まっちさんの映画レビュー・感想・評価

まっち

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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.3

大正時代に公開された日本初のアヴァンギャルド映画。もちろん字幕なしのサイレントなのだが、監督による後付けの音楽が良い効果を出している。とある精神病院を舞台とした物語。現実と空想が入り交じった形で進んで>>続きを読む

フェティッシュ(1996年製作の映画)

3.0

イケメン連続殺人鬼と殺人事件マニアのサイコパス美女。とにかく殺人事件マニアのガブリエラが可愛い。タランティーノプロデュースだが展開や画が跳ねることはないので、タラ好きには物足りない所もあるかも。ただ、>>続きを読む

薔薇の葬列(1969年製作の映画)

3.7

ゲイカルチャーやドラッグ、学生運動と当時の日本の時代的背景をドキュメント、サイケ、コメディ、ホラーなタッチで丸々詰め込んだ感。悪い意味ではなくて、下敷きはオイディプス神話から来ているので物語としては上>>続きを読む

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.0

娼婦トメを中心に大阪西成の人間模様を描いた日活ロマンポルノ映画の傑作。落ちていく紙屑や通天閣から吊るされた鶏など各シーンに込められた監督田中登の美意識が炸裂している。白痴の弟の性処理をコンニャクで誘う>>続きを読む

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

金のチケットを当てた喜びを抑えきれず、全力疾走でおじいちゃんの元に駆け出すチャーリーの姿がもうほんと泣ける。劇中のミュージカルはもちろん、お菓子製造機械やセットも時代を感じるチープさなんだけどとても良>>続きを読む

ネクロマンティック2(1987年製作の映画)

3.5

冒頭から自慰行為中に自殺するシーン、当時中学生だった私にはあまりにも衝撃的で、カルト映画にハマるキッカケにもなった。各シーンでみればネクロフィリアを題材にしたショッキングなものだが、根底には愛を語る映>>続きを読む

注目すべき人々との出会い(1979年製作の映画)

3.0

神秘思想家グルジェフの自伝的著書を映像化。とにかく、とにかく退屈なストーリーだが、後半グルジェフが作った神聖舞踏のシーンは圧巻。そこだけでも某動画サイトでみる価値はあると思う。

五毒拳(1978年製作の映画)

3.0

ミステリー仕立てのクンフー映画だけど、裏表紙をみたら誰が黒幕なのか本編みる前にわかってしまうという。たださすがショウブラザーズ作品なのと、この拳法のダサさが逆に格好いい。