nawyさんの映画レビュー・感想・評価

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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

1962年、発話障害のヒロインと異形の生物の邂逅。言葉を介せない者同士だからこそ通じあう。

ぶっとんだ設定だけどそれ以外にストーリーに捻りがなく、意外性ない予定調和のまま終わってしまった。。。

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

1.5

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマー主演。

評価高いけど、まったく響かなかったな。なんかB級ポルノ映画みたいな薄い内容。

同じLGBTを題材にした作品なら『ムーンライト』の方が芸術性、社会性、葛
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.2

ハリウッド制作ながら日本陣キャスト、日本語中心のストーリー。当時として画期的だったと思う。トム・クルーズと渡辺謙の共闘、トップスターの和と洋の文化の合流に感動した。小雪のアジアンビューティーな魅力にも>>続きを読む

劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年製作の映画)

3.6

テレビアニメシリーズの劇場版作品。当初テレビシリーズの総集編として企画立案されたが、単純な再編集版を嫌ったスタッフ一同により、後日談+テレビシリーズで描かれなかった過去のエピソードが加えられることとな>>続きを読む

シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.6

両手がハサミのため、意思とは別に人を傷つけてしまう悲しき主人公エドワード。

でもその両手には長所もあって、人を幸せにできる所があるのは良かった。ラストは一抹の寂しさが残るラブストーリー

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

13年の刑期を終え出所した役所広司演じる三上のその後の生活を描く。

カタギとして生きるために飲み込むべき所を押し殺そうと努力するが、時には我を忘れて感情を曝け出す。役所広司の演技の抑揚に引き込まれた
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

空、陸、海の3つの視点をテーマとして第二次世界大戦のダンケルク大撤退を描いた作品。セリフも最小限で映像でストーリーを語っている。

セリフの少なさもあってかミリタリー映画としては、しんみりとしていて大
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.9

スプラッターコメディ映画というかすれ違いコントみたいな内容なんだけど、めっちゃおもしろかった。

『史上最悪にツイてないヤツら』っていう邦題なんだけどツイてないの確実に大学生の方だろってくらい無慈悲に
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.6

1813発表の小説原作である古典的名作。

キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスのしたたかで芯の強い感じがグッとくる。

今観るとやっぱ新鮮さは無いけど、王道なストーリーに浸りたいときは良い。。。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

山崎貴VFX・脚本・監督作品。

VFXを専門とする山﨑貴自らが監督をしたことによる妥協のなさ、こだわりが映像を通して感じられた。ハリウッドと比べても今作の視覚効果、映像クオリティは遜色ないどころか凌
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

原作をずっと読んでいたのでファンあるあるの実写化不安があったけど、反響の大きさに鑑賞せざるを得なかった。

結果、不安を払拭される良い意味で期待を裏切る作品だった。
熊との格闘や馬車での戦闘など「命の
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.4

ルパン劇場版第2作目で、あの宮崎駿の映画初監督作品。

起承転結なストーリー、躍動感のあるアニメーション、頻繁に逆転する形勢など1979年公開の作品とは思えないほどクオリティが高く引き込まれた。その後
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

ほぼ1人で7年の期間を経て、制作されたストップモーション作品。

荒廃したサイバーパンクな世界観でジメッとした雰囲気なんだけどユーモアもあり、キャラクターが愛くるしい

3部作の第1作目として当初から
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作でも話題になったアニメーションが更に進化していた。

めちゃくちゃクリフハンガーな終わり方だったけど、今作で長尺かつフルパワーで作画面は出して切ってるので、どう展開していくのか次回作が気になる。
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

押井守の出世作となった言わずと知れた名作。

文化祭の前日を繰り返すタイムループモノであり、同系統の後の作品に多大な影響を与えたことがわかる。

誰かの見た夢が現実の世界に影響を与える。ホラーっぽくも
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.2

夫婦で生活していた男が事故死し、彼らの家の地縛霊となる。

ファンタジーホラーのような内容で低予算で作られた作品だけど、少ないセリフの詩的な表現、後半の展開とか全体的なプロットが秀逸でかなり好みだった
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WXIII 機動警察パトレイバー(2001年製作の映画)

3.8

前作から10年弱の期間を経ての新作。そして主要キャラは映画オリジナルのスピンオフ的作品。

前述の情報もあってどうかなあと思って観たけど、個人的には好きな作品だった。

田中敦子演じる冴子の哀愁漂う感
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

3.9

パトレイバー1に引き続き、押井守が監督した作品。前作同様、OVA・TV版とは打って変わってシリアスな内容。

幻の空爆から架空の戦争へと発展する日本の防衛、政治の脆弱性を如実に描いたストーリーは見事。
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

クエンティン・タランティーノが、監督デビュー作。脚本、出演も務めた。

象徴的なオープニングシーン。処女作にして彼の特徴であるストーリーと関係ないだらだらとした会話が炸裂している。

この頃から映画の
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

美人だけど非モテの役柄やってもハマる松岡茉優の演技力。

イチと二で揺れ動く感情。でもイチとの直接的なやり取りは少なくて、本命だけどその相手と自分との距離感のギャップに気づく瞬間が人生って感じ。。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

"押井守を認知してることは広く一般常識であるべきです"

数々の名作ドラマを生み出してきた坂元裕二脚本の今作。サブカルネタ満載で世の中の流行に生きづらさを感じてる人間にはちょっと刺さった。

学生から
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.5

シリーズ一作目のOVA『アーリーデイズ』視聴後に鑑賞。

作画もストーリーラインも89年の作品とは思えないくらい時代の先をいってる。さすが押井守!

ラストのアクションシーン相手のパトレイバーに乗り移
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

木城ゆうとの漫画『銃夢』の実写映画化。
ジェームズ・キャメロンが『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロから製作を勧められた経緯から始まったのが、なんかもう日本アニメすごい。。

主人公がCGで他
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

主人公シャロンの人生が幼少期、青年期、現代の3章に渡って描かれている。

黒人コミュニティの中でのいじめやLGBTを絡めた社会派な作品だけど、落ち着いた雰囲気が耽美的にも感じる良作。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

戦争ものだけど、過激めなブラックジョークから始まって他作品と一線を画したコメディ映画。

ナチスの思想に染まっていた少年が、ユダヤ人の少女との出会いで心情が変化していく様子が印象的。

中盤ショッキン
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.3

実際に起こった未解決事件を元にした映画。アベンジャーズ俳優達がけっこう出てて豪華。

内容的にはフィンチャー得意のサスペンススリラーなんだけど、彼らしい引き込まれる音楽含めた演出とかキレのある画作りが
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.3

大手企業をリストラ、妻子とも決別した主人公の職業訓練校からの再スタートの中での交流を描く。

まず主演2人の演技が良かった。
でもちょっと他の方言の演技だったり、演出だったり、音響バランスだったりの邦
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BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

3.5

押井守が若手育成のために開いた「押井塾」に参加した神山健治、藤咲淳一が提出した企画を起点とした作品。

セーラー服姿の女子高生と怪物の戦い。短いのがもったいないけど、高クオリティなアニメーション。

獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

4.0

『AKIRA』、『攻殻機動隊』などとともに海外の日本アニメブームを始まりを牽引した作品。

セル画と時代劇町作品がマッチしていて芸術美しさ。アクションシーンも今でも通じるほど上出来。

ストーリーも簡
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東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

3.6

セレソンとして使命を背負った主人公が、結局最後まで運命に翻弄されていくようなラストがちょっと寂しさを感じた。

OUTSIDEの下したゲームの結末から、もっと報われたラストになることを期待していたから
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東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

3.6

攻殻機動隊SACの神山健治が監督脚本したアニメシリーズ劇場版。

アニメ最終話から直接続くストーリーになっている。

「月9ドラマを観る人が観られるように」という要望を汲み取ったロマンス要素も魅力。

老人Z(1991年製作の映画)

3.7

大友克洋原作脚本、江口寿史キャラクターデザイン。
高齢化社会問題とSFを組み合わせ内容。

メカニックなアクションに大友節を感じる。AIの暴走的な現代にも通じるテーマを当時からやってたのはさすが!

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.6

小児精神科の主人公と死者が見えるという第六感を持った少年のの交流を描いた映画。

ラストのどんでん返しがなんと言っても!!!
泣かせられたかと思えば衝撃の真実。コレはネタバレ厳禁の前置きがあったのもう
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

1969年ポランスキーの妻で女優のシャロン・テートがチャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件を背景にハリウッド映画界を描いた作品。

苦手めなタランティーノ作品で2時間半の長尺なんだけど豪華キ
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.6

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督によるストップモーションアニメ作品。

前途の作品同様に、ティムバートン的な気味の悪い世界観が惹きつけられる。ストーリーもストレンジャー・
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

北野たけしの自伝的小説原作。劇団ひとり脚本、監督。

いや〜おもしろかった!芸人のロマンや情熱がこもった傑作。そして事実に基づいたストーリーなのが感慨深い。観るまでは知らなかった深見千三郎という伝説と
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