mashroomさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

あまりにも話題になりすぎたことと、広告臭がしてきたのでちょっと敬遠してしまって、ようやく鑑賞しました。
なんのことはない、大好きなやつだった。
ハッとする瞬間の連続。
何気ない日常じゃなくて、何気があ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

日本人としては気持ちが昂るシーンがある。
その悲惨さは、他の方法で描かれていたのだけども、そこに広島や長崎を描かないのか?とも思った。そして、いったんは、そういうものとして受け止めた。
この作品を見る
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ある男(2022年製作の映画)

3.2

質のいいときの火曜サスペンス劇場という感じ。
窪田正孝と安藤サクラのシーンはよかったかな。
謎解きの演技の質が、先のシーンと違う点が気になりました。わざとかもしれんけど。
最後のオチも、これ父がいっつ
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

2.8

話自体は、今にも通じるものがあるんだけど、ビジュアルインパクト重視のコンセプチュアルムービーって感じに思えた。
リアリティがなさすぎる。
ジョン・ハートの独裁者とか、そんなにがなり立てるだけってもった
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.4

余計なエピソードが多くて面白くなりそこねたんじゃないか。イ・ヨンエはとても魅力的でいい演技してる。刑務所の人たちは最小限にして、イ・ヨンエとチェ・ミンシクとの関係をきっちり描いた方が復讐に共感できたと>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

ちょっと頭が情報についてかなくて、うまく理解できたかわからないけど、息詰まる苦しく引き込まれる作品。
初めて北朝鮮の問題が自分ごととして捉えられた。
ソヨンの息子さんの無事を祈ります。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

ロバートデニーロが大好きなくせに、これだけなぜかちゃんと観てなかった!
一回観たはずなんだけど、たぶんそのときは疲労の果てに寝落ちしたんだと思う。

堕落したニューヨークの夜の描かれ方、気怠さと狂気、
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.8

自分の両親に重ねて、洞爺湖でカルーセル麻紀の背中をさすりながら、美味しいお節を作ってもらいながら、一緒に暮らしたくなった。
わたしもこのように父親に確かに大切にされてきたのだ。わたしの母親は、このよう
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

最後の一刀の動機が「ほへ?それでこの人がこの人刺しちゃう?」と思ったけど、そういうもなんかな。
映画なので、もう少し将来の光が欲しかったけど、現実には沿ってるのかもしれない。
この後、極妻を見たくなる
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

自分自身が、男女の役割を明確にしない家庭で育ったので、もしくは大人としての常識みたいなものが欠落しているので、学校や社会で若干ベラ的な扱いを受けることがあったと思う。
最近タイムリープものの作品が多く
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

母と同級生スターとのエピソードが秀逸。
もうこの時点で、どんなことをも撮りたくなる、意図をもった映像作家であり、そのことを認識してたって告白ですよねぇ。
だってやたらとスリリングな映像なんだもの。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.7

「CUBE」的に謎に引き込まれますが、その答えがうまく繋がっていて満足感のある作品です。
最後にすべての出演者がクリアになるのではなく、そうなった結果そうなるよね…というところもよかった。
と、何言っ
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Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

4.5

生き神様の記録映像でした。

元々は過去のライブ映像などで見たブンブンに歌って踊っているアスリート的な魅力の虜になっていたのですが、メッセージ性、オリジナリティ、クリエイティビティの強いアーティストに
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

言葉が言葉だけに、わたし自身や、わたしの父、親戚、九州の知り合いの中に流れる血を感じて、とても人ごととは思えなかった。

話題上、若い共演者に注目を集めてたけど、六角精児の演技がよかったと思う。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

全体的にはおもしろかったけど、人間ドラマの部分がわたしにはストーリーもセリフも演出も演技もクサすぎて、定期的に醒めました。石原さとみが出てなくてホッとしたら、浜辺美波が地味に下手。

ゴジラに崩壊され
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

ちょっとこれ、わたしの一生でNo.1かもです。
わたしの映画。
知り合いのSNSで10/31に初めて漫画も含めた作品そのものを知って、11/1にリバイバル上映を観に行きました。
わたしの人生にこの映画
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

数年前のアメリカでも、事実が詳らかにされない、関係者が知っていても動かない状況があったんだなぁと改めて知る。
この事件、この記者たちの仕事、語った人たちの声が、世界が少し変わったことに大きな役割を担っ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

ケイトブランシェットが出ているというだけの理由で観ました。
ストーリーはちょっと渋滞したところがあり、「それなくてもよいのでは?」というエピソードもあり、でした。
ケイトブランシェットのめんどくさい人
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.8

上映決まった時から観るつもりでいましたが、2週目に入ってしまいました。
それでも日曜午後の回は満席。
予習しまくっていて話の筋やディテールもある程度頭に入っていましたが、どのような背景でどのような人た
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.8

10年越しの再観賞。
劇場で観た映像美は自宅で再現できなかったけど、今回は序盤の意味を噛み含めるようにしてじっくり観ることができた。
そのラストのさらに奥に、前回よりも触れることができたのかなぁ…。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.9

1作目に続けて観たんですが、長くて…というか、冗長というか、延々とゲーム画面を観ているような感覚で、10回近く休憩入れてしまいました。
葛藤とか異なる価値観のぶつかり合いと融合とか、そういうテーマがな
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

上映時から話題になっていて、IMAX上映もその後話題になっていて、劇場で観なかったことを今さら後悔しています。
メルギブソンが出ていないことが残念だったけど、シャーリーズセロンが全方向にかつこよかった
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

実はあまり期待せず、4作復習だけはしっかりして臨みましたが、個人的にベストインディ。誘ってくれた人に感謝です。
マッツミケルセンが出てきて、アントニオバンデラスが出てきてすぐアレした時点で悲鳴をあげま
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

わたしは大好きな映画です。
何も考えずそのまま受けとめるシーンがあったり、自分の生きてきた中のある時、ある考えと接するシーンがあったり、こういう意味かな?と思うシーンがあったり。
素晴らしいアニメーシ
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