しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

しちれゆ

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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

4.0

超絶エモい映画!
『アイスクリーム熱』は読んでないけど川上未映子さんの雰囲気がビンビン伝わる。
モトーラ世理奈ちゃんが思いっきりオリーブ少女❤️ 詩羽は小さな宇宙🚀🌏°.✧⚡︎
現実世界を浮遊するシャ
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.3

『君たちはどう殺すか』
とても楽しみにしていた映画で期待に胸膨らませて馳せ参じたのであるが、ハイジが復讐を開始するまでが長くて意識を失いかけた(ほぼ意識失わない私なのに)。じいちゃんが尖っててずっと叔
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キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦下のユダヤ人、ウクライナ人、ポーランド人の3家族の悲しい運命の物語。
この時代のウクライナ情勢を知らないと分かりづらいと思う。

3家族が住んでいたウクライナ西部はポーランド領→ソ連侵攻
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.1

いつも行くシネコンで気が付いたら上映されていた作品。チラシも見かけなかった(あったのかも)。
ロランスという20代の女性が生後15ヵ月の我が子を海岸に置き去りにして死なせた罪で開かれる裁判。それを傍聴
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.8

宝くじで19万ドルを当てたレスリーのその後の転落人生。金を使い果たし借金まみれになりアル中になり13歳の息子ジェームズを捨てる。住む所もなくなった彼女に手を差しのべたのが安モーテルの経営者スウィーニー>>続きを読む

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

この映画は公式HPに″完全ネタバレ解析″という項目があり、そこを見るためにはパスワードを入れるという驚きの仕様になっている。これって映画の公式では初めてでは?
ということで2転3転どころか5転6転。「
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.9

A24初の三部作。今回も面白かった。
冒頭パールが母親のドレスを着て踊るとこやオーバーオールを着てるとこを見てパールを十代だと思ったらミセスだったのね。何歳設定なんだろ?
映写技師の男がイケメン(っ'
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

元映画を見ていなくて、せっかち男子とのんびり女子のほのぼのストーリーだと思っていたらファンタジーだったのに驚いた。前半面白く見てたけど時間が止まってからは少々冗長な感じがしちゃった┏○ペコッ
けど岡
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.7

皆さますごい低評価😓私はかなり楽しみました。
先ずはお面を被ったデブのおっさんたち。あくまでおっさんズ =プー&ピグレットだからお約束の最後のお面剥がしがないのが新鮮(いやいやどう見てもお面でしょ!)
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.6

ほぼほぼオルガが煙草ふかしてるか同性セックスしてる映画。共感しにくかった。
″生きづらさ″という言葉が人間の行動や振る舞いの免罪符となることには疑問を持ってしまう。他者との関係(社会性)が上手く築けな
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クィーン(2006年製作の映画)

3.8

この映画で描かれていることはどのくらい真実なんだろう?エリザベス女王が存命中これを見たのならヘレン・ミレンに文句はなかったと思う。デイムの敬称を持つヘレン・ミレンが高潔で品位に充ちていて、本物の女王み>>続きを読む

隣人(1992年製作の映画)

3.6

色々行き詰ってるケヴィン・クラインと黒髪妻。隣に越してきたケヴィン・スペイシーと金髪妻。ケヴィン比べ。スペイシーが「スワッピンクしない?」って言って「わーい」ってやっちゃうクライン。金髪妻きれい。でも>>続きを読む

少年と犬(1975年製作の映画)

3.5

【西暦2024年は、気づけば来年だった。】だって😆
1975年作品。第四次世界大戦で荒廃した地球(アメリカ・アリゾナ州)。少年というから12~3歳の子だと思ったら18歳のエロしか頭にない青年の話。ドン
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

公開時 ロングランしていた記憶。
新聞記者役のシム・ウンギョンの日本語に違和感を感じてしまった。自殺した官僚とか新設大学の認可とか、ノンフィクションを思わせるフィクション。リアルタイムで見ればよかった
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

巷ではすごい高評価!面白かったけどそこまで?🤔
ミコトとカレシの関係は2分ループを繰り返すことで互いの気持ちを分かり合えるというのはいいよね。こんなふうにアップデートした気持ちでやり直しが出来たらカッ
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.9

男同士の恋情が美しく見えたのは初めてかも。カフタンの仕立て屋店主ハリムと雇い人ユーセフ(この人の瞳がとても美しい)、言葉を交わさずとも眼差しが物語る2人の恋の始まり。ハリムの妻ミナはそれに気付いている>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.7

マドレーヌ92歳、ということは1930年代生まれ。解放軍としてやってきたマットとの初恋と別れ、子連れ結婚した夫の暴力、息子の死。この夫の結婚後の豹変ぶりがすごい。夫が子供を欲しがる一方で、マドレーヌは>>続きを読む

大名倒産(2023年製作の映画)

3.5

松山ケンイチを見に行ったのに出番が少なすぎた。神木隆之介くんとダブル主演的な役だと勘違いしてました😭
お話は既視感あり。『引っ越し大名!』ですね。そして『ロストケア』の監督なのね。正直 ストーリーはど
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.2

公開からひと月半経ち、見るかどうか迷っていたら役所広司が″ PERFECT DAYS″でカンヌ最優秀男優賞を受賞したとの一報。じゃあ本作も見ておこう、と行ってきました。結果、見に行ってよかった。予想し>>続きを読む

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.8

素直な良い映画でした。オペラとラップ、対極にあるような2つの音楽がどちらをも否定せずに共存している。
アントワーヌの先生マリーはいびつな家庭で育ち「オペラで愛を知った」と言う。そして今、病に冒され「残
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

チャッキーみたいな話かと思って見に行ったら違った。そしてミーガンが本気出すまでが長かった。スカヨハ似のミーガンがクマ🧸やら犬🐶やらのぬいぐるみの間に無表情で座ってるところ笑😆歌って踊るミーガン「私はチ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.8

ちょっと愚痴。一緒に見た身内が「同じこと繰り返してた(から飽きた)」だって。この人は迂闊には連れて行けないとは分かっているのだが、ここまで🐴🦌とは…と驚き呆れた・・😰

さて、是枝×坂元 流石でしたが
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テリファー(2016年製作の映画)

3.3

『テリファー 終わらない惨劇』のために視聴。想定内のスラッシャー。面白いけど途中で飽きちゃった。女性を逆さ吊りにして股から頭まで裂いていくのはグッドアイディア✨️
『終わらない惨劇』って138分もある
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夢二(1991年製作の映画)

3.4

鈴木清順監督、日活で出始めのころは普通な作品を撮っていたらしいです。けど『殺しの烙印』(1967)の頃から段々と風変わりな作風になっていき日活を解雇されてからは作りたいものを作るようになった。
私が清
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波紋(2023年製作の映画)

3.7

『川っぺりムコリッタ』の監督作品と知らずにスルーするところでした…

筒井真理子が光石研に失踪される妻役。
毎日ご飯作って自転車でパートに行って裕福ではないけど庭付き戸建てに住んで。息子はいつもソファ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.6

柚木麻子氏が本作を「歴史を変える一作」と言ってるけどそんなに?まあ物書きの人が好みそうな題材ではあるけれど。
自給自足のキリスト教の一派(メノナイト?)の村では男たちが夜な夜な女たちを牛用の催眠スプレ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

兄妹と間違えられるような父と子。父カラム31歳、娘ソフィ11歳。トルコで過ごすバカンス。闇を抱えている人間の一番の犠牲者は家族であることが多い。けれどカラムは違った。あくまでも娘に対しては優しく良き父>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.7

この映画はレア・セドゥを好きじゃないと退屈かも。ミア・ハンセン=ラブ監督は彼女をイメージして脚本を書いたそうです。
今回のセドゥは娘の顔、母の顔、女の顔、それぞれの喜びや苦悩、人生への恐れを見せてくる
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.7

この手の映画はストーリーなんてあってなきが如しでOKだと思ってる。けど意外にもオチもしっかりあって面白かった。
とにかくウィガンが殺って殺って殺りまくる。女だって容赦なし。細身なのに怪力だしイケメン枠
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

韓国版に負けず面白かった。同じ藤井道人監督の『ヴィレッジ』がこれの前座みたいになった。
韓国版と違うのは子供を出してくること。観客の情に訴えるというか…非情ストーリーにすると万人受けしないからでしょう
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

邦画『最後まで行く』の予習として元映画を。『警官の血』に出ていたチョン・ジヌンの悪徳警官が良かったー。『警官の血』の時も言ったのだが、そして同意を得られないとは思うのだが、チョン・ジヌンってほんのちょ>>続きを読む

追想(1975年製作の映画)

4.0

昨年11月のロミー・シュナイダー映画祭がきっかけでロミー出演の作品を見始めました。
本作は第二次世界大戦中のドイツ占領下フランスのお話。クララ(ロミー)に一目惚れして結婚したジュリアン(フィリップ・ノ
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

主人公ポールのひいおばあちゃんはウクライナ出身のユダヤ人。目の前で両親を殺され、のちに夫と息子(=ポールのじいちゃん)と共にアメリカにやって来た。「新天地へ。夢の国へ。」

そして時は流れ1980年代
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ザ・レイプ(1982年製作の映画)

3.5

東出昌大を見るために『おらおらでひとりいぐも』を検索していたら田中裕子繋がりで本作『ザ・レイプ』が出てきて東陽一監督懐かしい、となり見てしまった。
知り合いの中古車屋にレイプされた田中裕子が裁判をする
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ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

3.6

先ずはフィンランドのJKってすごいなぁ😰描かれるのが3度の金曜日(&土曜日も少し)なのでハレとケで言えばハレの日の描写なんだろうけど。平日は勉強してます?笑
それぞれに悩み傷つきながらも突っ走ってい
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バオ(2018年製作の映画)

3.8

自分が作った肉まんに命が宿った!可愛い肉まん赤ちゃんは成長し思春期を迎えやがて恋人を連れてくる。ずっと変わらない母親の愛情、美味しそうな手料理。子供が離れていく寂しさ。でも子供は大人になってまた帰って>>続きを読む