とにかく情報量が多く、そのひとつひとつに心を奪われるのは確かだが、ではその要素を物語として綺麗に処理できているかというと、それは疑わしい。
一本のアニメーションとしての評価は難しいが、宮崎駿という人間>>続きを読む
まず自動車を遠巻きから映したロングショット、これには息を呑んだ。幾度かそういう長回しの場面が挿入されてるけど、そのどれにも快哉を叫びたくなった。
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キャメラワークが子供(の身長、視野、距離感)に寄り添っている、っていうのがまずいちばん印象的だった。映される範囲が狭い、というか低いというか……。たぶんこれは意図的なものの筈。
ストーリイとしては単調>>続きを読む
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男子高校生が真理子と初めての性交渉を終えたあと「生きていればいいことがあるんですね」といったのが印象ぶかく記憶にきざまれた。この映画は、〈生きていればいいことがあるんですね〉という問にたいする精いっぱ>>続きを読む
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憧憬の一方通行、そのつらなり。全体にただよう恢復と破滅の予感に総毛だつようだった。
ケルアック『路上』もそうだけど、登場人物が破天荒な生活に身をおく話が好きだ。その破天荒な生活の果てには何も無く、か>>続きを読む
序盤のフーシは〝やさしい〟ってより〝他人に興味がない〟って感じがする。消極的な寛容から積極的な寛容への移り変わり。映画の構成も、フーシというキャラクターも、淡淡としていて良かった。
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「I Shall Be Released」が劇中歌で使用されているというので興味をもちAmazon prime videoでレンタルして観た。全体の感想はとりあえず割愛して、印象に残った部分を記録して>>続きを読む