木葉さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

木葉

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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

何度も涙が出た。嗚咽しそうになった。
映画館は満員だった。
主人公のオーブェは偏屈で頑固で人付き合いを嫌っている。新しい隣人が引っ越して来ることで、彼の生い立ち、生き様が明らかになってくるのだが、本当
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.4

前作の私たちのハァハァが好きだっただけに、描き方が残念だった気がした。
蒼井優は、今どこにでもいそうなこじらせ女子?をリアルに演じていて、やはり演技に魅入ってしまった。
現状に満足できず未来が見えず、
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

こういう映画とても好きだ。
イーサン・ホークは年々いい役者になっている気がするし、相手役のカルメンイジョゴもとても美しく魅力的だった。
何かの才能に秀でた人は脆く弱い人が多い。そして寂しがり屋で孤独で
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

スターウォーズのスピンオフ待ちに待ったが、
期待しすぎたゆえか、いつもスターウォーズで感ずるワクワクドキドキ感が足りなかった。前半は退屈だか中盤からは面白くなって良くなるし、ドニーイェン演じるチアルー
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若葉のころ(2015年製作の映画)

3.8

台湾のラブストーリーは藍色夏恋など、切なく素敵な良作が多い。今作もその1つ。
主人公の女の子が母の学生時代離れ離れになった恋人にメールを送る、自分の恋に悩みながら、なかなか素直になれない、若葉のころ、
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.1

ただただ平凡で当たり前の日常が当たり前にあることの有り難さ。
静かだけど衝撃的で辛い反戦映画。
色彩が綺麗。
戦争も原爆も何もかも経験した人にしかそれらは分からないが1人でも多くの人に見て欲しい。
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弁護人(2013年製作の映画)

3.8

ソンガンホは熱くて面白くてやっぱり好きだ。殺人の記憶、グムエル、そして今回の弁護士の役柄もすごく良かった。
こういう、事件が韓国で昔あったことは知らなかったが、最後の15分、胸が熱くなる。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

LGBTの映画は美しい映画が多い。
この映画もその一つ。
わたしは、ロランス、GF BF、キャロル、追憶と踊りながら、
あまりにも感受性が豊かで繊細な人が多いんだなと感じてしまう。
エディレッドメイン
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お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.8

おとうさんといとうさん。
上野樹里のガサツさがいい。
リリーフランキーの脱力感がいい。
藤竜也の気難しく頑固でテンポがずれてる感じがいい。
親子を描いた作品は多いが、なかなか、うまく理解し合えないのが
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

2.8

過激な性描写が続く。
男はエレクトラを失ってから、その存在の大きさに気付く。私には未練タラタラの男の回想録の映画にしか感じられなかった。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.8

なかなか面白かった。
知らない、ふたり題名もいいのだが、男女7人が織り成す可愛いラブストーリー。
やっぱり好きって伝えないと難しいし、好きって理屈ではないんだな。
恋をしたくなった。

サウスポー(2015年製作の映画)

3.7

ボクシングの映画は、あまり好きではないのだが、ミリオンダラーベイビー、ファイター、ウォーリアー、クリード チャンプを継ぐ者、そして、このサウスポーも良かった。どの映画もそうだが、主役を支える周りの人た>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.9

これも、良かった。
泣かせる作品。
宮沢りえがいい。オダギリジョーも、こういうグダグダしてる役がやっぱり一番ハマる。
湯を沸かすほどの愛とは、無償の愛情なんだなぁと思った。
誰かに愛されることよりも、
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ある戦争(2015年製作の映画)

4.0

淡々とした佳作だ。
サウルの息子、裸足の季節、ある戦争とアカデミー外国映画賞にノミネートされた作品を観たが、各国の内情が知れて興味深い。サウルの息子が結果受賞したのだが、裸足の季節も、今作もいろいろな
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