mayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.9

アルパチーノとキアヌリーブス、全然顔似てないのに、2人の演技力がありすぎて途中から「えっ◯◯じゃん!」てクライマックス前に普通に気付いてしまう...内容はB級映画なんだろうけどセロンの演技も良すぎて普>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

マイケルがビトーの誕生日にひとり食卓に残されるシーンが忘れられない。
彼が彼のリーダーの素質である「冷酷さ」を才能として持っていたのは、彼がもうずっと昔から孤独だったからなのだとこのシーンではじめて気
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.6

「言語が身体感覚を作り替える」という言語学的なアプローチの斬新さと、昨今のSF映画の肝である「時間の描き方」の新しさ、そして約束されている結末と向き合いながら生きる苦しみ、悲しみという人間の根本的な問>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

やっと...やっと観たけど...すごかった...
多分SFで舞台は一応宇宙なんだけど、全然関係ない、自分のルーツをなぜかずるずる引きずり出されて、そこから全く新しい答えに放り出される感覚だった...時
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

いや、デニーロだよ?ロバートデニーロだよ?普通のおじさんにやられたら完全にアウトなことばっかりだったが、ロバートデニーロだから全部許される。
彼のニコォっと笑う顔、めちゃくちゃ怖エロいんだよな...あ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

グスタフ氏の、洗練された振る舞いと時々まじる汚い言葉づかい、潔癖レベルの几帳面さと重要な局面での雑さが心地よく同居して、とても魅力的。
欧州紳士然とした彼が、難民ゼロに対し人権ある対等な相手として振る
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マレーナ(2000年製作の映画)

3.5

本作を観て「え、不快だったんだけど」という感想を持ったなら、監督の意図を正しく受け取ったと思って良いのではと思います。
監督はイタリアを愛しているけれど、同時にイタリアの抱える問題をよく自覚しているの
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.0

モロッコを旅行して、都市から砂漠へ抜ける、殆ど同じようなルートを辿ったのだが、アトラス越えの景色、突然アラブ語の人達に囲まれて謎のアフリカ市場につれてかれて置き去りにされる(後から知ったけど田舎ではS>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

ここにきて漸くちゃんと見たけど、さすがオードリー映画、ライフスタイル全部真似したくなります。珍しくタバコめっちゃ吸うのも素敵だった...
内容的には「ほんと昔の女に生まれなくてよかった」っていう、出口
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

本作のedでテーマソングがバシッと入って決まるのが大好きなのですが、あの曲、本作に漂う、暴力のエネルギッシュな渦を貫く寂しさ、物哀しさをそのまま表現していて秀逸だと思う。暴力映画は、暴力に生きる者が暴>>続きを読む

ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.4

子供の頃感じた「メリーポピンズ」という作品の「大人向け感」の正体を本作でやっと理解できた。ディズニーのメリーポピンズが1964年なので、まさに「マッチョでドリーミングなアメリカ」が最高に盛り上がり、同>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.3

今年は様々な角度から1969アメリカを見れて本当に嬉しい...今年のハリウッドは「あの時、語れなかった何かを、あの時、救えなかった何かを、今なら」という気概を感じる。
マフィアものに一度でもなんらかの
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

ライオンキングが父から受け継ぐ物語なら、アナ雪は母から受け継ぐ物語。
ファンダムでは既に言われてたけど、やはりエルサはマイノリティのヒーロー。でもそれだけでなく、アナはマジョリティのヒーローだったので
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.5

最高の「父殺し」映画
吹越満えっっっろい、、。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.3

最高の仲間たち!俺たち一生ファミリーだぜ!(白目)
デニーロがタバコをふかすカットがすごく印象的で、ジミーご本人をすごく研究した熱演シーンだったらしいが、とにかくカッコよくて頭から離れない。だってフィ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.3

社会が資本主義になっちゃってる以上、そこに乗っかって全力で中指立てながら白のフェラーリで爆走する、最高にポジティブ(ガンギマリ)な作品。どんなに周りに見放されても、お上にブタ箱に入れられても、映画的な>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.0

久しぶりに映画観て不快だと思った、、
全てが中途半端。
ノンフィクションの難しいところだけど、映画もニュースも、メッセージを含まないメディアは無いので、ノンフィクション映画はそのメッセージが何なのか、
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

まじでちゃんと、、DCだった、、

「ジョーカーとバットマンは互いが存在する故に存在する」とダークナイトでも言ってたけど、まさにジョーカーとバットマン誕生をジョーカー側から描いた作品。

あと、69年
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.7

光の色と氷の表情の描き方が最高。
温度を感じさせてくれる映像作品はどれも最高だと思うのだけどこれはその最高峰のひとつ。酒場のマダムがこれまた最高なんだけど、大人目線で見た「湯婆婆」という感じ。
サーシ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

男が女をボコボコにするシーンでこんなにスッキリしたのは初めて。
出来ることなら惨たらしい罰を受けさせたかった、でもそれはできなかった過去を映画に引きずり出してボコボコのメタメタにするタランティーノの気
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.5

フェミニズム最先端の文脈もちゃんと踏んでるしブリーラーソンが本当にめちゃくちゃイケてる

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.5

曲よし、映像きれい、監督の考える青春がよくわかる
ただ、今の映画のテンポになれてると、この長さでまじで何も起こらないし価値観も古いから特に気づきとかもないな、、他人んちの家族記録ムービーみてる感じによ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

シュルツが最高。イングロと合わせてみてほしいタランティーノユニバース。人種モノでクリストフヴァルツが演じるドイツ大好きなドイツ人が身を呈して黒人側にまわる展開、胸アツすぎる。

本作、「物語」の役割が
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

オクジャを守りたい側が全員子供なのも、屠殺業という昔から差別されてるのに必要不可欠なビジネスを描いてるのも、この問題で巻き起こってる対立や議論の歪さを物語ってるな、という感じ。最後のシーンは多分ホロコ>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.8

愛と希望の存在を感じたい時、何度でも見返したくなる。
物語が優しい光に満ちている。アメリカらしく、父殺しの物語なのだが、イーライとチャーリー、ウォームとモリスの間の深い愛が丁寧に描かれ、他人の交流の愛
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プロメア(2019年製作の映画)

5.0

堺雅人のモノマネ永遠にやってられる「やーれーるーもーのーなーらーやっっってみろォオオオオ!!!!」

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.8

最後のカンニング前、リンは鏡の前の自分に祈るけど、あれは「私次第よ」というセリフにもあるように、自分を救うのは自分だけ、という一貫した正義にみえた。