しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

しちれゆ

しちれゆ

映画(1068)
ドラマ(7)
アニメ(0)

静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.5

黒澤明 ✖️ 三船敏郎
何本か『動』の三船敏郎を見てきた私にとって初めての『静』の三船。そして濃いイメージだった彼が端正なイケメン。もっと戦争中メインの話だと思っていたら戦争中は最初15分くらいで終わ
>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.8

現代の女子高生が1945年にタイムスリップして特攻隊員と恋仲になる話。意外としっかりした作りで見応えのある良作でした。
けど…百合役の福原遥のベタベタ声が終始耳障り。令和から来た高校生の設定で過去の戦
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

コロナ禍に作られたパンデミックムービーだけど度を越しすぎていて殆どゾンビ映画🧟‍♀️
地下鉄の通路に非常用ボックスがあり(AEDのようなやつ)そこに斧🪓が入ってるのナゾだった。現代よ?都会の地下鉄よ?
>>続きを読む

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)

3.7

2022年に突然の訃報。ギャスパー・ウリエルの作品は何本か見ているが『エヴァ』で熟年娼婦イザベル・ユペールに惚れちゃう彼を見てイケメンぶりを再認識してこちらも。
本作のギャスパー・ウリエルはゲイそのも
>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

3.8

日本人はインテリになればなるほど無意識のうちに自分を白人側の人間と位置付けてしまう、と聞いたことがある。この映画のメイミーも少なからずその傾向があったのでは。米国空軍で唯一の女性職員として働いていたと>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

高校生たちの″#90秒憑依チャレンジ″の話。
手のオブジェを握ってある言葉を唱えると霊が憑依する。降霊術がいとも簡単に成功する展開なのでそこを肯定出来ないと「んなことあるわけないじゃん!」となってしま
>>続きを読む

不良少年(ヤンキー)の夢(2005年製作の映画)

3.4

かつてもてはやされていたヤンキー先生こと義家弘介氏が如何にして更生したのか、を松山ケンイチ主演で描いた映画なのだが見始めるまで義家氏の話だと知らなかった。松ケンが大好きで配信マイリストに入れていたけど>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.7

ポトフ・・・奥が深い料理だけど私なんて顆粒のコンソメとフランクフルトとベーコンで適当に作るので「映画のタイトルにするんかい?」というのが正直なところ(じゃあ見るなという話)。超絶美食家と天才料理人の映>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

先ずはどんだけお金かかってるんだ!という感想。ググってみたら制作費2億ドル(約290億円)だそうです。さすがリドリー・スコット監督。
私はナポレオンについては一度も関心を持ったことがなくて「予の辞書に
>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

ずっと見たかったやつ。いつからかU-NEXTに入ってた!面白かったです。
吉田恵輔監督って『BLUE/ブルー』や『空白』の監督なんですね。今回はちょっと園子温ふう。
微塵の躊躇もなく人を殺せるサイコパ
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.7

少々無理のある展開を役者陣の素晴らしさで強引に持っていくあっぱれな作品。
「私、月子じゃないの、本当は市子っていうの。」
【本当の川辺市子を誰も知らない─── 】
生き抜くために罪を犯して築き上げた砂
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

″ゲゲゲの鬼太郎″についてはほぼ知らなくて目玉親父が鬼太郎の父だというのも初めて知った💧
昭和30年初めの世相が出てくると聞いたのと とても評判が良いのとで見に行きました。
アニメは苦手分野ながら最初
>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.7

グロエグな恐ろしい話と聞いていたけどそうでもなかった。笑かしに来る場面もかなりあり。
主演のチェ・ミンシクが『不思議の国の数学者』の教授だったことに全然気付かず、さらにはイケメンがいないので登場人物を
>>続きを読む

キッズ・アー・バック(2020年製作の映画)

3.6

キノフェス2023 第7作
キノフェスとはキノシネマがやっている日本未公開作品を発掘上映する催し。レビュー数8とは~😩今年のキノフェスはイマイチだった感💧
普通に楽しめるラブコメ。キノシネマ会員¥10
>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

〈監督・脚本・主演〉ブラッドリー・クーパー
Netflix配信前に1週間限定公開。
『ウエスト・サイド・ストーリー』を作曲したレナード・バーンスタイン(以下レニー)とその妻フェリシアの出会いから別れま
>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.0

篳篥(ひちりき)が大好きな駿河の大名(古谷一行)が海岸に漂着した3人のアメリカ黒人によってジャズを知り藩総出でどんちゃん騒ぎ(≒ジャズセッション)をするに至る話。最初から最後まで同じ1曲しかやらずその>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

3.8

敗戦直後のおそらく東京。崩れそうな居酒屋で身体を売って生きる女(趣里)。そこにやってきた孤児の少年。女は少年に「ずっと一緒にいてくれるわよね」と何度も念を押す。大人である女の方が10歳にも満たない少年>>続きを読む

美しき運命の傷痕(2005年製作の映画)

3.3

公開時映画館で見たはずだけど内容は忘れてました。
父親が裸の少年と一緒にいるところを見てしまった娘。母親は失語症になり3姉妹も色々と鬱々。フランス人ってほんとに色恋いのちなんですね(大学生の三女は若い
>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

4.0

フランスからスペインの田舎の村に移住してきた50代夫婦アントワーヌとオルガ。スローライフに憧れ村の廃屋を修復する。かつてあちこちを放浪していたアントワーヌはある時酔っ払って寝込んでしまい目が覚めたら空>>続きを読む

ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ(2007年製作の映画)

3.6

2007年作品。イルカのフジに人工の尾びれをつけてあげようと奮闘する美ら海水族館の人たちの実話に基づいた映画。フジは平成26年まで生きていたそうです。
出演者の皆さんがとても若い!
松山ケンイチの漕ぐ
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.8

『GAGARINE/ガガーリン』(2020)ではガガーリン団地、本作ではピカソ団地。フランスって団地に実在した人の名前を冠するんですね。

ピカソ団地はボロボロ。そこに住む人々の心の触れ合いを描く作品
>>続きを読む

コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

3.7

東出昌大くん目当てで鑑賞。
『コーポ』という名の安アパートに住む人々のゆるーい日常。東出君の役どころはピシッとスーツで決めてピカピカの靴を履いて女を騙し金を貢がせるジゴロ。いやーこれは騙される~ てか
>>続きを読む

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.7

美少年は好きだけどBLは苦手。でも結局見ちゃうんですよね、この手の映画。見終わってみれば美しい少年たちより太ったりハゲたりの冴えないおじさんたちが映ってる場面の方が圧倒的に多かった。何よ~٩(`ω´٩>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.7

原作既読。旧ジャニーズの加藤シゲアキが小説を書いたと聞いてかなり前に読んでみた(と言ってもジャニーズには特に関心はありませんペコリ)。
映画は菅田将暉君目当て。内容がかなり改変されて複雑な構成になっ
>>続きを読む

Yokosuka 1953(2021年製作の映画)

3.8

敗戦後 米軍兵士と日本人女性の間に生まれた木川洋子さんは5歳の時にアメリカ人夫婦と養子縁組して渡米。洋子さんが来日して母の足跡を探すというドキュメンタリー。監督である和歌山大学教授 木川剛志氏のアフタ>>続きを読む

花腐し(2023年製作の映画)

3.5

荒井晴彦監督曰く
「過度なコンプライアンスに抵抗しているんですよ。今はタバコもセックスも避けられがちなので、『よし、やってやるぞ』と。まあ、作っているのは76歳のおじいさんですから」
狙ってやったこと
>>続きを読む

エヴァ(2018年製作の映画)

3.6

冒頭ギャスパー・ウリエル演じるベルトランがブッカー賞受賞歴のある老作家の家にいて老作家を風呂に入れてあげる。介護かな?と思ったらお金をあげて「一緒に風呂に」と言っていてベルトランはデリ男娼だったみたい>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.7

1933年は朝鮮が日本統治下にあり朝鮮の人々が日本語を話すことと和名を持つことを強要された時代(まだ韓国と北朝鮮に分断される以前)。なのでここに出てくる朝鮮人は独特な日本語を話す。これが朝鮮総督府と抗>>続きを読む

狂覗(2017年製作の映画)

3.5

『超擬態人間』の監督作品。『超擬態…』があまりにもヘンテコだったのでこちらも鑑賞。
とある中学校で生徒が体育授業で不在時に生徒の鞄やらをこっそり調べる4人の教師。イジメ、援交、ドラッグ。
この教師たち
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

噂に違わず面白かった!老兵アアタミ・コルピ(もはや名前はどうでもいい)がある時はシュワちゃん(ちょっと似てる)ある時はトム・クルーズな八面六臂の大活躍。つ、強い💥
フライヤーには″ツルハシ1本でナチス
>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.8

冒頭の無辜ゲームの場面。わざわざ洞窟に行くんか、とかそもそも近くに洞窟があるロースクール?とか、戸塚純貴のイラつくくらいの大袈裟っぷり(わざとですよね?)とかに あちゃーと思った。私は東大法学部法律相>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

アベノマスクの窪田正孝が岡山天音に見えた笑
これを書くにあたり″アベノマスク″と入力したら変換候補に″小さすぎ″と出てきてワロタ😆実は私まだアベノマスク持ってます。なんとなく捨てれなくて(物持ちいい)
>>続きを読む

おしょりん(2023年製作の映画)

3.7

ミュージカル俳優として着実にキャリアを積んでいる森崎ウィン君の主演作ということで見にいきました。
明治時代、福井で眼鏡のフレーム作りの先駆けとなった増永眼鏡の創業時のお話。
『おしょりん』とは田畑を覆
>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

地元での上映最終日にギリギリ駆け込み。
主人公はふっくらを超え完全に肥満体のサラ。彼女のこじらせ具合を描く映画だと勘違いしていた(『わたしは最悪。』的な)。普通のスプラッターでした。
にしても いじめ
>>続きを読む

赤ひげ(1965年製作の映画)

3.8

かなり前ですが山本周五郎の『赤ひげ診療譚』を読んでとても面白かったので見たかった作品。
今回の三船敏郎は懐が深く情に厚い医者 赤ひげ。
『七人の侍』でおしり丸出しでやんちゃに走り回っていた三船敏郎がす
>>続きを読む

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.8

一時期日本でも人気だったブラッド・レンフロとイアン・マッケラン共演作。スティーヴン・キング原作。
ホロコーストにのめり込み元ナチス高官の老人クルトを見つけ出して脅迫し彼にナチスの制服まで着せる少年トッ
>>続きを読む