たますけさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

たますけ

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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー映画なのだけど、ハンパなスパイ映画より怖くて面白かった。今どきの政治活動は上手くSNSを利用したほうが勝ちで、そういう意味ではナワリヌイ氏のやり方はとても上手いと思う。
世論を動かせる
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

すごい空気感。
シンプルな絵柄なのに北極圏の過酷さがピリピリと伝わってきた。
そして主人公サーシャの逞しさもしっかり描いてあってグッと惹き込まれた。
特に後半、ストーリーがたたみかけるように展開されて
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

オープニングからラストまで一気に走り抜ける疾走感が凄かった。
中弛みもなくずっと手を握りしめて見てたっけ。
ツッコミどころも満載だけど、途中からそんなこともどうでも良くなっちゃった。これがエンタメの力
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.8

原題が「The Savior for Sale(販売者のための救世主)」
そのまますぎてウケる。
端的にいえば、13万円で買った絵画がクリスティーズで510億円落札される過程を描いたドキュメンタリー映
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.3

主人公の生き方の不器用さに少し共感できた。
不況でスーツの仕立てが減って破産寸前になり、リヤカーでドレスを売り始めるのはイマドキだなと思った。
淡々と進むストーリー。手先は器用だけど無口な主人公。
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ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

3.8

昭和の昔、バッグや靴下、お皿やネクタイ、何にでも「ピエール・カルダン」と記してあったのを記憶していて何でも屋なのかと思いきや、初めて商品にロゴをつけた人だったのね。
時代の最先端を歩き続けた人だった。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

先に原作の「エール!」を観てしまっていたので感動ポイントが分かりすぎて、新鮮な気持ちで観られなかったのが残念。
ラストは原作に忠実だったし、原作よりエンタメ色が強く出ていて見やすくなっていた印象です。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

続編ということで期待値低めで臨みましたが、舐めてましたすみません。
冒頭の「デンジャーゾーン」から全てを持っていかれました。
あんなのズルいや。
要所要所で感じる前作への愛とリスペクト。
アイスマンと
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.8

原作のファンです。
年代と国の設定を変えられた。
アンドロイドのピートも原作にはなかった設定。
他はおおよそは原作の通りだった。(ヒロインの年齢が違うか)

だからストーリーは分かってしまっているけど
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.6

ストーリーが四章に分かれていて、第二章まで柳楽優弥が第三章から田中泯が北斎を演じている。
なので、第二章から第三章のギャップが凄い。
第一章は北斎が「江ノ島春望」を描くまで、第二章は子供が生まれるまで
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.6

この映画は真田広之に尽きる。
B級らしい良さもある。
そしてゴリゴリの東洋系アクションとゲームっぽいグロさも。
何だか妙にワクワクしましたねぇ。
続編にもスコーピオンが出てくれますように。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

この展開ってどこかで見たような。
韓国版「北の国から」じゃないの?
いきなりトレーラーハウスで農業を始めてしまう父親は、いわゆる黒岩五郎じゃないの?
確かに良いヒューマンドラマだと感じたけど、デジャヴ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.2

吹替版

殺伐としたニュースしか流れてこない今の世情でこの映画を観ると瞳と耳が浄化させられました。
とても癒されたー。
カラフルでノリノリでエンタテイメント感たっぷり。
あいかわらずコアラの自転車マナ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.8

声優目的で見ました。
ストーリーが中途半端なところで終わった感があったのですが、やはり三部作だったのですね。
個人的には櫻井孝宏(フーシー)の使い方がとても好みでした。
ムゲンもとても良かった。
何と
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

マ・ドンソクの、マ・ドンソクによる、マ・ドンソクのための映画だった。
人間サンドバッグのシーンでヒエッってなったし、素手でナイフを掴みに行くのギャッてなったし、クルマに轢かれても死なないのハルクみたい
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.0

原作はディケンズなのですね。
「クリスマスキャロル」は大好きで毎年年末になると読んでる。
船底のお家がとてもファンタジックで魅力的だった。
キャラクターがそれぞれ濃くてお腹いっぱいになりました。

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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

スケールがデカすぎる。
神々のくせに内輪揉めが多すぎる(神話あるある
イカリスがエゴイストだったり、スプライトが未成熟だったり、
セルシが弱く揺れがちだったり、
みんなが万能じゃない感じがとてもクロエ
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.8

原作未読。
最初のドラマも未見、NHKの黒木華主演さんの連続ドラマは見てました。とても丁寧に作られていて良い話だったのを覚えている。
今回、主役の女優さんが確かに「下がり眉」で可愛かった。
お料理もそ
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.0

受験に落ちた息子の自殺未遂から始まるという重めのオープニングに反して、笑えたし、心温まる展開だった。
学生時代の寮仲間のエピソードがとても良かった。
体育祭で勝つためにアルコール断ちをして倒れた先輩の
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

これは凄い。
IMAXで観たけど圧倒的映像体験。
全てがネタバレになるのであえて感想を書きませんが、前作FFHで感じた疑問を全部回収していった。
スパイディの成長に胸が熱くなりました。
「大いなる力に
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.0

原作未読ですが読んでみたくなりました。
出演者の顔が良すぎる件と滝藤賢一がいい味を出してた件。

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.8

一連の繋がりがシンプルになっててストーリーも分かりやすかった。
中華VSアメリカ 功夫VS空手
いわゆる勧善懲悪モノなのだけど、きっとひと昔前なら日本人が敵役だったんだろうな。
それでも唸るアクション
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.5

良心的兵役拒否者という言葉を初めて知った(無知ですみません
印象的だったのは主人公の「間違っていると思うことを決してやらない」という台詞だった。
その意思の固さは周りの者にも災いが及ぼす。
しかし、閉
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マネキン(1987年製作の映画)

3.5

懐かしいなぁ。スターシップが歌う主題歌が大好きだった。
ファッションもカラフルで今見ると新鮮だったりする。
主人公が乗ってるハーレーがカッコよかったな。
シンプルでわかりやすいストーリー。
ホリディシ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

父娘の感動物語だと思って観たらホラーだった件。
アンソニーホプキンスの演技がひたすら凄すぎて、こちらまで痴呆症になった気分になる。
これを観るまでは痴呆症になった当事者は楽なんじゃないかと勝手に思いこ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.9

シャアの反乱から12年後のU.C.0105。
腐敗が進んだ地球連邦政府が民間人を宇宙に連行する“人狩り”を強行する中、地球連邦軍大佐ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが指揮する反地球連邦政府組織の「
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

マーベルにしてはファンタジー要素が強い。
あのSF感を楽しみにしていると肩すかしをくらうので評価が分かれるんだろうなぁ。
自分はファンタジーも好物なので楽しく見られました。

しかし、シャンチーのお母
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.5

アメリカ人、よく喋るなぁって口を開けて見てた。
まさに立て板に水。
それは講演だから当たり前なんだろうけど、言葉の文化の国だと感じた。
だからこそ図書館の意味合いが日本とは少し違ってくる。
ありとあら
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

グリーフワーク。壮大な喪失の物語。
確かに観る人を選ぶ映画だなと思った。
元々、我々は見えない糸で現実に繋がれている。
それが夫婦であったり子供であったり故郷であったりするわけだけれど、その自分を結ぶ
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マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.6

ブラジルのピアニスト。ジョアン・カルロス氏の人生を追ったヒューマンドラマ。
まだ81歳で御存命なのにこんなに赤裸々に描いていいんですかね。汗
ピアニストというより、もはやピアノオタク。
ピアノ以外の要
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

すごいエネルギッシュ!!何というパワー!!
ウッドストックと同じ年に開催されたイベントなのに全然知らなかった。
凄すぎてちょっとビックリした。
ドキュメンタリー映画というより音楽の歴史ですよねこれは。
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

シャラメさま目的で見たのだがとても重かった。
依存症者が依存症にならざるを得ない過程が淡々と描かれていて、こんなに胸に刺さるのは何故だろうと思ったらノンフィクションだった。
心にポッカリ空いた穴を埋め
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

モブキャラが勝手にレベル上げしていく場面で鳥肌が立った。(ライアン・レイノルズがめっちゃキュートね。)
自分も長年ゲームをやってる類だけどその概念は全くなかったわ。ストーリーというより設定が驚くほど凄
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

この映画を見終わってから、ずっとApplemusicでビートルズを聴いているのですが多幸感に包まれますね。
それほどビートルズ以前と以後では世界の音楽の質が変わったと思う。
そのビートルズが存在しない
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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

4.0

監督のお子さんが産まれたシーンから映画が始まるので、一種の理想主義の崇拝的な映画かと身構えましたが(前半30分はそんな感じだった。)少しずつムヒカ元大統領の人柄が見えてきて、彼のスピーチやインタビュー>>続きを読む

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

3.4

Filmarksの上映会にて鑑賞。
カルトでグロいと噂だったのでドキドキしながら観てた。ミュージカル仕立てだったのが意外だった。またそれが不気味ではあったけど。
ミッドサマーは村社会の怖さ、ウィッカ―
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