時計じかけの俺ん家さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死刑制度に訴えかける本作。

どんでん返し系と名の高い本作だが、オチに持ってきているものを前提条件と思い込んでしまって拍子抜けした。
LASTが種明かしだけにならないよう、作家性に飛んだ作品となってい
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.3

劇場版ゆるキャン。
今度はどこでキャンプをするのかと思わせて今度はキャンプ場を作る話と逆説的な回。

主人公達も高校を卒業し、社会人として仕事に励んでいる。各々、各地各所送る生活の中で、千明が皆を集め
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交渉人(1998年製作の映画)

4.0

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濡れ衣を着せられた交渉人(サミュエル・L・ジャクソン)が人質を持ちビルへ立てこもる。そこへ現れたもう1人の交渉人(ケビン・スペイシー)との攻防。

ちょうどいい映画すぎる。
交渉人なのでこれが鉄則とい
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メガマインド(2010年製作の映画)

4.0

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スーパーヒーローのメトロマンを倒してしまった主人公でありヴィランのメガマインド。そこから先はつまらない生活。考えた挙句に自分でヒーローを生み出し、ヴィランとして生きることにするが.....。

自分ら
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

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貧富の差や階級制度、上下を物理的に描き、豊かさを食事で表現。
シチュエーションの機関の謎も明かされることもなく、モヤッとしてしまう。ただ物語の本質がそこに無かっただけ。

1つ物を持っていけるというル
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

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冒頭からお前らは騙されている。ただ明確に言葉は残していないのだと思う。それが伏線。

感じた違和感はほとんどラストには納得出来るような作りになっているし、娯楽映画として100点満点の作品。
ファースト
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

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冒頭、医者と少年の会話から始まる。どうやら医者の患者の息子であるとのこと。でもお互いの距離感からどこか正常ではない雰囲気が漂う。その医者の家へ少年を招き入れ、家族との関係値が出来てからというもの家族に>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

島で生まれる村社会ホラー。

キム・ギドクの下で助監督を務めた監督の作品。そりゃ、悪い予感が全部最悪の方向に動いていく。
前半パートの島民から感じる違和感が不快感に辻褄が合った所で迎える最悪の出来事。
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

4.0

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箪笥や義母を巡った少女の話。

種明かしがあったとてそれだけが映画の主題ではなく、考える余地や感じとるべき描写が散りばめられていた。何度も見ても面白い名作とはこうあるべきだ。

ラストシーンにモヤッと
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

4.3

パク・チャヌク監督の復讐三部作の最後の1本。

前半はコミカルに描かれるクムジャさんの獄中や釈放後の生活。最終的な目的は復讐なんだろうけど具体性が見えてこない...と視聴者の心を引っ張った挙句の後半の
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.9

冒頭で捕まるテロリスト(ニコラス・ケイジ)の顔の皮膚を移植して潜入捜査する警察官(ジョン・トラボルタ)のドタバタ。

そりゃそうなるだろ、と視聴者の手のひらで転がされる映画。ただ味方だったのが悪者にな
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

4.5

「平成の夏、河童の出会いと別れを通して少し大人になる主人公」

荷物を持ちながら改札を通る時の描写など1つ1つの映像が丁寧に作られている。モーレツ大人帝国を撮った監督さながらの父親が子供と同じ目線であ
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.0

「さよならだけが人生だ」

見た目は変わらずとも、いたいけな少女から大人の女性に成長する主人公。ラストシーンにポロッと聞こえる盗賊の「新しい別れに出会いに行くか」が秀逸だった。

遠く離れて暮らす親と
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逆光(2021年製作の映画)

3.8

文学的で、脚本が読みたくなったと記憶している。
海や木漏れ日、尾道の風景が絵として綺麗だった。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

過去のゾンビ映画に一石を投じる。

コロナ禍真っ只中に皮肉めいたこの作品を作り上げたのは、勇気を持った人間か頭のネジが外れてる人間だろうか。
暴力性や性への衝動がMAXになったゾンビ達。怖い。こんなの
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.3

スーパーヒーロー映画の主演に抜擢された冴えない主人公。ある日、事故にあって記憶を無くし自分をスーパーヒーローと誤解してしまい.....。

題材がいいだけに、下ネタがフルスロットルで作品の品位が下がっ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

強盗ばかり繰り返すバッドガイズ一味がようやく逮捕されてしまうが、善行を行うグッドガイズへと会心させられていくが.....。

慈善を働くことで、人に感謝される喜びを覚えていくシーンがなんともかわいい。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

1のこんな映画があっていいのか!という衝撃はもうないが、ミステリーとしてちゃんと面白い。

誰が操作してる画面かわからなかったり、インターネットを駆使した人探しを始めるからずった画面から目が離せない。
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インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

3.5

裏バイト。怖い。
昔、金曜ロードショーで見てドローンが怖くてヒーヒー言ってた。今でもヒーヒー言う。

ソラニン(2010年製作の映画)

5.0

「さよなら僕もどうにかやるさ」

あの時種田は何を思ったのだろうか?
今、芽衣子さんは何を思うのだろうか。

ソラニンは別れの曲ではない。

前半パートで描かれる、種田のライブシーン。歌詞なんか無くて
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何者(2016年製作の映画)

4.5

「何者にもなれず誰かのものになろうとしている」という好きな歌詞がある。
本作はまさにその通りの生き方。

SNSの裏アカが見えない攻撃をし合う時代。真実がわかった時に今までの気持ちがひっくり返るが、そ
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

最強の殺し屋の国岡の伝説。
タイトルからわかる通りの作品。

日本に銃があるのが異質だがもう理解力は置いてる。殺しと国岡のダウナーさの異質な感じがマッチしてる。ちゃんとギャグが面白い、それでいて身体を
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最強殺し屋伝説国岡!番外編!

どうせ殺し屋の話......って
見てたら緑ジャージの伊能くんいたので察しました。
村に奉られてる一ノ瀬ワタルの 演じるデカブツはただの態度でかいニートだね!笑

主題
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インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.5

ん? あ!
ん? あ!
ん?? あ!!
ん? あ〜ね
って感じ。


愛人の殺害容疑をかけられた主人公。敏腕弁護士を相手に語られるこれまでの出来事。果たして本当の犯
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

昨今のアメコミ作品ではマルチバースと称し、他作品のヒーローを登場させたりすることが増えた。DCコミックもジャスティスリーグみたいに理由のないような理由をつけて再度集結させることも可能であったろう。ただ>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

暴力的な方法で借金の取り立てを務める主人公イ・ガンド。ある日母親を名乗る女性チャン・ミソに出会い、共に生活することとなる。主人公が心を許しだすと母親は見えない所で奇怪な行動を取るようになり....。>>続きを読む

悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

3.5

誘拐事件から15年、犯人は逮捕できないまま時効の前日となる。担当刑事が事件現場へ足を運ぶと花を供える何者かの痕跡が。
一方その頃、ある家庭で別の誘拐事件が起き...。

刑事の中で2つの事件が交差して
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目撃者(2017年製作の映画)

4.0

ありそうでなかったシチュエーション。
犯人がいつ自分を襲うかわからないドキドキ。結末が読めなかったと記憶してる。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

物語中盤に、冒頭の母親の意味がわかった時に鳥肌が立ったように記憶してる。

狂気な愛情が生んだ悲劇。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.2

夢を見つけてそれに向かって走る主人公とそんな主人公を見ている内に夢が見つかるジョゼの恋物語。

管理人こと主人公はジョゼに初めて出会った日「甘やかされ過ぎじゃない?」と既に疑問を持っている点から、大衆
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.8

今回のタートルズは一味違う。

今までの実写映画では筋骨隆々で、ある程度成熟した若者として描かれている。しかし今作のタートルズは地上で暮らす人間に憧れ、同じように高校に通って恋をすることなどを夢見てい
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.5

これはジョン・ウィック、イコライザー、ミスターノーバディと同じ系統だ。

猫には命が9つあると言われる内の8つを使い切ってしまった''長靴をはいた猫''ことプスは死に対する恐怖から引退を心に決める。そ
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(2023年製作の映画)

4.2

北野映画は見ずにここまで大きくなってしまい、初作品となった今作。タランティーノ作品のような没頭の仕方だった。音、絵、役者の動き、

どこまでの細かい描写が史実と同じなのかわからない。ただ全員が自分の天
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この題材を思いついた時にこのオチまで考えたんだろうな、と。
ミイラ取りがミイラになるという結末ではあるが、無駄に説教臭かったり、教訓めいたものとは異なり、フラットに見れるホラー映画だった。
ライリーの
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