容でございますなぁ。

最後のセリフは何度でも見返しちゃう聞き返しちゃう!

どこまでも可愛らしい、素敵なお
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SHIBUYA TOKYO 16:30(2020年製作の映画)

3.3

居心地が悪すぎる15分間。
あるあるなんだろうなぁ……

道行くひとの足音や笑い声がなんだかいい味。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

とてつもない時間と労力を注ぎ込み作られた洗脳映像。

予備知識無しで観ても何となく想像できるところもありますが、背景を知ってから観るとおぞましさマシマシ。

コミュニティの跡地が現在では観光地になって
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クロムスカル(2009年製作の映画)

2.4

シンプルだけどインパクトのあるグロシーンが豊富で、そこは期待にバッチリ応えてくれた感がありました。
一瞬でドーンっていうパターンがちょっと多すぎたかな?という気もしましたが。

が、それ以外の面に関し
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赤い天使(1966年製作の映画)

3.9

兵隊は人間ではなくモノであり獣であり、やっぱりどうしようもなく人間だったなぁという。

モノクロだからエグみが抑えられている面もありつつ、モノクロだから想像
してしまう恐ろしさもありますなぁ。

しあ
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.7

なるほどあなたの成れの果てを描いた作品でしたか。

人間と田舎の醜悪さを煮詰めまくったような内容ですが、大福娘と今井が突き抜け過ぎていて急にフィクションっぽさが増してしまった気がして、終盤はそこまで息
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

自撮り棒チャンバラのシーンやサイン会に来たファンの言葉など、救いのある場面もありますが
基本的には徹底した露悪と蔑みにまみれた作品で、胸の奥に結構なしこりを残してくれますねぇ……

スピンオフとしてジ
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蝸牛(2019年製作の映画)

3.3

ヒロインがむちゃくちゃ可愛らしくてよいですね!

その悩みを抱えているひとにクチでしてしまうのは
無くなって欲しいけど無くなって欲しくない、もやもやを孕んだ行為なのかな?

不安や苛立ちとキュンに翻弄
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もとめたせい(2020年製作の映画)

3.0

性を求めたせいで。
頭おかしいんちゃうか?という設定は被せてあるけど、本質は思春期の性のもどかしさを描いているのかな。
頭おかしいけど、多かれ少なかれ変態的な欲望を秘めているのはおかしなことではないで
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.2

オカルトホラーと見せかけてのコメディホラー。
オチと大オチが良かったので、鑑賞後のスッキリ感が良。
重すぎず軽すぎない、よきB級作品でございました。

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.9

開始直後はホラー的な展開を見せるも、その後に待っていたのはポップでキュートでサイケな世界。
よくもわるくも粗雑な登場人物達も、憎めない愛らしさがありましたね。
チャーリーとファズは大好きなキャラクター
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ZOO(2004年製作の映画)

1.5

尺の都合での端折りや改変が多く観られますが、表題作のZOOがまぁ輪をかけてエグいというかヒドい。。。
そしてお洒落な映像を撮ろうとしたのかなという過剰演出が鼻につく。。。

SO-farはとても良かっ
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